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【2013年12月20日(金曜日)】 Vol115

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年3月26日更新

目次

  • 日々の思い
     県教育長 杉 昭重(すぎ あきしげ)
  • リレーエッセイ
     県教育委員会委員長 小野 栄重(おの えいじゅう)
  • お薦めの一冊コーナー
  • 学校自慢コーナー
    • 矢祭町立石井小学校
    • いわき市立植田東中学校
    • 福島県立いわき翠の杜高等学校
    • 福島県立聾学校
  • お知らせ
  • 編集後記

日々の思い

「服務倫理推進員研修会」

県教育長 杉 昭重(すぎ あきしげ)
 
 タイトルに堅いものを掲げましたが、教職員の不祥事根絶は教育委員会の課題の一つです。各学校に設置されている服務倫理委員会の活動によって、その成果は出ておりますが、児童生徒が犠牲となるような重大な案件、体罰やわいせつ等の不祥事は減っていません。そこで、各学校に服務倫理推進員を置き、校内服務倫理委員会の機能強化を図るようにしました。11月29日(金曜日)、小中高、特別支援学校のすべてから服務倫理推進員811名のみなさんにお集まりいただき、研修会を開催しました。
 講義の中で、「不祥事を決して他人事とせず、自らの問題として、危機感を持って受け止め、それぞれの立場で不祥事根絶の方策を考え、実践してほしい。」と訴えましたが、私が、特に先生方にお話ししたことを、ここに改めて書かせていただきます。「教職員の不祥事はあってはならないものであり、不祥事根絶のために、2万人の教職員一人一人が高い倫理観を持ち、初心に戻って教育公務員としての自覚を持って行動しなければなりません。私の思いを申し上げます。
1.教員は絶えず児童生徒の範たるべきである。
  教職員には、果たさなければならない道徳的・社会的な責任があり、
  教育者として児童生徒から尊敬されるように倫理観や人間性を高めて
  いただきたい。 
2.教員は子どもたちの成長のためにあることを自覚すべきである。
  教師の仕事は、児童生徒を育て、児童生徒の夢を育み、それを将来に
  つなぎ、多少の困難があったとしても実現に向けて、指導、支援を
  していくことです。子どもたちの夢の実現のために全力を尽くして
  いただきたい。
3.自分の学校からは絶対不祥事は出さない。
  不祥事を起こさないという守りの姿勢に走るのではなく、むしろ子どもたちの
  ために今何を為すべきかを考えて、互いに啓発し合い、教員としての自らの
  存在意義を問い直してほしい。
以上3点、申し上げましたが、私たち教員は、一人一人が誠心誠意、教育に取り組むしかありません。日常のひたむきな教育活動の継続に努めることです。ただしその際、必要以上に萎縮する必要はありません。日常の教育活動を充実させ、児童生徒への指導をきちんとやることです。こういう職場からは、不祥事は起こるはずがないと考えます。」
 このようにお話をして、私の講義を終えましたが、この研修会と前後して、県立学校を訪問して、教職員のみなさんに私のことばで直接不祥事根絶を訴えています。年内にはすべての県立学校の訪問を終える予定です。
 小中学校については、各市町村教育委員会と連携してやっていきたいと思います。小中学校には、今、日本のトップアスリートが県内の学校を訪問して、実技指導やお話をしてくれています。その中では、夢を持つことや、継続することの大切さを熱く語ってくれています。大人も夢を持つことは大切です。私たち教員も夢を持って、子どもたちのためにがんばりましょう。
 2013年、子どもたちのためにご支援ご協力ありがとうございました。
良いお年をお迎えください。

リレーエッセイ

「大人として今子供たちにできること」

県教育委員会委員長  小野 栄重(おの えいじゅう)

 去る10月18日、私の59年目の誕生日の正にその日、私に教育委員会委員長のご推挙がございました。あまりにも重い誕生日のプレゼントになりました。
 一時は緊張で身震いしましたが、なにか運命的なものを感じつつ、私が今後の福島県の教育の充実になにかお役に立つことができるのであれば全力でぶつかっていこうと思い直し、今現在、あまりの過密スケジュールに驚きつつ、日々の仕事を務めさせていただいております。
 そんな中、最近各種行事で子供たちに接する機会が多くなって参りました。その度に感じていることなのですが、子供たちが実に元気に笑顔で挨拶をしてくれることです。そして勉強はもちろん、スポーツに文化活動に、震災前よりもさらに充実した実績を挙げていることに、私はある意味驚きの念を隠しきれません。と申しますのも、今福島県の子供たちは全国47都道府県で一番逆境の中の生活を余儀なくされているといっても過言でありません。そんな中、大人でさえ挫けそうな状況下で、気丈にもその辛さを心の中で克服しつつ前向きに進もうとしている心の強さに驚かされています。もしかしたら私たち大人が逆に子供たちからパワーをもらっているのかもしれません。
 今、私たち大人が子供たちにしなければならないこと、それは子供たちに寄り添い、子供たちの気持ちを正面から受け止め、将来の夢に向かって一緒に困難を乗り越えていくことではないでしょうか。
 今、福島の子供たちはどんな道徳の教本よりもすぐれた人生の経験をしているわけですから、間違いなく強く逞しいそしておもいやりのある子供たちに成長している気がします。
 将来、福島いや日本、そして世界に羽ばたく人材が育とうとしています。この時期の教育がきわめて大事であり、子供たちの将来を左右するといっても過言ではありません。
 私は教育委員会委員長としてこれだけは言いたいと思います。それは、この過酷な試練を子供たちに与えてしまった大人の責任と義務として、教師はもちろんのこと家庭でも地域でも全身全霊で子供たちと向き合って下さい。そして子供たちに夢と自信を持たせてあげて下さい。そしてその実現に総力を挙げて取り組んで下さい。きっと将来子供たちは応えてくれるはずです。
それは大きな大きな福島再生の力のうねりとなって!!!

お薦めの一冊コーナー

 このコーナーでは、福島県立図書館司書のお薦めの一冊を御紹介します。

おすすめの一冊  『21世紀に残すふくしまの味』   福島民報社/編 福島民報社

 綿々と受け継がれてきた県内各地の「ふくしまの味」をまとめた本書。町おこし的側面の強いB級グルメとは異なり、正月などの年中行事や慶弔ごとなど、人々の生活の節目節目に寄り添ってきた福島ならではの味があります。レシピだけでなく、由来や食文化も学べる一冊です。(県立図書館司書 S.O)
 
県立図書館024-535-3218
http://www.library.fks.ed.jp/

学校自慢コーナー

 このコーナーでは、各学校の特色ある取組を御紹介します。詳しい内容を県教育委員会のホームページで紹介していますので、御覧ください。   

『「心を込めて」温かな学校づくり』

矢祭町立石井小学校

 石井小では、全ての活動を「心を込めて」行うことで、温かな学校づくりに取り組んでいます。始業前の体力づくり、給食・・・など、当たり前のことを「心を込めて」行うことができることを目標にしています。また、地域の皆さんからは「心を込めて」支援していただいています。
 そんな学校の中心はやはり6年生です。6年生が模範となり、それを引継ぐ下級生と温かい素敵な学校を創っています。
 
 矢祭町立石井小学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
 矢祭町立石井小学校のホームページへ

『ヤングアメリカンズを体験して』

いわき市立植田東中学校

 本校の3学年の生徒は、今年度、ヤングアメリカンズのアウトリーチ(出張授業) を受講しました。わずか3時間のワークショップでしたが、生徒たちはヤングアメリカンズの団員とともに演じるので、新しい自分を発見することができたようです。
 ワークショップの成果を発表するショーでは、どの生徒も素晴らしい笑顔を見せていました。

 いわき市立植田東中学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
 いわき市立植田東中学校のホームページへ

『「保健の日」を実施しました。』

福島県立いわき翠の杜高等学校

 平成25年9月19日(木曜日)に、本校初めての試みとして、『保健の日』を実施しました。
 『保健の日』とは、「生徒一人ひとりが自分の健康課題について学び、自分の人生を豊かに暮らすために、健康について考える時間とする」ものです。

 福島県立いわき翠の杜高等学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
 福島県立いわき翠の杜高等学校のホームページへ

『地域で共に学び、共に生きる』

福島県立聾学校

 本校では「地域で共に学び、共に生きる教育」の基本理念の下、子どもたちの自立と社会参加に向けて、必要な意欲・態度や能力を育てるため、交流及び共同学習を推進しています。

 福島県立聾学校の学校自慢のページへ[PDFファイル]
 福島県立聾学校のホームページへ

お知らせ

 20日はほとんどの小中学校で終業式が行われました。クリスマスやお正月など、子どもたちにとっては楽しいイベント満載の冬休みがいよいよ始まりました。
 さて、ここからは12月のお知らせコーナーです。

県立美術館からのお知らせ

美術館への年賀状展

 毎年恒例の「美術館への年賀状展」。福島県内の小・中学生のみなさんからお送りいただいた楽しい手作りの年賀状を、エントランスホールに展示します。「美術館への年賀状展」では賞の授与は行いませんが、届けられた年賀状はすべて展示します。
 ただいま作品を募集しています。

  募集:平成26年1月4日(土曜日)必着
  期間:平成26年1月12日(日曜日)から31日(金曜日) 
  会場:美術館エントランスホール
  観覧料:無料
   詳しくはこちらを御覧ください。
   http://www.art-museum.fks.ed.jp/activity/nengajo.html
  
県立美術館 024-531-5511
http://www.art-museum.fks.ed.jp/

県立博物館からのお知らせ

けんぱくの宝2013

 期間: 開催中 ~平成26年2月2日(日曜日)
 会場: 福島県立博物館 常設展部門展示室
 観覧料 :一般・大学生 260円、高校生以下 無料  

  毎年恒例の「けんぱくの宝」展。福島県立博物館が収蔵する美術資料から粒よりの名品・優品を期間限定で御覧いただけます。
  今年は、国指定重要文化財の「椿彫木彩漆笈」や戦国時代に会津で活躍した雪村周継の水墨画、修復が終わった初公開資料などがみどころです。

県立博物館 0242-28-6000
http://www.general-museum.fks.ed.jp/

県立図書館からのお知らせ

展 示「ノンフィクション受賞図書展~時代と人の真実を見つめて~」

 期 間:開催中~平成26年3月5日(水曜日)
 場所:福島県立図書館 展示コーナー

 大宅壮一ノンフィクション賞、開高健ノンフィクション賞などの受賞作品とともに、賞の概要や作品解説を展示しています。

ふゆのおはなしかい

 「楽しい音のおはなしかい~絵本のなかからきこえるよ~」
  日時:平成26年1月13日(月曜日・祝日)13時30分から15時00分
  場所:福島県立図書館 第1研修室
  対象:小学生 25名(お申込み順 要予約)
       参加無料

  霊山こどもの村ミュージアムの小笠原恵さんをお招きし、鳥の鳴き声を再現したおもちゃ「バードコール」を作って、音の世界を楽しみます。

お申込み・お問い合わせ先:福島県立図書館 資料情報サービス部
 024-535-3218
 http://www.library.fks.ed.jp/

福島県文化財センター白河館「まほろん」からのお知らせ

震災復興・国立科学博物館コラボミュージアム in まほろん

 「まほろんに恐竜がやってきた!!」
 期間:開催中~平成26年2月9日(日曜日)     
 観覧料:無料
     詳しくはこちらを御覧ください。
     http://www.mahoron.fks.ed.jp/bosyu/2013_kyoryuten_tenji.htm
   
まほろん 0248-21-0700
http://www.mahoron.fks.ed.jp/

編集後記

 早いもので今年も間もなく終わろうとしています。どの家庭でもこの時期の年中行事となっているのが年賀状づくりだと思います。はがきを準備したり、 プリンターのインクを新調したりと、ただでさえ忙しい年末に、仕事を上乗せしてくれます。
 一方で、年が明けて届く年賀状は、同僚や友人の家族が増えていく様子や疎遠になっている知人の近況を伝え、心を温めてくれるものです。また、最近は、 家庭で写真やイラストを加工することが易しくなり、その絵柄も目を楽しませてくれます。
 県立美術館では、小・中学生からいただいた年賀状をエントランスホールに展示する年賀状展を今年も開催します。お子様が腕をふるった自慢の1枚を是非、県立美術館にお寄せください。

教育総務課長 森下 平(もりした たいら)

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