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令和元年度第3回廃炉安全確保県民会議

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月6日更新

開催結果

令和元年度第3回廃炉安全確保県民会議

  令和元年9月6日(金)、令和元年度第3回福島県原子力発電所の廃炉に関する安全確保県民会議(略称:廃炉安全確保県民会議)を福島市で開催しました。

  会議の様子 会議の様子

概要

 東京電力から廃炉に向けた取組の進捗状況等について説明を受け、質疑を行いました。主な発言等は以下のとおりです。

(使用済燃料プールからの燃料取り出し作業)
 東京電力から各号機の取組の進捗状況について説明がありました。3号機については、燃料取り出しの様子について動画を見ながら説明を受けました。

(燃料デブリの取り出しに向けた作業)
 東京電力から1号機及び2号機の格納容器の内部調査の進捗状況について説明がありました。
 構成員からは、1号機格納容器内部調査に係る調査装置用のアクセスルート構築作業について、穴をあけた格納容器から放射性物質が外部に漏れないのかという質問があり、東京電力から隔離弁を設けて外部に漏れないようにしており、また、ダストモニタによる監視も併せて実施しているとの説明がありました。

(汚染水対策)
 汚染水対策については、今年7月に運用開始した第三セシウム吸着装置(サリー2)の処理状況や多核種除去設備等処理水の貯留の見通しなどについて説明がありました。

(その他の取組)
 その他の取組として、1/2号機排気筒の解体や2号機燃料デブリ冷却状況の確認結果について説明がありました。

(労働環境の改善)
 作業員数の推移や地元雇用率、被ばく線量の状況、熱中症発生状況などの説明がありました。

(福島第二原子力発電所の廃炉について)
 今年7月に東京電力が決定した福島第二原子力発電所の廃炉について説明がありました。
 構成員から、使用済燃料は全量を県外に搬出する方針とあるが見通しはあるのかという質問があり、東京電力から国の方針として使用済燃料は全量再処理するため県外に搬出することになっているが、いつどこにという計画は現在のところないという説明がありました。

(多核種除去設備(ALPS)等処理水の取扱に関する検討状況について)
 資源エネルギー庁から、報告事項として多核種除去設備(ALPS)等処理水の取扱いに関する小委員会におけるこれまでの検討状況について説明がありました。
 構成員からは、地元を始めとした関係者への丁寧な説明も重要ではあるが、十分理解された国民的議論をしていただきたいという意見が出されました。

 議長まとめ

  • 廃炉作業について、トラブルを振り返り、同じことを繰り返さないこと。
  • トラブルの説明については、県民の安心にもつながるため、次回から分かりやすく説明すること。
  • 多核種除去設備(ALPS)等処理水については、地元を始めとした関係者だけではなく国民的議論とし、また、県外の方にも分かってもらえるような広報を行うこと。

動画

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