点字広報ふくしま第327号
ふくしまデスティネーションキャンペーンが始まります!
県では、4月~6月にふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)を開催します。この機会に、県外から多くの方々に来ていただくだけでなく、県民の皆さまにも、観光を楽しみながら地域の魅力を再発見していただくため、ふくしまDCでは特別な企画を多数開催いたします。この春はぜひ、県内各地へお出かけください!
ふくしまDCとは?
JRグループと県、市町村、地域の観光事業者などが連携して行う大型観光企画で、昨年のプレDC、今年のDC本番、来年のアフターDCと、3年にわたって本県の魅力を発信する一大プロジェクトです。昨年実施したプレDCでは多くの方々にご来県いただき、目標である期間中の観光入込客数1,500万人を達成することができました。
ふくしまDCキャッチコピー「しあわせの風ふくしま」
キャッチコピーには、「新たなしあわせの風が福島に舞い込んでほしい」という願いと、「復興が進む福島の風を感じていただきたい」という思いが込められています。
福島から生まれる前向きな風、あたたかい風を感じて、全ての方々に笑顔になっていただけるよう、自然や絶景、食や発酵、歴史や文化、体験や復興などの4つのテーマに沿って、春の福島の旅をご提案しています。
ふくしまDC期間中はイベント盛りだくさん!
満開の桜を楽しめるお祭りからアクティビティまで、プレDCでも好評だった企画をご紹介します。
🌸桜の名所を巡ってみよう!🌸~各地のさくらまつりをピックアップ~
●喜多方さくらまつり(喜多方市 日中線しだれ桜並木)
開催時期:4月中旬~
自転車歩行者道として整備した日中線跡に約3キロメートルにわたって約1,000本のしだれ桜が植栽されています。
さくらまつりの期間中、市内では市民団体や市内事業者などによる期間限定メニューやイベントが楽しめます。
●白河小峰城さくらまつり(白河市 小峰城・城山公園)
開催時期:4月中旬
白河市内の地場産品販売ブースや露店グルメが楽しめます。かつて同じ藩主が治めていた縁から参加する埼玉県川越市の「川越藩火縄銃鉄砲隊保存会」が披露する、迫力満点の甲冑武者行列と火縄銃の演武は必見です。
●夜の森桜まつり2026(富岡町 夜の森桜並木)
開催日:4月4日(土)~5日(日)
約2.2キロメートル続く「桜のトンネル」は圧巻の景色です。まつりでは有名ゲストの豪華ステージを開催します。ふくしまDCに合わせて町内周遊バスも運行予定です。美しくライトアップされた夜桜もまた見応えがあります。
【インフォメーション!】
〇県では、3月下旬から6月まで、花の名所を巡る「フラワースタンプラリー」を今年も開催します!「花の王国」と呼ばれる福島のさまざまな花の名所をこの機会にぜひお楽しみください!詳細は順次公開しますので、ふくしまDC特設サイトからご確認ください。
●信夫山「アドベンチャー・トラベル」体験(福島市 信夫山)
開催日:毎週土曜日、日曜日 ※事前申込制
古くから山岳信仰が根づき、修行僧が修行を積んだ「信夫山」で、トレッキングにピクニックの要素を加えたガイド付きツアーを実施します。
●相馬野馬追(南相馬市 雲雀ヶ原祭場地ほか)
開催日:5月23日(土)~25日(月)
総勢約400騎の騎馬武者が壮大な時代絵巻を織りなす国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」。ふくしまDC開催に合わせて特別観覧席を新設しています。
●月待ちの灯り(磐梯町 史跡慧日寺跡)
開催日:5月下旬頃
会津の仏教文化発祥の地とされる慧日寺。歴史と幻想が交錯する夜、約1,000個の灯ろうが史跡慧日寺跡を優しい光で包み、幽玄の世界を演出します。
●FUJINUMA GREEN DAYs~未来へつなぐレイクサイドフェスタ~(須賀川市 藤沼湖自然公園)
開催日:5月30日(土)~31日(日)
温泉やキャンプ場などが整備され、自然とともに過ごす豊かな時間を楽しめる藤沼湖自然公園で「自然との共生」をテーマに、昨年初開催されたアウトドア複合イベントを今年も開催します。
地域の宝を再発見!
魅力ある観光資源を、地域の皆さんの創意工夫で「地域の宝」へ磨き上げています!
●鶴ヶ城 和船体験~霧幻峡の渡し~(会津若松市 鶴ヶ城)
開催時期:4月~(予定)
会津若松市のシンボルである「鶴ヶ城」のお堀で和船を特別に運行します。
ボランティアガイドによる史跡の解説を聞きながら、船頭がこぐ和船で約30分間のゆったりとした周遊を楽しむことができます。また、普段は見ることのできないお堀からの視点で、壮大な石垣を見上げることができます。
春は桜、夏は深緑、秋は紅葉と、四季折々の美しい景色を堪能できるのも魅力です。ここでしか味わえない非日常の体験を、ぜひご家族やご友人と共にお楽しみください。
●たぶん東北で一番早い 早朝ブルーベリー狩り体験!(郡山市 ベリーズパーク郡山)
開催時期:6月27日(土)~※事前申込制
「酸っぱい」「加工用」のイメージが強いブルーベリーですが、そのままでもとってもおいしいことを知ってもらう方法を模索していました。DCに向けた県の支援事業をきっかけに、「朝は糖度が高い」という特性を生かした「朝摘み体験」の企画を考えました。
昨年のプレDCでは、情報発信の効果もあり、県外からのお客様も増え、土日の収穫体験の参加者が約1.5倍に増えました。
DC本番でも皆さんに楽しんでいただけるように準備してお待ちしています!
●ふくしま常磐もの全力提供宣言
福島県旅館ホテル生活衛生同業組合では、加盟する宿泊施設で県産水産品「常磐もの」を提供しています!
お魚の唐揚げやお造り、あおさを使った料理やお土産が楽しめます。メヒカリや天然トラフグ「福とら」など、自慢の海の幸をぜひ味わってください。
【常磐ものとは?】
親潮と黒潮がぶつかり合う福島県沖の潮目の海。その豊かな海で水揚げされた魚は、「常磐もの」と呼ばれ、身が締まり味も良く、高い評価を受けています。
●「ふくしまアート」をテーマにした絵画制作
県は、美術館や博物館などに展示されているアート作品に加え、自然景観、歴史・伝統文化、食、人々など本県ならではの魅力を「ふくしまアート」として捉えています。これらを観光コンテンツとして発信し、誘客につなげていくため、プレDCで実施した「ふくしまアートインスピレーションフォトコンテスト」の応募作品から着想を得て、福島県在住の画家・森陽香さんによる絵画の制作が行われています。
完成した作品は県内各地での展示を予定しています。
【森 陽香さんプロフィール】
1988年鏡石町生まれ。生まれつきの脳性麻痺により両手が不自由ながら、車椅子に座り足の指に筆を挟んで作品を描いています。
主な活動実績:第8回 Art to You! 東北障がい者芸術全国公募展福島県知事賞 ほか
ふくしまDC期間中には他にも見逃せない企画が満載!
期間限定の特別な展示を、ぜひ会場でお楽しみください。
●ふしぎな生き物「ポケモン」と不思議な宇宙の謎にせまる ポケモン天文台(郡山市 けんしん郡山文化センター)
開催期間:4月11日(土)~6月14日(日)
ゲーム『ポケットモンスター』シリーズに登場するふしぎな生き物「ポケモン」。「ポケモン天文台」は、多様なポケモンのふしぎな生態と照らし合わせて、宇宙のさまざまな不思議を楽しく学ぶことができる企画展です。
©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの商標です。
●福島県政150周年・東日本大震災15年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス (福島市 福島県立美術館)
開催期間:5月10日(日)まで
世界屈指のコレクションを誇るクレラー=ミュラー美術館の名作から、ゴッホが画家を志すオランダ時代、印象派に出会い新たな表現を試みていくパリ時代、そして鮮烈な色彩表現を獲得し代表作《夜のカフェテラス》に至る南仏アルル時代の作品を展示し、彼の前半生に焦点を当てます。
近代絵画史に忘れ得ぬ足跡を残した画家、ファン・ゴッホ。その美しく壮麗な星空の表現を、ぜひご堪能ください。
●《DC特別企画》ナイトミュージアムツアー
開催日:4月4日(土)~5日(日)、4月24日(金)~25日(土)※事前申込制
通常の開館時間の終了後、夜間に大ゴッホ展をゆったりとした環境で鑑賞できる、非日常感あふれるプレミアムな体験と、ふくしまならではの観光スポットを巡る特別なツアーを実施します。
※4月4日(土)~5日(日)は首都圏発着のみを予定。
●ぐるぐる ふくしまアートスタンプラリー
県立美術館をはじめとした、県内各地の美術館や博物館など80カ所以上の文化施設のほか、50カ所以上の「ふくしまアート」スポットを巡るデジタルスタンプラリーを実施中です。芸術・文化に触れながらスマホでスタンプを集めると、すてきな商品が当たります。
県内各地の多彩な「ふくしまアート」をお楽しみください。
●ローカルアンバサダー募集中!
福島の魅力を一緒に発信してくださる「ローカルアンバサダー」を募集しています。アンバサダーの皆さんには、心のこもったおもてなしを実践していただくとともに、地域の風景や文化、食、人の温かさなどを、直接あるいはSNSを通じて発信していただいています。登録いただいた方には認定証・バッジをお渡しします。
観光関係者だけでなく、県民の皆さん一人一人の取り組みが大きな力となります。観光の担い手として、一緒に「ふくしまDC」を盛り上げていきましょう!
●DCに向けた県の取り組み
県では、観光関連事業者を対象とした観光資源の磨き上げに対する支援や、おもてなしに関する研修会を実施しています。
また、新たな観光コンテンツ造成に対する支援や、観光客の受け入れ体制の整備など、ふくしまDC以降の継続的な観光振興につなげていくために、各市町村や関係事業者と一丸となって取り組んでいます。
そのほか、全国の旅行会社に対して、福島の観光の魅力を直接紹介する活動も行っています。
今後も、より多くの方々にご来県いただけるよう、首都圏でのテレビCMや駅への広報物の設置、インターネットやSNSでの情報発信など、さまざまな媒体を活用して国内外に福島の魅力を発信していきます。
<情報ボックス>
自動車税種別割の減免申請手続きのお知らせ
身体などに障がいのある方のために使用される自動車で、一定の要件に該当する場合は、申請により自動車税(種別割)の減免を受けることができます。
減免申請期間は、4月1日(水)から6月1日(月)です。代理の方でも申請が可能です。
詳しくは、県ホームページまたは最寄りの地方振興局県税部へお問い合わせください。
◆問い合わせ先 最寄りの地方振興局県税部または県庁税務課 024(521)7070
マイナ救急について
マイナ救急とは、救急車を呼んだ時に、マイナ保険証を活用し、病歴やお薬などを救急隊へ正確に伝える取り組みです。
正確な情報を伝えることで、病院へ搬送する時に、より適切な処置につなげることができます。
マイナ救急には、健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカードが必要です。カードの携行と、健康保険証の利用登録をお願いします。
◆問い合わせ先 県庁消防保安課 024(521)7189
福島県復興祈念公園が開園します
福島県復興祈念公園は、犠牲者への追悼と鎮魂、震災の記憶と教訓の後世への伝承とともに、これからも続く復興の歩みを国内外に発信し続けることを目的に、基本理念に基づき、福島県と国との連携のもと整備した公園です。
変わらぬ追悼と鎮魂、記憶と教訓の伝承の意志。変わり続ける復興の姿。その両者を受け止め発信することを目指しています。
■開園日 4月25日(土)
■場所 双葉郡双葉町大字中野地内、浪江町大字両竹地内 外
◆問い合わせ先 県庁まちづくり推進課 024(521)7510
自転車の交通反則通告制度について
4月1日より、自転車の交通反則通告制度(いわゆる青切符制度)が始まります。信号無視や一時不停止などの危険な行為には、反則金が科される場合があります。高校生を含む16歳以上が対象です。
交通ルールを正しく理解し、お互いに思いやりを持って行動することで、交通事故のない安全な社会をみんなで築いていきましょう。
◆問い合わせ先 県庁生活交通課 024(521)7158
点字図書館だより
1.受賞おめでとうございます
当館の図書製作に尽力され、令和7年度に表彰を受けられた奉仕員の皆さんをご紹介します。(五十音順・敬称略)
◆令和7年度各種功労者知事表彰(令和7年5月15日)
髙浪 靖子(点訳)
◆福島県点字図書館長感謝状(令和7年8月3日)
阿部 朋子(点訳)、安藤 君代(点訳)、大橋 久子(点訳)、蓋 康(点訳)、齋藤 昌美(点訳)、照井 克子(音訳)、
戸部 治子(点訳)、根本 初江(点訳)、増田 英子(点訳)、矢野 敦子(音訳)
◆公益財団法人 鉄道弘済会第55回「朗読録音奉仕者感謝行事」
・校正奉仕者(全国表彰)(令和7年9月26日)
五十嵐 博子(音訳)
・朗読録音奉仕奨励賞(令和7年11月11日)
伊藤 匡(音訳)、庄司 京子(音訳)、中野 伸介(音訳)
◆「福島県社会福祉大会」における知事感謝状(令和7年10月23日)
齋藤 みどり子(点訳)
◆「福島県社会福祉大会」における社会福祉協議会会長表彰(令和7年10月23日)
阿部 由美 (点訳)、野村 秀重(点訳)
◆「福島県社会福祉大会」における社会福祉協議会会長感謝状 (令和7年10月23日)
石橋 菊子(音訳)、千代 タケ子(音訳)、中村 京子(音訳)
◆厚生労働大臣表彰(令和7年11月12日)
鈴木 惠子(点訳)
◆厚生労働大臣感謝状 (令和7年11月12日)
石井 美恵子(点訳)
◆日本盲人社会福祉施設協議会 第73回全国盲人福祉施設大会奉仕活動者(ボランティア)表彰 (令和7年11月27日)
齋藤 愛(点訳)、渡邉 美恵子(点訳)
2.「見えにくい・見えない人のための生活・福祉機器展2026」について
令和8年度は、「見えにくい・見えない人のための生活・福祉機器展2026」を開催いたします。
日程は下記のとおりです。詳細は、次号(第328号)でお知らせします。
■開催日 8月2日(日)
■会 場 コラッセふくしま(福島市三河南町)
3.点字図書を差し上げます
当館の図書整理のため、点字図書を先着順で差し上げます。図書はバインダーから外し、ひもでとじた状態で発送します。ご希望の方は点字図書貸出担当までご連絡ください。
(1)「赤い蝋人形 山田風太郎傑作選 推理篇」 山田 風太郎 著 全6巻
(2)「いちばん近くて遠い君」 ソフィー・ペンブローク 著 全3巻
(3)「彼女が言わなかったすべてのこと」 桜庭 一樹 著 全5巻
(4)「キングメーカー」 本城 雅人 著 全7巻
(5)「ジャベリン・ゲーム サッチョウのカッコウ」田村 和大 著 全5巻
(6)「十三夜の焔」 月村 了衛 著 全5巻
(7)「デジタル医療現在の実力と未来 患者+医師だからこそ見えた」 高尾 洋之 著 全3巻
(8)「投身」 白石 一文 著 全4巻
(9)「華の譜 東福門院徳川和子」 梓澤 要 著 全8巻
4.返却はお済みですか
当館より貸し出ししている資料(図書・雑誌)の返却はお済みでしょうか。貸出期限の過ぎている資料をお持ちの方は確認をお願いします。
◆県点字図書館 024(531)4950
みんなの広場
初めての本を読み終えて
音訳奉仕員 大場 淳子(福島市)
心底ホッとしたというのが正直な気持ちです。
本を受け取った時、最後まで読み終えられるのかという不安、苦手すぎるパソコン操作への不安、とにかく不安しかありませんでした。
講座で教えていただいたたくさんの知識を振り返り、確認しながら読み進めていきましたが、幾度となくこれでいいのかと首を傾げ、悩み、出来なさ過ぎてフリーズすることもしばしばでした。
心配だらけで提出しましたが、校正表を頂いて、こんなにも丁寧に細かい点まで校正して頂けるなら、まだまだつたない私の音訳でも何とかなるかもしれないと励まされました。
一冊目を読み終えて気づいた自分の課題点を忘れず、少しずつでも技術を向上させられるよう、これから経験を積み重ね、聞いて下さる方に伝わる音訳を目指して行きたいです。
最後に、講座でお世話になった先生方、点字図書館の職員の方々、そして一緒に講座を受けた同期の方々、皆さん優しい方ばかりで本当に感謝しています。ありがとうございます。
協力会だより
福島県ロービジョンネットワーク活動に参加
本会では、県内のロービジョンの方(視力や視野に障がいがあるが、完全には失明しておらず残された視力、視野を使うことによって、情報を得ながら日常生活を送る方)への支援を目的に、医療、福祉、教育やボランティアなどの垣根を越えて情報交換や研さんを目的とする福島県ロービジョンネットワーク活動に参加しています。
ネットワークの主な活動は、年3回開催されるフォーラムです。
昨年は6月に「視覚に障がいがあっても大丈夫!私が選んだ道」をテーマにパネルディスカッションを、また11月には「在宅(オンライン)でできる視覚障がい者のための就労訓練」をテーマにハイブリット形式で開催されました。
本会では、当フォーラムなどを通して日常生活用品(用具)の入手などについての相談やあっせんを行っています。日常生活用品(用具)には、目が不自由でない方でも使うととても便利な用品がたくさんあります。詳しくは、事務局までお問い合わせください。
~名刺・封筒に点字印刷を~
本会では、名刺・封筒に点字印刷を行っています。
点字を印刷した名刺は、点字の丸いふくらみを通して、渡された方に温かな気持ちが伝わります。
また、点字の封筒は、触っただけで「〇〇からの封筒」であることを視覚に障がいのある方に伝えることができます。
バリアフリーの一環として、新しくつくられる名刺・封筒に、点字を印刷してみませんか。
詳しくは、事務局までお問い合わせください。
◆県視覚障がい者協力会 024(533)4085(FAX兼用)
生活支援センターだより
センスプレーヤーの拡張機能について
センスプレーヤーの便利な機能を紹介します。
センスプレーヤーには、サピエ図書館からのデイジー図書のダウンロード・再生、音楽データの再生、ラジオ・WEBラジオの視聴、OCR技術を用いた墨字文書の音声化、その他多くの拡張機能が備わっています。今回はそのうちの一つ、Copilot(コパイロット)について紹介します。
このアプリはAIとの会話を通して、さまざまな情報を入手できるアプリです。最近有名なChatGPTのようなものと考えていただいて問題ありません。文字で質問を送信するか、合成音声のAIと会話することで、インターネットを通じて適切な情報を伝えてくれます。例えば、明日の天気であったり、電車やバスの時刻であったり、使い方は無限大といっても過言ではありません。
ではこのアプリの利点と欠点についてお話します。
利点としては、文字入力が苦手な方であっても、音声でのやりとりを通じて、比較的容易に情報を入手できる点です。センスプレーヤーはガラケイのような文字入力形態をとっています。素早く入力するにはある程度の慣れが必要となりますが、音声であれば入力は必要ありません。次に欠点ですが、インターネット環境が必須である点、文字入力はローマ字でしなければならない点があげられます。
最後に、このアプリケーションのインストールの方法を説明します。本体起動後、ホーム画面のすべてのアプリケーションに入り、その中のアプリインストーラーに入ります。インストール可能なアプリケーションが並んでいるので、Copilotを選択します。その後、インストールが開始され、すべてのアプリケーションのリストにCopilotが出現します。興味のある方はCopilotにチャレンジしてみてください。不明な点については、点字図書館、または生活支援センターにお問い合わせください。
◆県視覚障がい者生活支援センター 024(535)5275
福祉協会だより
同行援護の沿革と必要性
日本の障害者福祉は、2003年の支援費制度導入や2005年の障害者自立支援法制定を経て、利用者主体へと大きく転換してきました。当初、視覚障がい者の外出支援は市町村の「移動支援事業」に含まれていましたが、日本視覚障害者団体連合を中心とした当事者団体の粘り強い要望や、移動支援のあり方に関する調査研究を背景に、2011年(平成23年)、障害者自立支援法(現 障害者総合支援法)に基づく自立支援給付の個別給付として「同行援護」が創設されました。その後も2018年度の報酬改定で、盲ろう者への加算創設や人員要件が見直されるなど、サービスの質的向上が継続的に図られています。
視覚障がい者にとっての外出は、物理的な移動の困難さだけでなく、「情報の欠如」という大きな障壁を伴います。同行援護は、単なる移動の介助にとどまらず、代読や代筆を含む「情報の提供」を一体的に行う点に大きな特徴があります。これにより、外出先での掲示物や周囲の状況を把握することが可能となり、視覚障がい者の自立した生活と社会参加、さらには権利擁護を支える重要なインフラとしての役割を担っています。
障害者権利条約の批准や障害者差別解消法の制定といった社会的情勢のなか、同行援護は視覚障がい者の自己決定を支え、生活全般を豊かにするために不可欠なサービスとして確立されています。本協会は、この同行援護従事者の養成講座を平成23年から毎年実施し、800名を超える多くの同行援護従事者を輩出し、視覚障がい者の社会参加の一助を担っています。興味のある方は、事務局までお問い合わせください。
◆県視覚障がい者福祉協会 024(535)5275
