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県中地区の巨木を紹介します

印刷用ページを表示する 掲載日:2018年9月12日更新

 福島県が平成28・29年度に行った巨木調査の結果を公開しています。

ふくしまの巨人たち (県中地方)

紅枝垂れ地蔵ザクラ    郡山市

 
紅枝垂れ地蔵ザクラ 

 来歴不詳の地蔵堂の脇に生えている巨木である。樹姿も整い桜本来の特徴を表わし、樹勢も良好である。一説には、三春の滝ザクラより分かれた子桜であるとも伝えられる。

■樹 種  エドヒガン   ■樹 高  18.0m

■幹周り  4.9m  ■樹 齢  400年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市中田町  (森まっぷで表示)

菅布彌神社の大ケヤキ    郡山市

菅布彌神社の大ケヤキ 

■樹 種 ケヤキ   ■樹 高 25.0m

■幹周り 5.55m  ■樹 齢 350年

◇市指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市中田町  (森まっぷで表示)

鹿島大神宮のスギ      郡山市

鹿島大神宮のスギ 

■樹 種 スギ  ■樹 高 33.0m

■幹周り 5.3m    ■樹 齢 400年

◇県指定緑の文化財

所在/郡山市西田町  (森まっぷで表示) 

夏出の大イチョウ      郡山市

夏出の大イチョウ

■樹 種 イチョウ  ■樹 高 40.0m

■幹周り 10.5m     ■樹 齢 420年

◇市指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市逢瀬町  (森まっぷで表示)

飯盛寺のコウヤマキ      郡山市

飯盛寺のコウヤマキ 

■樹 種  コウヤマキ  ■樹 高  30.0m

■幹周り  6.3m    ■樹 齢  390年

◇市指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

舘の大マユミ      郡山市

舘の大マユミ

■樹 種 マユミ   ■樹 高 7.3m

■幹周り 3.55m    ■樹 齢 340年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

愛宕神社のサワラ      郡山市

愛宕神社のサワラ

■樹 種 サワラ   ■樹 高 36.0m

■幹周り 5.5m   ■樹 齢   420年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

赤津のカツラ      郡山市

赤津のカツラ このカツラには、次のような伝説がある。「昔、山の仕事にこの大カツラが邪魔になるので、キコリが伐採しようとした。大木であるため1日では伐りきれず、1部を伐り、その日は帰った。その晩のこと、異様な呻き声が四方にきこえたという。翌日現場に行ったキコリが驚いた。昨日伐った筈の枝が元のとおりに幹についていたのである。これは神木である、と後のタタリを恐れ、その後は誰一人としてこのカツラに刃物を向ける者はいなくなった」というものである。いまも神木として敬われている 。

■樹 種 カツラ   ■樹 高 29.0m

■株立ち 15.31m  ■樹 齢  480年

◇国指定天然記念物   ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

千手観音堂の夫婦モミ-(1)      郡山市

千手観音堂の夫婦モミ-(2)

■樹 種 モミ    ■樹 高 21.0m

■幹周り 5.5m    ■樹 齢 440年

◇市指定天然記念物   ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

千手観音堂の夫婦モミ-(2)    郡山市

千手観音堂の夫婦モミ-(2)■樹 種 モミ     ■樹 高 44.0m

■幹周り 4.5m    ■樹 齢 440年

◇市指定天然記念物   ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

隠津島神社のスギ並木         郡山市

隠津島神社のスギ並木

 隠津島神社は昔九州(筑前國宗像郡元官弊大社宗像神社)から隠津島姫を勧請し、猪苗代湖の守護神として祀ったもので、古来から安積三座の一つとして知られている。この宗像三女は海の神としても知られ、農耕の元である水の神ともいわれている。

 神社本殿のある神域は、県内随一の社叢で「社の森」は境内を覆っており、千古の原始林で斧を入れられていない。ナラ、ケヤキ、トチ、ブナ、ヒノキ、サワグルミ、ホオノキ、オオシダ、タモ、シナ、カヤ、クリ、カツラ、等々200種にも及ぶ樹木は神域の静けさをいやが上にも醸し出している。特にミヅナラの下生植物は日本海型ブナ林と、太平洋型ブナ林の要素が混在し、両海洋の推移接点とみられ、その分布を知る上で貴重な地帯として注目されている。

■樹 種  スギ   ■樹 高  41.0m

■幹周り 4.8m  ■樹 齢 250~550年

◇県指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

隠津島神社の杜      郡山市

隠津島神社の杜 

 隠津島神社は昔九州(筑前國宗像郡元官弊大社宗像神社)から隠津島姫を勧請し、猪苗代湖の守護神として祀ったもので、古来から安積三座の一つとして知られている。この宗像三女は海の神としても知られ、農耕の元である水の神ともいわれている。

 神社本殿のある神域は、県内随一の社叢で「社の森」は境内を覆っており、千古の原始林で斧を入れられていない。ナラ、ケヤキ、トチ、ブナ、ヒノキ、サワグルミ、ホオノキ、オオシダ、タモ、シナ、カヤ、クリ、カツラ、等々200種にも及ぶ樹木は神域の静けさをいやが上にも醸し出している。特にミヅナラの下生植物は日本海型ブナ林と、太平洋型ブナ林の要素が混在し、両海洋の推移接点とみられ、その分布を知る上で貴重な地帯として注目されている。 

■樹 種  トチノキ ■樹 高  38.0m

■幹周り  3.3m  ■樹 齢   不明

◇県指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

隠津島神社の杜     郡山市

津 

 隠津島神社は昔九州(筑前國宗像郡元官弊大社宗像神社)から隠津島姫を勧請し、猪苗代湖の守護神として祀ったもので、古来から安積三座の一つとして知られている。この宗像三女は海の神としても知られ、農耕の元である水の神ともいわれている。

 神社本殿のある神域は、県内随一の社叢で「社の森」は境内を覆っており、千古の原始林で斧を入れられていない。ナラ、ケヤキ、トチ、ブナ、ヒノキ、サワグルミ、ホオノキ、オオシダ、タモ、シナ、カヤ、クリ、カツラ、等々200種にも及ぶ樹木は神域の静けさをいやが上にも醸し出している。特にミヅナラの下生植物は日本海型ブナ林と、太平洋型ブナ林の要素が混在し、両海洋の推移接点とみられ、その分布を知る上で貴重な地帯として注目されている。

■樹 種 カツラ  ■樹 高 34.0m

■幹周り  3.1m  ■樹 齢  不明

◇県指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

来福寺の大スギ      郡山市

来福寺の大スギ

■樹 種  スギ ■樹 高  33.0m

■幹周り 6.30m  ■樹 齢  330年

◇市指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

大仏のケヤキ     郡山市

大仏のケヤキ 

 俗に「中地の大仏」としてこの地方の信仰を集めている大仏殿の創建は、天喜5年(1057年)源義家が東北征伐のみぎり、三森峠で神仏の加護により賊徒を平定することができたので、一宇のお堂を建立し、丈六の阿弥陀佛を安置したと伝えられる。ケヤキはこのとき源義家が直々手植えたものであると伝えられる。

■樹 種 ケヤキ ■樹 高 17.0m

■幹周り 9.60m  ■樹 齢 850年

◇県指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

中地大仏境内の大ケヤキ     郡山市

中地大仏境内の大ケヤキ■樹 種 ケヤキ  ■樹 高 23.0m

■幹周り 8.5m  ■樹 齢 590年

◇市指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

中地大仏境内の大エノキ        郡山市

中地大仏境内の大エノキ

■樹 種 エゾエノキ ■樹 高 19.0m

■幹周り 4.8m  ■樹 齢 420年

◇市指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/郡山市湖南町  (森まっぷで表示)

古寺山の松並木       須賀川市

古寺山の松並木 古寺山白山寺参道の松並木である。木肌は亀の子型で、いわゆる有名な「岩瀬松」の特徴が良くでており、うっ蒼とした老松の並木である。古寺山白山寺は養老7年(723年)行基によって開山され、同僧の作といわれる聖観世音を祀っている。領主二階堂家の祈願所として、地元民のよりどころとして、信仰の厚い霊地である。 

■樹 種 アカマツ  ■樹 高 23.0m

■幹周り 2.2m  ■樹 齢 130~200年

◇県指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/須賀川市上小山田  (森まっぷで表示)

和田大仏のヒノキ       須賀川市

和田大仏のヒノキ 

 和田大仏は、平安時代(782年~1190年)の初期に、比叡山第二の祖、慈覚大師が教化のため東北地方へ下向の折、この霊地を選んで羽黒山大湧法弘院妙林寺を建立し、自作の大仏を祀ったものといわれる。ヒノキは文安3年(1446年)に住職明栄和尚が寅年に因んでササ(オカメザサ)とともに植えたものと伝えられる。ここの磨崖大仏は、鎌倉時代(1190年~1329年)初期の作といわれ、子育ての母乳が出るよう地方人の祈願が絶えなかった、という。

■樹 種 サワラ ■樹 高 34.0m

■幹周り 4.8m  ■樹 齢 570年

◇県指定緑の文化財

所在/須賀川市和田  (森まっぷで表示)

藤沼神社の大スギ         須賀川市

藤沼神社の大スギ 

 古い文献にある富士沼荘(不時沼)の地名に由来する藤沼神社の境内にある。4本が枡形状に並んで生えていたことから、枡形杉とも呼ばれているが、1本は雪により折損してしまい、現在は3本だけとなっている。いずれにしても巨木である。

■樹 種 スギ ■樹 高 38.0m

■幹周り 4.97m  ■樹 齢 620年

◇市指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/須賀川市江花  (森まっぷで表示)

永泉寺のコウヨウザン      須賀川市

永泉寺のコウヨウザン

 このコウヨウザンは、永正14年(1517年)に永泉寺(応仁2年(1468年)創立)三代目の住職。心操全忠大和尚が全国行脚の折、四国から持ち来たって植えたものといわれる。中国原産といわれるこの木が、関東より北部にあるのは唯一で、貴重な存在である。

■樹 種 コウヨウザン ■樹 高 29.0m

■幹周り 5.50m  ■樹 齢 500年

◇県指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/須賀川市長沼  (森まっぷで表示)

護真寺のサクラ     須賀川市

護真寺のサクラ 

 護真寺は臨済宗円覚寺派の寺院である。臨済宗寺院の中にも二派があり、数少ない円覚寺派に属する。須賀川普応寺の末寺で、観応2年(1351年)に本禅等襗大和尚が開山したといわれる。境内にあるシダレザクラは開山の砌り、本禅等襗大和尚の手植えのものといわれ、信者に親しまれている。

■樹 種 エドヒガン  ■樹 高 10.0m

■幹周り 4.65m  ■樹 齢 665年

◇県指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/須賀川市横田  (森まっぷで表示)

志茂の大スギ     須賀川市

志茂の大スギ 

 後朱雀天皇の御代長暦元年(1037年)長沼維忠なる者が舘を築き、岩瀬の地方を治めていた。その子孫、隆時が文応元年(1260年)の亀山天皇の御代、日高見山に新城を築き、これより白河の結城氏等としばしば戦を行いその激戦の場所がこの地で、当時は一本杉と称していたといわれる。また、この地は応永7年(1400年)足利氏との激戦で戦いに破れ、傷つき、また死に瀕した将兵がこの一本杉の根元に集まり自害し果て、生き得た者はこの杉に死んだ戦友を託して会津に逃れたという。その死者の供養のため、土地の人々が杉の根元に地蔵を立てたともいわれる。徳川幕府の時代には奥州の鼻かけ地蔵と称され有名な地蔵であったといわれ、何時の頃からかこの形を地蔵杉と呼ぶようになったといい伝えられる。

■樹 種 スギ   ■樹 高 25.0m

■幹周り 6.80m  ■樹 齢 800年

◇市指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/須賀川市志茂  (森まっぷで表示)

勢至堂の大スギ        須賀川市

勢至堂の大スギ 

 このスギは、会津領主、芦名氏がその最盛時この地を領有していた頃ここに勢至菩薩を祀り堂を建立したときに植樹したものと伝えられる。この大杉のある勢至堂部落は、江花川の清澄な流に恵まれた風光明媚な地にあり、過ぎし世、茨城街道沿いの山間の小邑として、白河、会津の駅亭であったといわれている。歌人泉圖(本居宣長の門人、和人直国)がかつてこの駅に来たり、この大杉の元に宿って下記の一首を詠じたといわれている。「勢至堂という所に宿りけるに、夜雨打ちしきりて物すごかりければ、夜ただ降る雨の音のみまくらにて明けてゆくまでともしびもなし」。

■樹 種  スギ  ■樹 高 36.0m

■幹周り 6.85m  ■樹 齢 750年

◇市指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/須賀川市勢至堂  (森まっぷで表示)

古舘のサクラ      須賀川市

古舘のサクラ 

 この舘は、南北朝鮮乱の頃二階堂家、藤入道道為が築城したと伝えられ、岩瀬西部の中心地であった。農家はこの桜の開花を見て苗代の準備をしたことから、種蒔桜と呼んでいる。

また、根元の石像に不動様を祀ってあることから、不動桜とも呼ばれている。舘跡近くの稲川家裏にある古木で、往昔、舘とのかかわりもあったと古老はいう。

■樹 種 シダレザクラ ■樹 高 12.0m

■株立ち 4.77m  ■樹 齢 400年

◇県指定天然記念物 ◇県指定緑の文化財

所在/須賀川市桙衝古舘  (森まっぷで表示)

永泉寺のシダレザクラ     須賀川市

 
永泉寺のシダレザクラ 

■樹 種  シダレザクラ   ■樹 高  12.0m

■幹周り  3.6m  ■樹 齢  300年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/須賀川市長沼  (森まっぷで表示)

横田陣屋御殿桜     須賀川市

 
横田陣屋御殿桜

 江戸時代に横田の地を所領していた、溝口邸の邸宅内に植えられていたため、「御殿桜」と呼ばれ、館の主に寵愛された桜と伝えられている。

■樹 種  エドヒガン   ■樹 高  10.0m

■幹周り  3.2m  ■樹 齢  300年

◇市指定天然記念物

所在/須賀川市横田  (森まっぷで表示)

諏訪神社のあかぎ(いちい)     田村市

 
諏訪神社のあかぎ(いちい) 

 根元には、丈余の大石が横たわり、その石の間から清冽な泉が涌出している。来歴等は不詳であるが、地際より5本に分かれた幹が四方八方に広がり、うっ蒼とした樹下は日中といえども暗い。田村地方では、イチイ、キャラボクを「あかぎ」と呼び、この付近では多く見ることができる。

■樹 種  イチイ   ■樹 高  7.0m

■株立ち  3.25m  ■樹 齢  450年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/田村市滝根町  (森まっぷで表示)

剛叟寺の枝垂れ桜     田村市

 
剛叟寺の枝垂れ桜 

 大同年間(806年~810年)に建立されたという飯豊山剛叟寺の庭園内にある。来歴等は不詳であるが、田村市滝根町の「弁天ザクラ」と類似した樹格となっており、同時期に植えられたことが考えられる。

■樹 種  シダレザクラ  ■樹 高  8.0m

■幹周り  4.25m  ■樹 齢  450年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/田村市滝根町  (森まっぷで表示)

弁天ザクラ     田村市

 
弁天ザクラ 

 次のような伝説がある。即ち、「寛文年間(1661年~1673年)、この地の某家に見目麗しい娘がいて、隣村の庄屋に嫁いだ。その姑は地方きっての厳格な人であったため、辛い思いをした娘は実家に戻った。一度嫁いだ者は永久にその家の土になるのだ両親に諭された娘は泣き泣き帰っていったが。今更婚家にも戻れず、池に投じて死んだという。父はこれを嘆き、1本の桜を植え、祀を建てて冥福を祈った」と伝えられる。花は弁天様のように美しいので、この地の人は、「弁天ザクラ」と呼ぶに至った。また、この木の下で花見をすると、帰り道を忘れる者があり、投身した乙女心が桜の生霊に移ったものかと不思議がられている。

■樹 種  シダレザクラ   ■樹 高  11.0m

■幹周り  4.3m  ■樹 齢  450年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/田村市滝根町  (森まっぷで表示)

永泉寺のサクラ    田村市

 
永泉寺のサクラ 

 永泉寺の開山は、いわき市龍門寺の4世桃顔寿見とされる。サクラの来歴については不詳であるが、三春町の三春滝ザクラと同種であるため、後継樹として、県指定の文化財になったといわれる。

■樹 種  シダレザクラ  ■樹 高  10.0m

■幹周り  4.32m  ■樹 齢  450年

◇県定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/田村市大越町  (森まっぷで表示)

長源寺のいちょう      田村市

 
長源寺のいちょう 

 長源寺は大越城主、山城守安部仲光が開基したとされる。天正17年(1589年)城が落ちたときに、上大越の寺畑跡に仮小屋を建て、その中に守り本尊(宮山正観世音)を置き去りにしたという。その後、文禄4年(1595年)下大越の現在地に長源寺を建立したとき、守り本尊を移して安置したという。このイチョウは寺建立のとき記念樹として植えられたものといわれる。

■樹 種  イチョウ   ■樹 高  25.0m

■幹周り  7.0m  ■樹 齢  420年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/田村市大越町  (森まっぷで表示)

鹿山神社の大イチョウ    田村市

 
鹿山神社の大イチョウ 

 鹿山の地名の起こりとされる鹿山兵部季秀は、北条相模次郎時行より8代後の孫といわれ、天正年間(1573年~1592年)常盤城主に味方した廉で相馬義胤に攻め落とされたと伝えられる。

■樹 種  イチョウ   ■樹 高  26.0m

■幹周り  5.1m  ■樹 齢  400年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/田村市常葉町  (森まっぷで表示)

安倍文珠堂の杉並木    田村市

 
安倍文珠堂の杉並木 

 この菩薩堂は、船引町の市街の西にそびえる文珠山にあり、安部貞任が本尊の文殊菩薩を分量したと伝えられ、「安部文珠」と称される。昔は祭礼のとき、文殊堂で触れあった袖が縁となり夫婦となった例も多く、「袖ひき文珠」の名もある。この参道のスギは信徒によって植えられたものといわれ、約300メートルの長さにわたって両側に列立している。

■樹 種  スギ   ■樹 高  28.0m

■幹周り  5.12m  ■樹 齢  55~450年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/田村市船引町  (森まっぷで表示)

熊野大権現のスギ    田村市

 
熊野大権現のスギ  熊野大権現の来歴等については不詳である。スギは関西系のものと思われ、枝は下垂して大木の風情を漂わせている。

■樹 種  スギ   ■樹 高  28.0m

■幹周り  5.87m  ■樹 齢  650年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/田村市船引町  (森まっぷで表示)

長法寺のかやの木    田村市

 
長法寺のかやの木 

 長法寺は弘安年間(1278年~1288年)に現在地に遷座したといわれ、樹令推定700年のこのカヤの一樹で、長法寺は一名「カヤ寺」とも呼ばれる。昭和55年(1980年)12月の豪雪で枝が折損したが、このカヤは田村郡はもとより県内でも著名なものの一つである。

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■樹 種  カヤ   ■樹 高  23.0m

■幹周り  7.62m  ■樹 齢  750年

◇市指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/田村市船引町  (森まっぷで表示)

御鍋神社のヒバ     天栄村

 
御鍋神社のヒバ 

 二岐温泉の1キロメートル程山奥に御鍋神社がある。この神社は、源平合戦に敗れた平 将門が逃れ来て、一族郎党と共にこの地で再起を夢み、野戦用の鍋を御神体としてこの神社を祀ったといわれている。神社の前にはその当時からあったものと思われる2本のヒバが亭々と伸び、原生林の中に一際目立った奇観を呈し、神木として地方民の信仰の的となっている。

■樹 種  サワラ   ■樹 高  36.0m

■幹周り  3.96m  ■樹 齢  520年

◇県指定緑の文化財

所在/天栄村大字湯本  (森まっぷで表示)

温泉八幡神社の大スギ    天栄村

 
温泉八幡神社の大スギ 

 この八幡神社のすぐわきから湯本温泉の湯が涌き出ている。温泉の発見は遠く嵯峨天皇の御代、弘仁9年(818年)と伝えられ、胃腸病、婦人病、外科疾患の名湯として近郷近在はもとより、県外からの湯治客で賑わう。このスギの巨木も八幡神社及び県指定重要文化財の木造馬頭観音座像の歴史とともに古く「温泉八幡神社の大スギ」として親しまれ、一帯は森閑として荘厳、昔日の面影を今も残している。

■樹 種  スギ   ■樹 高  38.0m

■幹周り  5.8m  ■樹 齢  400年

◇県指定緑の文化財

所在/天栄村大字湯本  (森まっぷで表示)

湯本観音様の大スギ     天栄村

 
湯本観音様の大スギ 

 この馬頭観音像は満願寺の境内にあり、県指定重要文化財の木造馬頭観音坐像が安置されている。鎌倉時代の彫刻で、檜材、頭胴は一木寄木造りで三面八臂という形式の坐像である。満願寺は弘仁12年(821年)に開基されたといわれているが、この大スギも満願寺、観音堂とともに著名な巨木である。

■樹 種  スギ   ■樹 高  35.0m

■幹周り  4.22m  ■樹 齢  400年

◇県指定緑の文化財

所在/天栄村大字湯本  (森まっぷで表示)

高田ザクラ    石川町

 
高田ザクラ 

 このサクラは、石川大和守がこの地を領した頃、植えられたものといわれる。傾斜地に聳えるこの老桜は、毎年春たけなわの頃、薄紅色の花を爛漫と咲かせる。三春滝ザクラと共に県内の代表的名木の一つである。

■樹 種  エドヒガンザクラ   ■樹 高  11.0m

■幹周り  6.3m  ■樹 齢  450年

◇県指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/石川町字高田  (森まっぷで表示)

八幡神社のスギ    石川町

 
八幡神社のスギ  このスギは、石川より県道いわき・石川線を東へ進んだ大日山の山麓に屹立する。縁起、伝承などによると、本神社は天慶2年(939年)に創建されたとする説と、延徳2年(1490年)に城主石川行光の嫡女浄仙と号して、これを建立したとする説がある。社殿はこのスギの根元にある。

■樹 種  スギ   ■樹 高  38.0m

■幹周り  4.25m  ■樹 齢  350年

◇県指定緑の文化財

所在/石川町大字形見  (森まっぷで表示)

川辺八幡神社の大杉    玉川村

 
川辺八幡神社の大杉  川辺八幡神社は、永承6年(1051年)源頼家、義家が陸奥の安部一族盗伐の際、京都の石清水八幡宮を勧請し、戦勝を祈願したものであり、天正18年(1590年)までこの地の領主あった石川氏の氏神として祟敬された。

■樹 種  スギ   ■樹 高  40.0m

■幹周り  6.47m  ■樹 齢  800年

◇県指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/玉川村川辺  (森まっぷで表示)

都々古別神社のスギ    玉川村

 
都々古別神社のスギ

   

 「白河風土記」によれば、藤原鎌足が常陸の国司に任じられ、この地に来ったとき、草の中の竹筒から一人の童が飛びだし「我は霊神なり」と叫んだので、神の名を尋ねると「高彦なり」と答えたという。鎌足公は「これこそ高彦根なるべし」と社殿を建て、これを祀った。竹の筒子を別けて出てきたので「筒子別明神」と呼んだという。延喜4年(904年)社殿を造営し、その後は奥州一の格式の高い神社として48の末社を持つに至った。承保元年(1074年)以降この地は石川氏の所領となるが、総鎮守として深く住民の信仰を集めたといわれる。この神社には、天正11年(1583年)に奉納された「銅製御正体鏡板」(国指定重要美術品)がある。このスギは、その太さからみてこの頃に植えられたものと思われる。

■樹 種  スギ  ■樹 高  34.0m

■幹周り  5.0m  ■樹 齢  450年

◇県指定緑の文化財

所在/玉川村大字南須釜  (森まっぷで表示)

岩倉桜     平田村

 
岩倉桜 

 この地は馬の爪切り場になっていたと伝えられ、樹下には、養蚕神社(石祠)や馬頭観音像(石造物)が多く建立している。

■樹 種  シダレザクラ   ■樹 高  13.0m

■幹周り  5.85m  ■樹 齢  570年

◇村指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/平田村大字鴇子三合  (森まっぷで表示)

十文辻の桜    平田村

 
十文辻の桜

 

 桜の老木である。地名の十文辻が示すとおり、往昔、この地は飛脚も迷う山奥の四つ辻で、近くに仕置場があったとも伝えられ、これにまつわる怪事が語り継がれている。地区の人々は、「左小野新町・右平」と刻んだ道標を兼ねた供養塔を建てて不吉な噂を一掃したと伝えられる。

■樹 種  シダレザクラ  ■樹 高  13.0m

■幹周り  6.5m  ■樹 齢  450年

◇村指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/平田村大字駒形  (森まっぷで表示)

地蔵桜     平田村

 
地蔵桜

 

 徳川時代の初期、領主、鈴木太郎が紀州より転封したとき、熊野神社と地蔵尊をこの地に勧請し、その傍にサクラを植えたといわれ、いつしか地元の人々から「地蔵ザクラ」と呼ばれ親しまれてきている。このサクラの樹皮にコブができるのが、このコブを「乳コブ」といい、母乳の出ない母親がこのコブを削り煎じて飲んだという。

■樹 種  シダレザクラ   ■樹 高  12.0m

■幹周り  5.33  ■樹 齢  520年

◇村指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/平田村大字東山苅万田  (森まっぷで表示)

菅布祢神社の大スギ     平田村

 
菅布祢神社の大スギ  この神社は、蓬田岳の菅布祢神社の分量を祀る。スギは、参道入口の鳥居の傍に聳立しているが、来歴等は不詳である。

■樹 種  スギ   ■樹 高  36.0m

■幹周り  4.84m  ■樹 齢  550年

◇県指定緑の文化財

所在/平田村大字永田  (森まっぷで表示)

諏訪神社の大スギ    平田村

 
諏訪神社の大スギ 

 諏訪神社は、享保18年(1733年)に大巳貴命と建御名方命を祭神として創建されたと伝えられる。このスギもその頃植えられたものといわれ、参道を挟む形で両側に聳立する。

■樹 種  スギ   ■樹 高  30.0m

■幹周り  3.75m  ■樹 齢  300年

◇県指定緑の文化財

所在/平田村大字北方  (森まっぷで表示) 

筒地の大銀杏    平田村

 
筒地の大銀杏 

 このイチョウの樹下には、今より約300年前の建立と伝えられる太子堂があったが、明治22年(1889年)11月一夜を明かした乞食の失火で焼失したという。イチョウの来歴等は不詳であるが、胸高周囲から推定して、お堂建立の頃に植えられたものと考えられる。

■樹 種  イチョウ   ■樹 高  32.0m

■幹周り  5.22m  ■樹 齢  400年

◇村指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/平田村大字中倉  (森まっぷで表示)

馬場桜     平田村

 
馬場桜 

 この地は古く蓬田と鴇子の村境にあり、馬の爪切り場として利用されていたという。当時このサクラには馬などを繋いでいたといわれ、いつしか地元の人々から「馬場ザクラ」と呼ばれるようになったという。

■樹 種  エドヒガン   ■樹 高  10.0m

■幹周り  7.2m  ■樹 齢  750年

◇村指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/平田村大字上蓬田  (森まっぷで表示)

古殿八幡神社の森    古殿町

 
古殿八幡神社 

 古殿八幡は、康平7年(1064年)源頼義が八幡太郎義家と共に陸奥の安部氏を征伐したとき、武運長久を祈って京都の男山八幡宮を勧請したといわれる。代々の領主が隠居後、神社の別当となって守護しており、竹貫15ヶ村の鎮守として祟められてきた。また、ここでは古式による流鏑馬(やぶさめ)が行われているが、この起源は古く建久5年(1194年)といわれる。境内には14本のスギの古木があり、うっ蒼と神域を覆っている。

■樹 種  スギ   ■樹 高  35.0m

■幹周り  7.11m  ■樹 齢  250~500年

◇町指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/古殿町大字山上古殿  (森まっぷで表示)

山の神様のモミ    古殿町

 
山の神様のモミ 

 来歴等は不詳であるが、畑と水田に囲まれた道路沿いに山の神が祀ってある。この地は、古くから林業が盛んで、山の神への信仰も厚かったものと思われる。モミは以前4本であったが、そのうち1本が幹折し、現在は上記のもの3本が残っている。

■樹 種  モミ   ■樹 高  33.0m

■幹周り  4.97m  ■樹 齢  300年

◇町定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/古殿町大字大久田  (森まっぷで表示)

三春滝桜    三春町

 
三春滝桜 

 紅枝垂れの県内最大の巨樹である。傾斜地に立ち、低地面より太い枝が四方に拡がり、長い垂れ枝に無数の花を着け、開花期の景観は極めて美麗である。天文年間(1532年~1555年)に植えたものといわれ、花色は濃紅で風姿頼る優雅で、四月下旬ごろ開花する。枝垂れザクラとして早くより海外にも紹介されている名木で、旧三春藩では周囲の畑地、約三畝歩三斗二升五合を無税地とし、藩主の御用木として柵をめぐらしていたという。同樹の正面に小祠がある。天保7年(1836年)に記された「滝佐久良の記」に歌人加茂季鷹(1752年~1841年)が詠んだ和歌「陸奥にみちたるのみか四方八方にひびきわたれる滝桜花」が記されている。

■樹 種  ベニシダレ   ■樹 高  11.0m

■幹周り  8.5m  ■樹 齢  1000年

◇国指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/三春町滝  (森まっぷで表示)

翁スギ媼スギ    小野町

 
翁スギ媼スギ 

 光仁天皇の宝亀11年(780年)、陸奥の呰麻呂という夷酋が反逆を企て、殺戮暴行を重ねたので、天皇は藤原継綱卿に命じてこれを討たしめられた。継綱卿は直ちに都を立討伐に向ったが、勿来の関を経てこの地に陣したとき、地元の豪族、石城大領、標葉大領等が衆を率いて来たり、「夷酋の呰麻呂は善く兵を用ひ、奇策を以って人の意表に出るので、呉々も油断のないように」と告げたので、継綱卿は間者を放って敵情を探らせる一方、この地に社檀を設けて若スギ2本を手植し、諏訪大明神を祀り奉り、戦勝を祈願してから敵地に進んだという。その時の若杉2本がこの翁スギ・媼スギであるといわれる。

■樹 種  スギ   ■樹 高  32.0m

■幹周り  8.95m  ■樹 齢  850年

◇国指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/小野町大字夏井  (森まっぷで表示)

東堂山のスギ林    小野町

 
東堂山のスギ林 

 満福寺は、小野町小戸神にある標高659mの山の山頂に大同2年(807年)徳一大師によって開山されたといわれる寺である。坂上田村麻呂が東征の折、大滝根山にたてこもる賊に苦戦を強いられ、一旦この山まで退き、観世音菩薩に戦勝を祈願したといわれる。戦前は、特に家畜の繁殖と守護にご利益があるといわれ、近郷はもちろん、関東、東北の馬産農家の信仰を集めた。 このスギ林はうっ蒼とした老スギで満福寺周囲を取り囲み、霊場の感を深くしている。

■樹 種  スギ   ■樹 高  35.0m

■幹周り  5.5m  ■樹 齢  350~450年

◇町指定天然記念物  ◇県指定緑の文化財

所在/小野町大字小戸神  (森まっぷで表示)

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