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更新日:2023年1月5日更新

院長あいさつ

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 当院は、福島県唯一の公立精神科単科病院です。昭和30年の開設以来、「県立矢吹病院」の名称で県南地域を中心に精神医療を担ってきました。これまで、一般精神医療の他にも精神科救急や精神障害者の早期社会復帰を目指した精神科リハビリテーション、さらに処遇困難ケースの受け入れやDPAT先遣隊(災害精神医療)、精神科アウトリーチなど公的病院だからこそ任せられたニーズに取り組んできました。

 そして、令和4年10月、当院は新たに「県立ふくしま医療センターこころの杜」として生まれ変わりました。今までの精神科病院とは違い、明るく開放的なエントランスホールや全病室を全個室とするなどアメニティ環境を重視した病院です。また、児童思春期病棟と医療観察法病棟(心神喪失または心神耗弱の状態で重大な他害行為を行った対象者に対する専門治療施設)が新たな機能として開設されました。これらは、今まで県精神医療が抱えていた課題でもあり、やはり公的病院が担う役割として重責を感じています。

 病院名にある“こころの杜”には、われわれの思いがこめられています。患者様ひとりひとりが、病院スタッフである樹木に囲まれた環境に安らぎを感じ、そして木漏れ日の向こうには明るい未来が見える、そんな病院作りを目指していきたいと思っております。

 

令和5年1月

院長  橘髙 一


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