平成21年度版福島県男女共同参画高校生副読本からステレオタイプで決めつけていない?」のページです
ステレオタイプで決めつけてない?
固定観念(ステレオタイプ)による思い込みや決めつけがマイナスの感情と結びつくと偏見になり、ある特定の属性を有しているという理由だけで嫌ったり避けたりして差別を生み出すことがあります。
外国人というだけで
外国人というだけで、入店拒否や入浴拒否などの差別的取扱い がなされたり、賃金や労働時間に関して、日本人より不利益を受けることが起こっています。
高齢者 -年寄りの出る幕-
皆さんは、「もう年なんだから」とか「年寄りの出る幕じゃない」などの言葉で高齢者の社会参加等の機会を奪っていることってありませんか。
感染者に対する偏見
~ HIV感染者・ハンセン病 ~
感染症についての誤った知識や思い込みから感染者や患者が差別されることがあります。 ※ヒト免疫不全ウイルスに感染していても、エイズを発症していない状態のHIV感染者は、現在では、治療法の進歩により慢性の疾患ではあっても、通常の生活や仕事をすることが可能です。また、通常の生活では感染することはありません。 ハンセン病は、らい菌によって引き起こされる病気ですが、感染することは極めてまれです。現在では、すぐれた治療薬が開発され、確実に治すことができます。
みはるの言っていた「男は理系が得意で、女は文系が得意なんてのも実はそれよね」という発言についてどう感じましたか。 「男はこうあるべき」「女はこうあるべき」などの思い込みや決めつけは、社会や文化の影響によって作られたステレオタイプの一つであり、時代や文化によって異なるものです。 「ジェンダー」(下のTerm参照)に敏感な視点を持って、身の回りをはじめとした全ての面を見ることは、皆さんの将来を考えたり、偏見・差別などの人権侵害を正しく理解するために最も重要なことです。
Term ジェンダー
生物学的な性別を示す「セックス」に対し、「男は仕事、女は家庭」といった固定的役割分担意識など社会的文化的に作られた性別を示す概念を「ジェンダー」という。また、「ジェンダー」は、時代や文化によって異なる。