磐城海岸県立自然公園

【主な見どころ】　福島県東南部、いわき市久之浜より小名浜の三崎に至る南北に細長い海岸一帯の自然公園。海岸各地には海水浴適地が広がる。　豊間の二見ヶ浦は海上に２つの奇岩が向かい合い、伊勢の二見ヶ浦に似ているとして知られ、付近一帯には磯石が連なる。久之浜町の波立薬師はいわき三大薬師の一つで、初日の出の名勝地として日本的な風情を堪能させてくれる。　沼の内から四倉まで海沿いに走る砂浜一帯は、クロマツが防潮林として広がり、白砂青松の地として新舞子の名で親しまれている。 【動植物】　海岸一帯には防潮林を兼ねたアカマツ・クロマツが茂り、波立薬師(はったちやくし)の境内は暖地植物が多く、北限植物となっているものも少なくない。　新舞子浜には、砂丘をつくる主役であるコウボウムギ、ハマニンニクのほかにハマニガナ、ハマヒルガオなどの砂浜植物も多く見られる。　沼の内弁財天(ぬまのうちべんざいてん)の境内の沼には長さ60～70センチメートルもある大きなウナギが生息し、昭和14年９月７日、国の天然記念物に指定されている。　指定植物としてはマルバグミ、エゾノコギリソウ、コハナギク、ハマカキランなど８科17種がある。

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• 磐城海岸県立自然公園公園計画図（ＰＤＦ形式　８．４５Ｋｂ）