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知事記者会見 令和3年12月27日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年12月28日更新

知事定例記者会見

■日時 令和3年12月27日(月曜日)10時00分~10時20分
■会場 応接室

【知事 冒頭発言】
1 県民の皆さんへ

【質問事項】
1 今年一年の総括及び「今年の漢字」について
2 処理水放出関連設備の審査申請について
3 新型コロナウイルス感染症について

  令和3年12月27日 福島県 知事  動画を再生する

 

 

【知事 冒頭発言】

1 県民の皆さんへ

  令和3年の年の瀬を迎えました。
  この一年、新型コロナウイルス感染症が世界各国で猛威を振るい、そして福島県においても、第5波の際には、これまでにない感染拡大に見舞われました。しかし、県民の皆さん、事業者の皆さん、医療関係者の皆さんの御尽力、御協力のおかげで、最大の危機を乗り越えることができました。皆さんに心から感謝いたします。
  新型感染症については、国内でオミクロン株が確認されるなど、今後、感染の再拡大が懸念されております。県といたしましては、県民の皆さんの命と暮らしを守るため、感染拡大の防止と地域経済の維持・再生に全力で取り組んでまいります。
  新型感染症の危機がすぐ近くにあることを常に意識し、県民の皆さんにおいては、引き続き、基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。
  また、今年は震災と原発事故から10年の節目を迎えた年でありました。
  第2期復興・創生期間がスタートし、葛尾村や大熊町の帰還困難区域の一部において準備宿泊が開始されたほか、アメリカの輸入規制が撤廃されるなど、福島県の復興が着実に進展した年でもありました。
  一方で、震災から11度目となるこの年末年始を、今もなお多くの方々がふるさとから離れた地で迎えようとされています。
  さらに、廃炉や汚染水・処理水対策、根強く残る風評、特定復興再生拠点区域外の対応等に加え、急激な人口減少への対応、新型感染症対策など、本県はいまだ多くの困難を抱えております。
  来年も、県民の皆さんを始め、本県に思いを寄せてくださる方々と共に、福島の新しい未来を形作るための挑戦を続けてまいります。
  日々、寒さが厳しくなってまいりました。
  皆さんには、お体を大切にされ、健やかに新年を迎えられますことを心よりお祈り申し上げ、年末の挨拶といたします。

 

【質問事項】

1 今年一年の総括及び「今年の漢字」について

【記者】
  年末最後の記者会見ということで、今ほど知事から御挨拶ありましたが、今年一年間の県政の成果や、来年に引き継がれた課題などの総括を伺います。また、それに関して、漢字一文字で表すとしたらについても併せて伺います。

【知事】
  2021年、令和3年、様々な面で前に進んだ部分と、一方で、残念で複雑な苦しい部分、その両方が混ざり合っていたと思います。
  先ほどの挨拶の中でも、復興あるいは地方創生が前に進んだ部分がある一方で、新型コロナウイルス感染症という状況もあり、我々が厳しい状況の中で苦しんでいたというお話をしました。そういった思いを込めて、「今年一年の漢字」を御説明する中で、今の御質問にお答えしたいと思います。
  今年の漢字は、こちら「機」であります。
  まず最初に写真のほうを撮っていただきまして、その後スライドを使って、この「機」をなぜ選んだのか、なぜ今年の漢字なのかということを御説明させていただきたいと思います。
  今年の漢字は「機」を選ばせていただきました。この「機」という漢字には二つ大事なメッセージが込められています。
  まず一つ目がこちら、「危機」の「機」。そしてもう一つは、「機会」の「機」であります。この「機」という一文字には、ある意味厳しい部分と、前向きな部分、その両方の意味が込められていると考えています。
  まず始めに、新型コロナウイルス感染症という事例に沿って、「機」についてお話をします。感染症は、正に「危機」であります。この二年間近く、福島県の県民の皆さん、事業者の皆さん、あるいは最前線で懸命に対応いただいている医師、看護師、保健師等の医療関係者の皆さんにとって、正に「危機」でありました。また、この感染症がまん延する中で、特に第3波、第4波、第5波で、福島県の地域経済、地域の産業、地域社会も、危機に瀕するという状況でありました。
  一方で、この新型感染症の中で新たな芽吹きがあるのも事実であります。例えば今、リモートワーク、ワーケーションなど、いわゆるリアルで直接お会いしなくても、様々な仕事ができるという環境に、この二年間で劇的に変わっています。例えば、全国知事会議をとってみても、この間に、これまでは実際に知事が顔を合わせるのは年に数回、数えるほど、片手で足りるぐらいの回数でありましたが、現実に今そういうこと(会議)をやろうと思えば、毎週でもオンライン会議を開催することができます。あるいは政府との協議、特に大臣との協議も、今、オンラインで行うのが当たり前になっています。今日の夕方も全国知事会の新型感染症対策本部の役員会を急きょ開催しますが、非常に重要なやりとりをオンラインで、それぞれがそれぞれの地域に居たままでやりとりができる、これは新しいチャンスにつながると考えています。
  また、リアルでの情報発信ももちろん重要であり、その重要性は変わっておりませんが、一方で、例えばユーチューブ、インスタグラム等も含めてですが、(地元に)居ながらにして、オンラインを使って直接自分たちの思いを国内に世界にお伝えすることも可能になっています。例えば、世界各国の県人会の皆さんとは、残念ながら、今リアルでお会いすることが中々難しいですが一方で、私は今、各国の県人会の皆さんと、それぞれの地域の会長あるいは事務局の方々と直接オンラインでやりとりをするというチャンスも持っています。
  したがって、もちろん厳しい危機的な状況がありつつも、ある意味で我々の働き方、あるいは情報発信の仕方を変える機会にもなっているかと思います。
  次に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の中にも、この二つの「機」が含まれていると思います。
  まず、今回、東京オリンピック・パラリンピックは、本来であれば海外からの観客を迎え、あるいは報道陣の方に来ていただく、特に、震災と原発事故から10年という(節目の年に)福島に来ていただいて、10年間でどれだけ福島の復興が前に進んでいるのか、あるいはどれだけまだ困難な課題を抱えていて、これからも長い戦いが続くのかを発信する貴重な機会でありました。しかし、新型感染症の影響で無観客(となり)、また、国内の観客についても、第5波の兆しの中で、結果的に無観客ということで、ここは非常に残念な部分でありました。
  一方で、福島県において、3月には聖火リレーがJヴィレッジからグランドスタートし、沿道の方の静かな応援のもとで、3日間しっかりとその任務を果たし、次の栃木県にその聖火をつなぐことができました。
  あるいは野球・ソフトボールについては、7試合をしっかりと開催し、その後、野球の代表、ソフトボールの代表が金メダルを獲得された。そして、あづま球場が名実ともに、オリンピック球場としてレガシーの存在となっている。こういう部分は、正にこの東京大会による機会、チャンスだったかと思います。
  さらに、各国の監督・選手の皆さんが、福島の地で、あるいは選手村で、福島の桃、野菜、あるいはお米等を食べて、「おいしい」、「デリシャス」と言って笑顔になって国内外に発信していただいたことも大切な機会だったと思います。
  今年1年を振り返りますと、このように「危機」と「機会」、両方が混ざり合った状態でありました。ただ我々は、常にこの危機を乗り越えようということで、新型感染症にしても、あるいは東京オリンピック・パラリンピックにしても、様々な挑戦を継続して、「危機」を「機会」に変えていくための努力を続けてきました。まだ残念ながら感染症はオミクロン株の猛威もあり、正に途上でありますし、福島の復興、地方創生も途上であります。来年においても、「危機」を「機会」に変えるための挑戦をしっかり継続していきたいと考えています。

 

2 処理水放出関連設備の審査申請について

【記者】
  処理水について、東京電力が海洋放出に向けて設備計画などの実施計画を規制委員会に先週提出し、県と二町(大熊町及び双葉町)にも事前了解願いを出したと思いますが、これの受け止めについて伺います。

【知事】
  先週、東京電力から原子力規制委員会に対して、ALPS処理水の希釈放出設備等に関する実施計画の変更認可申請書が提出されました。東京電力においては、今般示した計画の内容について、関係団体等の理解が得られるよう丁寧に説明をしていくことが必要であると考えています。また、県としては、今後、専門家の皆さんの御意見も伺いながら、計画の安全面について確認を進めてまいります。

【記者】
  一方で、(処理水放出について)必ずしも理解を得ていない状況で、こういう設備だけがどんどん整うということは、だんだん外堀を埋められていくのではないか、という危機感もあると思いますが、この辺の考えについて伺います。

【知事】
  このALPS処理水の処分については、漁業者の皆さんを始め、多くの関係の皆さんから新たな風評を懸念する声など様々な御意見が示されております。政府においては、関係団体等としっかりと向き合って丁寧に説明を重ねていくことはもとより、日本全体の問題として、正確で分かりやすい情報発信に取り組むことが重要です。
  また、これまで実施してきた関係者への説明会等で頂いた意見をしっかり行動計画に反映させ、国を挙げて風評対策に取り組むことが何よりも重要だと考えております。

 

 

3 新型コロナウイルス感染症について

【記者】
  新型コロナ対策について、ここ3日ほど感染者が出ています。家庭内感染が広がっていたり、ワクチン未接種の方が感染していたりというケースがありますが、年末年始を迎えるに当たって、改めて県民に注意喚起をお願いします。

【知事】
  スライドを使ってお話をさせていただきます。
  まず、最近の傾向でありますが、三点あります。
  (まず一点目として)国内の各地でオミクロン株の市中感染が確認され、日々、その県の数が増えています。
  そして二点目ですが、今月に入って、国内の感染者数は、これまでずっと低減傾向でありましたが、明らかに増加傾向に転じつつあります。
  そして三点目です。福島県内でも、今お話があったとおり、連続して複数の感染が確認され、感染拡大の懸念があります。
  こういう状況においてのポイントとして、まず一点目はオミクロン株です。このオミクロン株は、デルタ株よりも強い感染力を持つとされておりますので、これは人ごとではなく、福島県民の皆さんにとっても身近な脅威である、我が事であるいうことをまず感じていただくことが重要です。特に、冬休み、年末年始は、どうしても人流が活発になる傾向がありますので、そういう状況において、県民の皆さんに注意喚起したいことがあります。
  まず、帰省や旅行、こういった移動する際ですが、基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたいということです。先ほど言ったとおり、オミクロン株の状況は、県によって異なり、日々、変わっています。したがって、移動先の感染情報把握を含めて、感染防止対策を徹底していただくこと、また特に、これは是非お願いしたいのですが、発熱等の症状がある場合、例えば、熱がある、喉がいがいがしている、咳が出る、体がだるい、こういう症状がある場合には、帰省や旅行等を控えて、早めに医療機関等を受診していただくことをお願いします。自分自身の身を守ることでもあり、また、周りの方にうつさないという意味でも、体調が悪い時に出掛けてしまうということはまずい、ということを、是非、県民の皆さんに認識していただいて、「体調が悪い時には動かない」、「医療機関を早めに受診」、これを特にお願いしたいと思います。
  次は、飲食時であります。飲食時は、どうしてもマスクを外すということになりますので、感染のリスクが高まってしまいます。そこで、まず感染防止対策が徹底された飲食店を利用していただきたい。それから自宅での会食等の機会もあるかと思いますが、そのときも、感染防止対策をお願いします。また、旅行・帰省等で県をまたいだ移動先においても、第三者認証制度の認証店を使っていただくことが重要です。
  帰省や旅行、あるいは飲食の際に、どうしてもリスクが高まりますので、こういった点について、是非(報道機関の)皆さんのお力もお借りしながら、県民の皆さんに、この年末年始、強く呼び掛けていきたいと考えています。

 

(終了)

【問合せ先】

○知事 冒頭発言
1 県民の皆さんへ
→総務部政策調査課 電話024-521-7184

○質問事項
1 今年一年の総括及び「今年の漢字」について
→総務部政策調査課 電話024-521-7184

2 処理水放出関連設備の審査申請について
→危機管理部原子力安全対策課 電話024-521-7254

3 新型コロナウイルス感染症について
→新型コロナウイルス感染症対策本部(保健福祉部地域医療課) 電話024-521-7238