組織紹介

センター長挨拶

県産品加工支援センターは、ハイテクプラザと農業総合センターの連携組織として平成22年4月に整備され、地域産業6次化のための食品・流通加工の技術支援を行ってまいりました。この組織では、地域産業6次化の中で直面する技術的な問題への解決支援を行うほか、震災後は加工食品の放射性物質濃度の測定なども行っています。

 県では、東日本大震災からの復興・再生と、地方創生・人口減少対策を重要課題とし、SDGsの理念を踏まえ、「福島県総合計画」を策定しました。令和12(2030)年度を見据えて「やさしさ、すこやかさ、おいしさあふれるふくしまを共に創り、つなぐ」を基本目標に、「ひと」「暮らし」「しごと」の分野について県づくりを進めています。

 地域産業6次化に関しましては、総合計画のもと、新たな地域産業の創出と地域の活性化を目指す「第3期ふくしま地域産業6次化戦略」が策定されております。「担い手の本気」「商品化の熱気」「ネットワークの活気」の3つの方針を基に取り組み、元気あふれる「ふくしま(地域)」づくりを目指します。この様な施策の中で、県産品加工支援センターは皆様の地域産業6次化の技術的な支援をする機関と位置づけられております。

 各機関の役割については、ハイテクプラザでは食品・醸造および加工に関する技術開発とその成果普及を、農業総合センターでは流通加工に関する研究および成果普及を担っております。これらの役割分担のもと、各機関が互いに連携し皆様の地域産業6次化を適切に支援することとしています。

 自然災害や新型コロナウイルス感染症などの困難を乗り越えるうえで、私共センターの役割は元気な地域産業6次化事業者を支援し、地域を支える基幹産業を創り出すことだと考えております。

今後も、皆様とともに歩み、課題の解決をする身近な機関として努力して参ります。

令和5年4月

福島県県産品加工支援センター長 栗花 信介