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令和2年度ふるさと・きずな維持・再生支援事業活動成果

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印刷用ページ表示 更新日:2021年7月27日更新

実施団体概要

 団体名:特定非営利活動法人 野馬土

 Tel    0244-26-8437
 Mail  info_nomado@fork.ocn.ne.jp
 Hp      https://nomado.info/

事業概要

避難指示解除後のふるさとを魅力ある来訪地にするためのプロジェクト

こんなことをやりました

旧避難地域内の南相馬市小高区の展示施設を会場に、来訪者向けのものづくり体験プログラムを新規創設。地域を代表する生産物である「お米」「なたね(油)」に着目した調理、手芸をテーマに各ジャンルの講師を招きモニター会を実施した上で試行錯誤を重ね、飾り巻き寿司、米粉ピザ・焼き菓子、自然派ハーブ石鹸・保湿クリーム、ハーバリウム、藍染めの全7コースを設定。2020年11月より体験予約受付を開始。体験に採用した素材のPRや、実際に生産や輩出に携わっている人々の想いと背景を展示や広報物(パンフレット・動画)にて紹介。体験参加と各発信ポイント立ち寄りを組み合わせた周遊コースを提案する。地域の素材に触れる体験に加え、帰還者の生業や、取り組みへの歩み、当事者の姿を知ることで、来訪の経験に深さと奥行きをプラスし、まちへの思い入れや購買促進につなげるアプローチを目指す。

ねらいはここです

福島来訪の多くは見学と案内説明を聞くことが中心で、広域な被災地を駆け足で見て周る過程で伝わり方が希薄になる上、常磐線の開通などの交通整備により、周辺地域(仙台等)に宿泊する旅程の通過ポイントに留まりがちな当該地域では、地域内の活性に結びついていない。より深く関われる滞在型コンテンツを地域内に新規創設し、地域の産物や人々に触れ合う機会を通じ、形に残る思い出と地域への思い入れを抱ける取り組みを目指す。

こんないいことがありました

コンテンツを作る取り組みは、地域を一から知ることから始まり、まちの楽しみ方を会得しながら、地域で暮らす人たちと改めて向き合う作業の反復であった。各講師陣からもより福島らしさを加味する精力的な協力を得られ、今期同じように足踏みを余儀なくされている連携先と、この先の役割について考察する機会と課題の共有ができたことは、中長期的なヴィジョンを作る上でとても大きな成果だったと考える。

少しは失敗したけれど

新型コロナの影響は想定より大きな障害となった。対面実施が不可避なモニター会をはじめ、取材や協力要請に出向く行為も憚られるなど準備段階から大幅に遅れ、往来自粛が求められる情勢下PR活動も未実施、受入れ実績がないまま事業報告の時期を迎えた。

これからこんなことをしようと思います

プログラムは順次増設を予定、満足度アップを目指しリピーターや関係人口を増やす糸口としたい。旅行会社へのPRやDMO参画を視野に入れ、地域の経済を潤す収益の上がる事業を目指す。この10年の福島の取り組みは、他に類を見ない未来への教訓と社会的メッセージを含んでおり、持続可能な社会を目指す中でより多くの方に福島を伝える、その意義と誇りを地域の人たちに還元する生業を支える事業に成長させてまいりたい。

13-a

地域の方に参加いただき、モニター会で実際に制作しながら講師陣より体験のポイントと手順のレクチャーを受けました。試行錯誤を経て、より福島らしさを追及。実施を重ねながらプログラムのブラッシュアップを目指したいと思います。

13-b

福島の素材を使った「作れる」体験を柱に、体験に採用した商品の成り立ちに「触れる」、被災地に根差した取り組みの背景を「知る」ことの発信のために、避難地域内で共に奔走する数々のプロジェクトと連携。今後も市町村や団体業種の垣根を越えた相互協力を目指す。


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