中通り23(須賀川市&玉川村):いつかあの空に(ハマナカアイヅ)
9月13日、福島空港の「空の日フェスティバル」に参加しました。
私にとって、福島空港が特別な意味を持っています。
初めて福島県に来たのは、福島空港国際便の利用でした。
いわゆる、思い出の地でした。
先日、ハガキで空港管制塔及び気象測候所の見学を申し込んだところ、なんと当選しました。
普段対外公開することの少ない施設なので、当選ハガキが届いた時に本当に嬉しかったです。
残念ながら、施設の内部は撮影禁止となりますが、それでもです。
管制塔の中では、2人の職員は常時レーダー画面越しに管轄空域内の飛行状況を分析し、機材が離着陸時に適切なアドバイスをするなど、冷静沈着な姿勢で仕事をこなしています。
また、航路の進行も安直な一直線ではなく、当日の天候や他の航路を考慮して、運航局と密に連絡を取り合わなければなりません。つまり、この仕事は決して楽なわけなんてありません。
一方、気象測候所では、随時空港周辺の気象条件を測定しています。これは、一般で知られたような天気予報のほか、専門の機械で空気中の粒子の透過率を捉えるなど、機材の離着陸に関連する気象条件を測定しているのです。
30分間の見学はあっという間に終わってしまいましたが、普段なかなか知られない空港関連の仕事の実態に触れることができましたので、とても満足しています。
この日、福島空港では施設見学のほか、航空機材の展示やヘリコプターの試乗、ソーラーパークの見学などのイベントが盛りたくさんでした。
そして嬉しいことに、フェスティバルに先立って、その日の朝に台湾とのチャーター便が運航しました。震災の影響で国際便の定期路線に運休が続くなかで、チャーター便の運航は運航再開に向けていい兆しと思います。
多様なイベントはもちろん魅力ですが、空港の本来あるべき姿は、やはり乗客の行き来を 担う交通機関だと思います。
福島空港の国際便定期路線の運航再開を切に願います。
いつか、あの空に、もう一度舞い戻りたいです。
(投稿者:徐)