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会津地方01(会津坂下町): 人情味溢れる酒蔵~その1~(ハマナカアイヅ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年3月26日更新

会津盆地の西に蔵を構える「曙酒造」

 戊辰戦争の舞台にもなった鶴ヶ城がある会津若松から、電車かバスで約40 分。

 豊かな水資源に恵まれた人口1 万6千の町、「会津坂下(あいづばんげ)町」。

 国道両側に高く積み上げる積雪や路地裏に凍り付いた路面に、三連休に襲来していた寒波の猛威が伺える。

 町中をしばらく散策すると、どことなく日本酒ならではの芳醇なにおいがしてきた。

 それに従い、難なく今回の取材の目的地――「曙酒造」にたどり着くことができた。

 明治30 年創業の曙酒造は、地元米を使った酒にこだわり、地元蔵人と家族だけで酒造りをする小さな蔵だ。主力商品の日本酒大吟醸「天明」は、屋号の「曙」と同じ夜明け前を表しており、全国の鑑評会でも高い評価を得てきた。

 酒蔵を案内して頂いた鈴木孝教・営業部長によると、同商品は全国流通しているが、「特約店制度」で限られた販売先のみ購入可能だという。

 「特約店制度」とは、「販売先が酒造を見学」と「酒造が販売先を下見」と取引の双方が行われた仮契約のことだ。

 酒造が愛情を注いで作った商品を我が子のように愛し、いい「嫁ぎ先」と結びたい気持ちは、なんとなくわかるような気がする。
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真冬の会津坂下町

曙酒造の入り口

<その2>  <その3>  <その4(おわり)>    

(投稿者:徐)

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