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堅果類(ブナ、ミズナラ、コナラ)豊凶調査

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年10月26日更新

クマの好物!堅果類(ブナ、ミズナラ、コナラ)の豊凶状況について

【豊凶調査の目的】
 ブナをはじめとする堅果類は、冬眠前のツキノワグマが脂肪を蓄えるために積極的に食べることが知られています。
 これら堅果類の豊凶状況は、その年や地域によってバラツキがあり、ツキノワグマの行動に影響して出没頻度にも関係しています。 そのため、その豊凶状況を調べることにより、ツキノワグマの出没傾向を予測し、被害対策の参考にします。
【令和5年度の豊凶調査の結果】
 (開花調査)
    ブ  ナ … 全体「大凶作」、中通り地方、会津地方ともに「大凶作」
    ミズナラ … 全体「並作」、中通り地方、会津地方ともに「並作」
    コ ナ ラ … 全体「並作」、中通り地方では「豊作」、会津地方では「並作」
 (結実調査)
    ブ  ナ … 全体「凶作」、中通り地方では「大凶作」、会津地方では「凶作」
    ミズナラ … 全体「並作」、中通り地方では「並作」、会津地方では「凶作」
    コ ナ ラ … 全体「並作」、中通り地方では「並作」、会津地方では「凶作」
 
 令和5年度の傾向は、ブナについては全県的に実りが悪く、ミズナラ、コナラについては、中通りでは並作となりましたが、会津地方では凶作となりました。
 全体的な傾向では、堅果類(ブナ、ミズナラ、コナラ)の結実状況は昨年度に比べて悪くなっているため、冬眠する時期(12月ごろ)までクマがエサを求めて徘徊することが予想されます。
 引き続きクマの目撃情報がある場所や観光、レジャー等でクマの生息域である山林内に入る際には単独行動を避け大人数で行動する、クマ鈴を身につける等、クマに出会わないような対策を実施してください。
※この豊凶結果は、いくつかの調査地点から算出された結果となります。そのため、地域及び樹木(個体)によっては、この結果と異なる場合もありますので、予めご了承ください。

令和5年度堅果類豊凶調査の結果

令和5年度堅果類豊凶調査 結果一覧
令和5年度堅果類豊凶調査 結果まとめ