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ホーム > 福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会

廃炉安全監視協議会

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年10月2日更新

廃炉協アイコン  労働者安全衛生対策部会へのリンク 環境モニタリング評価部会

概要   開催予定   最新の開催結果

 


概要

 県は、関係13市町村と学識経験者(専門委員)で構成する「福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会」を平成24年12月7日に設置し、福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ等に基づく国及び東京電力の取組状況について、多角的、継続的に厳しい目線で安全監視を行っています。

※関係13市町村…いわき市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村

会議における確認事項

  • 東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップに基づく取組状況
  • 特定原子力施設の実施計画に基づく取組状況
  • 福島第二原子力発電所の廃止措置計画等に基づく取組状況
  • その他、原子力発電所の廃止措置等に関する安全確保の取組状況

部会

 以下の特定事項について協議するため、労働者安全衛生対策部会及び環境モニタリング評価部会を設置しています。

(労働者安全衛生対策部会)

  • 廃止措置等作業従事者の安全確保、雇用適正化、要員確保、作業環境の安全確保等

(環境モニタリング評価部会)

  • 原子力発電所周辺モニタリングの計画、結果等

会議の構成員

  • 専門委員(知事が選任した学識経験者、20名以内)
  • 福島県及び関係13市町村の長が指名した職員

構成員名簿 [PDFファイル/126KB](令和6年6月4日更新)

会議の設置要綱等

開催予定 

第38回(令和6年度第2回)労働者安全衛生対策部会

  • 日時 令和6年10月7日(月曜日) 13時30分 ~ 16時00分 ​
  • 場所 福島県庁北庁舎2階「プレスルーム」
  • 議題
  1. 所内電源A系の停止および負傷者発生について
  2. 労働環境改善の取組について
  3. 人身災害発生状況及び安全活動計画について
  4. 従事者の被ばく線量の全体概況について
  5. ​放射線被ばく事象に対する対応について
  6. ​至近の労働安全に関わる問題について
  7. 福島労働局による令和5年度監督指導結果について
  • 出席者
    • 専門委員
    • 原子力発電所周辺13市町村
    • 原子力規制庁
    • 福島労働局
    • 東京電力
    • 福島県(危機管理部政策監他)

※注意事項
 会議資料は会議当日に原子力安全対策課のホームページに掲載いたします。
 (ペーパレス化の取組のため、会議当日紙媒体での資料配布は行いません。)

最新の開催結果(廃炉安全監視協議会)

※廃炉安全監視協議会、労働者安全衛生対策部会及び環境モニタリング評価部会の過去の開催結果は、右側のメニューから御確認ください。

第95回(令和6年度第2回)廃炉安全監視協議会

令和6年度第2回廃炉安全監視協議会写真① 令和6年度第2回廃炉安全監視協議会写真②

  • 日時 令和6年8月20日(火曜日) 13時30分 ~ 16時30分
  • 場所 福島県庁北庁舎2階「災害対策本部会議室」
  • 議題
    • 2号機燃料デブリ試験的取り出しについて
    • 至近で発生したトラブルに係る対応状況について
      • ア 増設雑固体廃棄物焼却設備の火災報知器作動事案について
      • イ 所内電源A系の停止および負傷者発生について
      • ウ 作業点検および共通要因分析について
      • エ 6号機高圧電源盤6Cの電源停止および火災報知器の作動について
      • オ 2号機使用済燃料プールスキマサージタンクの水位低下について
  • 出席者
    • 専門委員
    • 原子力発電所周辺13市町村
    • 原子力規制庁
    • 資源エネルギー庁
    • 東京電力
    • 福島県

開催結果の概要

  • 1つ目の議題では、東京電力から、8月22日に作業の着手を予定している「2号機燃料デブリ試験的取り出し」について、準備状況と作業工程の説明を受けました。
  • また原子力規制庁から、試験的取り出しに用いる「テレスコピック式試験的取り出し装置」のうち「エンクロージャ及びガイドパイプ」に関する使用前検査の実施状況について説明を受けました。
  • さらに事務局から、県が行った使用前検査への立会いに関する現地確認結果を説明しました。
  • 2つ目の議題では、東京電力から、福島第一原発で本年2月に発生した「増設雑固体廃棄物焼却設備」における火災報知器が作動したトラブルと、4月に発生した福島第一原発所内電源の一部が停止したトラブルについて、トラブルの問題点と再発防止策について説明を受け、原子力規制庁から、当該トラブルに関する保安検査の実施状況について説明を受けました。
  • また、福島第一原発では、昨年10月以降、トラブルが多発したことを受けて、全作業の点検を行ったことから、その結果に基づく、改善策と今後の取り組みについて説明を受けました。
  • さらに、6月に発生した、6号機の計器に電気を送る金属製の板がショートにより損傷し、使用済燃料プールの冷却が一時停止したトラブルに関する概要と原因調査の進捗状況、また今月9日に発生した、2号機使用済燃料プールの水位確認用タンクで水漏れが発生し、原因調査のためにプールの冷却を停止したトラブルに関する、現在の状況と今後の対応について説明を受けました。

福島県危機管理部長まとめ

  • 2号機燃料デブリ試験的取り出しについては、長期にわたる福島第一原発の廃炉作業の中でも、最難関の課題であり、今回の試験的取り出しは、その入口となる重要な作業になることから、国及び東京電力においては、安全を最優先に、確実に作業を前に進めるともに、作業の進捗状況や今後の取組等について、県民目線に立った分かりやすい情報発信に努めるようお願いする。
  • 2つ目の議題に関して、東京電力ではトラブルが相次いで発生しており、県民から厳しい目が向けられていることを十分に認識した上で、今回実施した作業点検から得られた改善点をもとに、トラブルの未然防止に取組み、「廃炉と汚染水・処理水対策の当事者は東京電力である」との意識を常に持ち、信頼回復に向けて、全社を挙げてしっかりと取り組むよう強く求める。
  • 2号機使用済燃料プールの水位確認用タンクの水漏れについては、事前の評価において、使用済燃料プールの冷却停止が継続しても、プールの水温が運転上の制限値に到達することはないことが確認されているが、廃炉を安全に進めていくため、水漏れや設備の停止等のトラブルを再発させないための必要な対策を講じること。​​
  • 国においては、トラブルが再び発生しないよう、また、廃炉に向けた取組が安全かつ着実に進むよう、東京電力への監督指導の徹底をお願いする。

会議資料 

議事録

完成次第、掲載します。

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