第12回（平成28年度第1回）労働者安全衛生対策部会

　平成28年6月3日(金曜日)、平成28年度第1回目となる福島県原子力発電所の廃炉に関する安全監視協議会「労働者安全衛生対策部会」を開催しました。

　会議の様子

開催結果

議事概要

労働環境改善の取組状況について

　東京電力から大型休憩所内へのコンビニエンスストアの開店及びシャワー室の設置、放射線防護装備の適正化、線量低減対策の進捗状況等の説明を受け、労働環境の改善が進んでいることを確認し、更なる労働環境改善に取り組むよう求めました。

災害発生状況について

　東京電力から平成27年度の労働災害発生状況及び平成28年度の安全活動計画について説明を受けました。経験年数１年未満での災害が多いことを踏まえ、東京電力に対し、教育をしっかりと行うこと、ベテラン作業員の確保に向けて検討すること、今年度定めた計画に基づきながら、しっかりと安全対策を進めるよう求めました。

作業員の被ばく線量の状況について

　東京電力から福島第一・第二原発の作業員の被ばく線量状況について説明を受け、法令に定める線量限度内で管理されていることを確認し、引き続き被ばく線量の適切な管理を行うよう求めました。
　また、陸側遮水壁（凍土遮水壁）工事において実施計画に定める線量限度を超過した事例の説明を受け、東京電力に対し再発防止を求め、原子力規制庁に対しては引き続きしっかりと指導を行っていくよう求めました。

その他

　福島労働局から平成28年４月に公表した、平成27年の福島第一原発の廃炉作業を行う事業者に対する監督指導結果について説明を受け、福島労働局に対し引き続きしっかりと監督指導するよう求めました。

議事録

議事録 [PDFファイル／772KB]