中通り40(二本松市):二本松の春だより―後篇―(ハマナカアイヅ)
岳温泉の桜坂
二本松市の春はまだまだ続いています。
後篇では、岳温泉にある「桜坂」にスポットを当てたいと思います。
今年は暖冬のため、二本松市内の桜は全般的に開花が早かったが、ここ岳温泉は高地にあるため、4月16日にようやく見頃を迎えていました。
「桜坂」とは、温泉街のメイン通りから鏡ヶ池まで、約200メートルの桜のトンネルのことです。
車なら、30秒で走破できるほど(動画 [mpegファイル/47.19MB])の距離だが、ゆっくり歩けば思わぬ発見もあります。
例えば、一見普通の街灯でも、きちんと温泉街としての主張がなされています。
例えば、満開のさくらの真下に、岳温泉の引き湯と木管についての説明案内板が立てられています。
例えば、そよ風が吹いた夜にここを通れば、自然にあの国民的桜ソングを口ずさんで歌いたくなります。
桜シーズンが終わる前に
この記事を掲載する頃には、恐らく二本松市の桜シーズンはすでに終わっているのでしょう。
思えば、今年は文字通りにサクラ前線を追いかけていました。
定番の福島市の花見山も、独特な魅力を堪能した二本松市のサクラの木々も、
そして、
小野町の夏井川千本桜、三春町の滝桜
川俣町の駒ザクラ、会津美里町の米沢の千歳サクラ、
鶴ヶ城のソメイヨシノ、三島町のカタクリとオオヤマザクラ……
まだまだ伝えたい福島の春景色がいっぱいあります。
そして、この美しい春景色を、僕の母国・中国の方々にも伝えたいと思います。
「福岛欢迎大家的到来」 (ふくしまへようこそ!)
嬉しいことに、4月18日と19日に、中国からの観光客が団体ツアーで福島県を訪れました。
奇しくも、宿泊先は岳温泉の桜坂にある温泉ホテルでした。
震災や原発事故の影響で、国外の観光客はなかなか回復できない中、一つの明るいニュースとも言えます。
二本松の春だよりは、きっと中国の観光客にも届いたのでしょう。
もっと、福島県の良さを、中国人の方を含めてより多くの人に理解してもらいたいです。
これは、僕の交流員としての役割で、最大のやりがいでもあります。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。
(投稿者:徐)