ふくしまの花を愛でるライフスタイル

１　花を愛でるライフスタイルとは

　県民の皆さんや企業・団体、自治体などあらゆる方々が、さまざまな場面で花を飾り、育て、見て伝えるなど、花を愛でる生活や活動を通じて、ふくしまならではの花を理解し、花に囲まれた豊かで心穏やかな日常を送り、花で飾られた空間で住む人や訪れる人が感動と安らぎが得られるよう、花に親しむためのスタイル

２　策定の趣旨

　花は美しさにより人々の心を癒し、心豊かで健康な暮らしをもたらすといわれています。しかし、冠婚葬祭や季節行事のあり方が変化し、花に触れる機会が少なくなっています。

一方で、テレワークの増加等、生活様式が大きく変化する中で、花に触れることによる癒しの効果が見直されています。

　本県産のトルコギキョウが東京2020オリンピック・パラリンピックのビクトリーブーケとして使用されたところであり、大会後のレガシーとして、日常的に花を利用する気風を新たなライフスタイルとして定着するとともに、県産花きの需要を拡大することを目的に策定しました。

３　花を愛でるライフスタイル実現のための具体的な取り組み事例

（１）日頃の生活に花を取り入れましょう

　毎日の生活に花を取り入れることで、気分や雰囲気がよくなることが知られています。

　日々の暮らしの中で花を生けたり、親しい人に花を贈るなど、毎日の暮らしに少しだけ彩りを加えてみましょう。

【花を取り入れたスタイルの例】

・テーブルフラワーなどカジュアルに花を飾る

・花と器、インテリアなどと組み合わせて部屋を彩る

・プレゼントに花を添える

・寄せ植えやガーデニングなどを家族や仲間と楽しむ

・母の日、父の日、誕生日や結婚記念日などの特別な日に花束を贈る

・五節句やクリスマス、ハロウィンなど、季節の行事に花を飾る

（２）花で施設や地域を飾りましょう

 人の目に触れる花には、おもてなしや癒しなどの効果があります。また、花の植栽などを通じてコミュニケーションの幅が広がることが期待できます。

様々な場面で花を飾るなど、花に触れる機会を活用し、地域の絆、つながりを深めましょう。

【花を取り入れたスタイルの例】

・公共施設（県・市町村庁舎、学校、図書館、駅、空港など）や商店街、旅館・ホテル、社会福祉施設、病院、民間企業の建物などに積極的に花を飾る

・地域ぐるみで沿道や遊休農地への花の植栽などで地域を花で飾るとともに、花を通じて住民間、世代間の交流を深める

・イベント、催事、講演会などでは積極的に花を飾り、花に触れる機会を増やす

（３）花を楽しみ、魅力を共有しましょう

花は、季節を感じ、伝統的な文化活動に活用されてきました。花の美しさと花を飾ることによる効果は、様々な分野で活用できます

花を楽しみながら、花の魅力を積極的に共有しましょう

【花を取り入れたスタイルの例】

・児童生徒をはじめとして、子どもから大人までの幅広い年代で、「花育」に取り組む

・花のある風景や観光地に積極的に足を運び、花のある地域の魅力に触れる

・展示会、品評会、イベントなどで花を観賞し、花の魅力を感じる

・生け花、盆栽などの伝統文化やフラワーアレンジメントなどで花を楽しみ、魅力を共有する

・花に触れるツアーやイベントに参加し、SNSなどで発信し、共感する

４　参考資料

「ふくしまの花を愛でるライフスタイル」の提案 [PDFファイル／149KB]

「ふくしまの花を愛でるライフスタイル」リーフレット [PDFファイル／1.09MB]