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令和2年度第1回廃炉安全確保県民会議

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年8月7日更新

開催結果

令和2年度第1回廃炉安全確保県民会議

  令和2年7月28日(火)、令和2年度第1回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議(略称:廃炉安全確保県民会議)を福島市で開催しました。

会議中の様子   会議の様子

概要

 東京電力から廃炉に向けた取組の進捗状況等について説明を受け、質疑を行いました。また、資源エネルギー庁から多核種除去設備等処理水(ALPS処理水)の取扱いと、関係者の御意見を伺う場でいただいた御意見について説明を受け、構成員から様々な御意見が出されました。主な発言等は以下のとおりです。

 

(使用済燃料プールからの燃料取り出し作業)
 東京電力から各号機の取組の進捗状況について説明がありました。
 構成員からは1号機使用済燃料プールへのがれき落下対策について質問があり、東京電力からは、プールの上にマットを設置し、がれきが落下してもプールに影響の無いようにするとの説明がありました。

(燃料デブリの取り出しに向けた作業)
 東京電力から2号機のデブリ取り出しにむけたアクセスルートの構築について説明がありました。
 構成員からは、使用済燃料の取り出した作業環境について質問があり、東京電力からは、3号機については人が立ち入れる環境であり、1,2号機でも遮蔽を設置して、ある程度人が入れるような環境を作りたいと考えているという説明がありました。

(放射性固体廃棄物の管理)
 東京電力から放射性物質分析・研究施設の設置について説明がありました。施設管理棟は運用を開始しており、第1棟は建設中、第2棟は設計中の段階で、施設管理棟についてはワークショップの設備を利用し訓練などが出来るようになっているとの説明がありました。

(汚染水対策)
 雨水流入防止工事の進捗や、放出の基準を満たしていない処理水については二次処理の試験実施を行うなどの説明がありました。構成員からは1日あたりの汚染水の発生量や対策等について質問があり、東京電力からは、150トンを目標に対策を進めていると説明がありました。

(その他の取組)
 その他の取組として、1/2号機排気筒解体の報告や、千島海溝沿いで地震が起こったときに発生する津波を想定して防潮堤を建設し、廃炉作業に影響を及ぼさないようにするとの説明がありました。

(労働環境の改善)
 労働環境改善に関するアンケートをとりまとめた結果や安全・品質向上に向けた基本的考え方と組織・要員の充実について説明がありました。

(多核種除去設備(ALPS)等処理水の取扱に関する検討状況について)
 資源エネルギー庁から、報告事項として多核種除去設備(ALPS)等処理水の取扱いに関する小委員会におけるこれまでの検討状況や、意見を伺う場でいただいた御意見等の説明があり、今後も様々な手段を用いて情報を普及させていくとともに、政府として方針を決定していきたいとの説明がありました。
 

 議長まとめ

  • 3号機燃料ハンドルの壊れたものの取り出しについて、作業に入る前にもう一度丁寧な説明をお願いしたい。
  • 処理水の問題に関していろんな意見が出たのは良かった。特に「安全・安心」の「安心」を皆さんが思っていただくためにどのようなことをしたらよいのかというところで様々な意見があった。目に見えるような形で風評被害が県内と日本全体でどういうところに生まれるのか、きちんと分析をして、そういうところにどういう情報発信が必要かをぜひ考えてほしい。

動画

 

 

 

 

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