Workcation in Fukushima Nature Park

EXPERIENCE 01磐梯朝日国立公園(裏磐梯)
EXPERIENCE 02日光国立公園(新甲子温泉)
EXPERIENCE 03磐梯朝日国立公園(土湯温泉・表磐梯)

INDEX

噴火による被害と恩恵
持続可能な食を学ぶ

DAY 1

BANDAI-ASAHI NATIONAL PARK

裏磐梯へ

郡山駅[集合]

裏磐梯へは、東北新幹線の郡山駅・福島駅のどちらからも車で約1時間。全員が手指の消毒を済ませて郡山駅西口を出発しました。

磐梯山ビューの道の駅で
地産地消の食事とオリエンテーション

道の駅猪苗代[昼食]

出発から約40分、これから向かう磐梯山を一望できる「道の駅 猪苗代」へ到着しました。

昼食は、「メインダイニング I(アイ)」にて会津の名物コラボである「もりそばとソースかつ丼」のセットを注文。もりそばは猪苗代産の蕎麦粉「天の香」を使ったコシのある細打ちです。麓山高原豚のロースかつをソースにくぐらせてごはんとキャベツの上にのせたソースかつ丼は、地元で愛されている会津のご当地グルメです。

食後は芝生の上で、磐梯山を眺めながら2泊3日のツアーのオリエンテーションを行いました。

磐梯山の噴火による被害と恩恵を学ぶ

磐梯山噴火記念館

これから3日間を過ごす裏磐梯を生み出した磐梯山とその噴火について、「磐梯山噴火記念館」にて館長 佐藤公さんより講演をいただきました。佐藤さんはあの「ブラタモリ」にも出演した方で、磐梯山に対する造詣の深さはもちろん、とても分かりやすい解説でも評判です。噴火の歴史や噴火の形態、被害の大きさとそこから生まれた地域の危機管理意識などについて詳しくお話しいただきました。

参加者からは、『災害以降、地元の方々の防災意識はどう変わったか。』という質問や、『いざという時に最適化された行動をとれるかどうか、常に選択肢を意識することが大事ですね。』という発言がありました。

裏磐梯に立つシュルレアリスムの館で
近代美術に触れる

諸橋近代美術館

創業者である諸橋廷蔵氏の「広く多くの方に西洋近代美術の秀作の数々を鑑賞し、感動してほしい」「美術を通して潤いのある生活を提案し、社会貢献を目指す」という意思のもと、磐梯高原に開館した「諸橋近代美術館」。アジア唯一のサルバドール・ダリ常設美術館として知られ、美術館の美しい庭園からは、壮大な磐梯山の姿を望むことができます。シュルレアリスムの巨匠ダリは、戦争や宗教、心理学などを取り入れつつ独自の表現方法で夢や心象を見るような幻想的で非合理的な作品を残し、見る者の内なる想像力をかき立てます。これらの作品鑑賞を通し、表層的なものの見方に留まらない思考法を培い、新たな価値観や行動を生み出すきっかけとすることができるでしょう。

『展示作品には、現代にも通じる問題提起が潜んでおり、考えさせられた。』『庭園と水面に映る美術館の姿もとても美しかった。』といった声が参加者から聞かれました。

持続可能な食を学ぶ

Active Resorts 裏磐梯

今夜の宿「アクティブリゾーツ裏磐梯」は、エリアの中でも逸早くロハス食育環境プログラム※に取り組み始めたホテル。ロハスコンシェルジェ 齋藤雅人さんより、これからの日本の食文化を考える講演をいただきました。冒頭の言葉は「もったいない」「命をいただく」といった日本ならではの価値観に基づき、「医食同源」「地産地消」などを絡めながら、人口増加を踏まえたフードロス問題や食材が地球環境に与える影響などの食の課題を発見し、身近な食事から見直すきっかけを与えてくれます。

参加者からは、『中高生など、初めてロハスやSDGsの概念に触れる子供たちにぜひ聞いてほしい分かりやすさ。』『もっと大人向けの踏み込んだプログラムもあるといい。』といった意見が出ました。

※ロハス食育環境プログラム
LOHAS=Lifestyles of Health and Sustainabilityの頭文字をとった略語で、健康(ヘルス)と持続可能性(サステナビリティ)を志向するライフスタイル。
「地産地消」、「身土不二」など日本の伝統的な食のコンセプト、「もったいない」や「命をいただく」といった、日本人が長く培ってきた「食」に対する価値観・世界観をロハスアカデミー公認のロハスコンシェルジェが監修する食育プログラムを学びます。

持続可能な食事を味わう

Active Resorts 裏磐梯

「アクティブリゾーツ裏磐梯」の夕食は、地域の食材や伝統料理がたっぷり楽しめるビュッフェスタイルです。その中に、銘々皿での提供や対面で一人前ずつ調理を行うライブキッチンを採り入れるなど、食べ残しを防ぐ工夫が実践されています。

「ホテル内での浄水・浄化システムも稼働しており、循環型社会に向けた取組が年々進歩しています。」と、ロハスコンシェルジェの齋藤さんが教えてくれました。

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