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浜通り02(相馬市):相馬を行く!~その2~(ハマナカアイヅ)

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年3月26日更新

 相馬市松浦川地区の「相馬双葉漁業協同組合」。

 福島県の沿岸漁業及び底びき網漁業は、原発事故の影響により操業自粛を余儀なくされている。

 このような中、福島県による1万件を超えるモニタリングの結果から安全が確認されている魚種もある。このような魚種に限定し、小規模な操業と販売を試験的に行い、出荷先での評価を調査して、福島県の漁業再開に向けた基礎情報をえるために「試験操業」を行っており、平成26年1月31日現在で31種類を対象にしているという。

 もちろん、販売される漁獲物は放射性物質の検査を行っている。担当者によると、魚の生息区域や種類によって、検査の結果に大きな差が出るという。特にタコやイカ、深海魚などは細胞膜の構造上、「浸透圧」で排出しやすい体質になっているため、現在では放射性物資をほとんど検出しなくなったという。

 ここで、「そもそもなんで漁業の復興が必要なの?」と思う人のために説明させて頂こう。

 漁業の復興は、漁師のほか、物流関係者や市場の従業員、加工工場の従業員など、産業に関わった多くの人々の生活に直接結び付くのだ。

 ――漁業の復興は、相馬市の「復興の要」でもある。

 「一日も早く、昔のように東京の築地市場で常磐モン(福島沖で捕獲した魚類)が取引される活況を作りたい」

 担当者の力強い言葉の先に、漁業復興の兆しは少しずつ見えてきた。
01
組合の宣伝資料 
02
試験操業の流れ
03
漁業復興の取り組を説明する様子
04
モニタリング検査に使われる機械

<その1>  <その3>  <その4(終わり)>

 

(投稿者:徐)

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