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長周期地震動により緊急地震速報が発表されるようになりました

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年3月15日更新

1 長周期地震動とは

 地震が起きると様々な周期を持つ揺れ(地震動)が発生します。ここでいう「周期」とは、揺れが1往復するのにかかる時間のことです。南海トラフ地震のような規模の大きい地震が発生すると、周期の長いゆっくりとした大きな揺れ(地震動)が生じます。
 このような地震動のことを長周期地震動といいます。
 建物には固有の揺れやすい周期(固有周期)があります。地震波の周期と建物の固有周期が一致すると共振して、建物が大きく揺れます。
 高層ビルの固有周期は低い建物の周期に比べると長いため、長周期の波と「共振」しやすく、共振すると高層ビルは長時間にわたり大きく揺れます。また、高層階の方がより大きく揺れる傾向があります。
 長周期地震動により高層ビルが大きく長く揺れることで、室内の家具や什器が転倒・移動したり、エレベーターが故障することがあります。

長周期地震動のイメージ

 固有周期が 1 ~ 2 秒から 7 ~ 8 秒程度の揺れが生じる高層ビル内における、地震時の人の行動の困難さの程度や、家具や什器の移動・転倒などの被害の程度から 4 つの段階に区分した揺れの大きさの指標を長周期地震動階級と言います。長周期地震動階級毎の人の体感と室内の状況の関係性は以下の図のとおりです。

長周期地震動階級毎の被害

 長周期地震動について(気象庁ホームページ)はこちら

2 長周期地震動による緊急地震速報について

 令和5年2月1日から、長周期地震動階級が3以上が予想される地域に、緊急地震速報が発表されるようになりました。

緊急地震速報発表条件、発表地域
発表条件

震度5弱以上を予想した場合
      又は
長周期地震動階級3以上を予想した場合 ← 令和5年2月1日から追加

発表地域

震度4以上を予想した地域
      又は
長周期地震動階級3以上を予想した地域 ← 令和5年2月1日から追加

  緊急地震速報が震度により発表された場合でも、長周期地震動階級により発表された場合でも、取るべき防災対応は同じで、身を守る行動を取ることが大切です。緊急地震速報が発表されたら、まずは身を守る行動を取り、揺れが収まるまで行動を続けましょう。

 地震に対する備えについては「地震・津波災害対策のすすめ」をご覧ください。

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