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ツブ貝による食中毒にご注意を!

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年8月7日更新
 令和2年7月29日、県北保健所管内で、ツブ貝(ヒメエゾボラ)による食中毒が発生しました。
 
ツブ貝(ヒメエゾボラ)
ヒメエゾボラ
 
 ツブ貝とは、食用の巻貝の通称で、「ツブ貝」、「ツブ」等の名称で販売されていることがあります。
 このうち、エゾバイ科エゾボラ属の巻貝の多くの種(ヒメエゾボラ、エゾボラ等)及びそれ以外の一部の巻貝(エゾバイ科エゾバイ属のスルガバイ、フジツガイ科のアヤボラ及びテングニシ科のテングニシ)は、唾液腺にテトラミンという毒素を持っています。
 適切に唾液腺の除去が行われていないものを喫食すると、食後30分から1時間で、頭痛、めまい、船酔い感、酩酊感等を発症する可能性があります。なお、これまでに死亡例はなく、通常数時間で回復します。

   厚生労働省ホームページ「自然毒のリスクプロファイル:巻貝:唾液腺毒」へリンク

 ツブ貝による食中毒発生を防止するため、関係事業者及び県民の皆さまにおいては、以下の点にご注意ください。

事業者の皆さまへ

 ツブ貝を販売するときは、唾液腺を除去して販売しましょう。
 また、唾液腺を除去せずにツブ貝を販売するときは、購入者に対して、ポップ表示等により、唾液腺が有毒であるため適切に取り除いてから調理・喫食をするよう注意喚起をお願いします。

県民の皆さまへ

 ツブ貝は、唾液腺を取り除いてから調理して喫食するようお願いします。
※ テトラミンは、熱に強く、通常の調理では無毒化されません。また、唾液腺を除去せずに加熱調理すると、テトラミンの一部が筋肉、煮汁等に移行することが知られています。

唾液腺の除去方法

  1. 殻から身を取り出し、肉と内臓に切り分ける。
  2. 貝蓋がある面を下にして、肉の中心に縦に切れ目を入れる。
  3. 肉から唾液腺(乳白色・淡黄色で、左右1個ずつある。)を取り出す。
  4. 唾液腺が残っていないことを確認し、十分に水洗いをする。

    札幌市ホームページ「テトラミン(ツブ貝)による食中毒」で詳しく図解されていますので、御参照ください。


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