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知事記者会見 平成28年4月4日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年4月6日更新

知事定例記者会見

■日時 平成28年4月4日(月)10:00~10:20
■会場 応接室

【質問事項】
1 アフターデスティネーションキャンペーン(DC)について
2 ふくしま子ども・女性医療支援センター及び産婦人科医について
3 イクボス宣言について
4 風評・風化対策について
5 事務の不手際への対応について
6 会津の学生の事案について

平成28年4月4日(月)動画を再生する

【質問事項】

1 アフターデスティネーションキャンペーン(DC)について

【記者】
 今月からまたアフターDCが始まりまして、土曜日知事が開幕セレモニーに出席されましたけれども、改めて意気込みをお聞かせください。

【知事】
 DCは3年間にわたって進めてきているものでございます。アフターDCは3年間の大型観光キャンペーンの集大成ということで、今年は昨年の本番DCに引き続き、力を入れていきたいと考えております。
 観光関係、昨年度は震災以降、一番の人の出となっておりますが、まだ震災前と比べるとマイナスという状況が続いております。福島県がこの厳しい状況を脱して、本当の意味で復興を進めていくためにも、まず、観光から元気になっていくことが何よりも重要だと思います。
 特に2年間のDCの中で、非常に地域の方々が自分たちの魅力、地域の宝というものに磨きをかけて、非常にいい取組をしていただきました。今年はさらに一層磨きをかけて、それを県外、国外の多くの方々に知っていただくように、皆さんと一緒になってPRを進めていきたいと思います。また併せて福島県内の皆さんにも、この機会に県内各地に足を運んで、まだ知らない故郷の魅力というものを実感していただいて、県内外の多くの方が笑顔になっていただけるよう、そんなDCになるように取り組んでまいります。

【記者】
 それからもう一点なんですけども、外をご覧いただくと雨なんですけども、満開になったばかりで、もう雨が降ってきてしまって、がっかりされておりませんか。

【知事】
 そうですね。やはり、気候の要素というのは非常に大きいです。特に今年は桜の開花がまた昨年以上に早くてですね、少し早めの開花となっております。この桜ができるだけ、雨で散ること無く、また多くの方が長く花見を楽しめるようにお願いしていきたいと思います。

【記者】
 どこにお願いしますか。

【知事】
 これは天にお願いすることになろうかと思います。

【記者】
 アフターDCに関してなんですが、これから何か企画していることはありますか。

【知事】
 昨年の本番DCと同様、同規模で力を入れて進めていきたいと考えています。具体的には、観光キャラバン、これを各地で行うわけですが、その規模を拡大すること、それから特別企画数、確か55だったかと思いますが、昨年に比べて20以上増加をさせて、この点に力を入れていく。さらに、酒蔵巡りスタンプラリー等も既に始めていますが、こういった新しい企画の実施など、内容の充実を図って観光客の皆さんをお迎えしていきたいと考えております。

2 ふくしま子ども・女性医療支援センター及び産婦人科医について

【記者】
 今日、医大の方にふくしま子ども・女性医療支援センターの開所をしていると思うのですけども、福島県のこれからを担う子どもたちを産んで育てるという知事の施策の一つだと思うのですけども、このセンターに期待することを改めてお聞かせいただけますでしょうか。

【知事】
 福島県はかねてから周産期医療が若干弱いという部分がありました。それに加えて、震災・原発事故の影響もあって、子どもたちを安心して産み、育てられる環境をどう作っていくかということが我々の大きな課題となっております。そういう意味で、このセンターがいよいよ医大に開所して、県民の皆さん、特に若いお母さん方が安心して子育てをできる拠点ができるということは非常に大きな意義があることと期待しております。特に今回は県内外の非常に素晴らしい医師の皆さんにお力添えを頂いて、各分野ごとにサポートしていただける体制となっております。こういった拠点を活用しながら、より福島県が子どもを産み、育てられる環境づくりに力をいれていきたいと思います。

【記者】
 福島県でいうと、大野病院の事件以来、産婦人科を目指す医師が減ってきて、最新のデータはわかりませんが、そういう意味でも産婦人科医というのは大事だと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

【知事】
 今回のこのセンター、拠点ができることによって、将来、小児科、産婦人科、いわゆる子どもに関わる医療に携わろうという若者たちにとっても、非常に大きな拠点になってくると思います。彼らが安心してそういった子どもに関する医療に従事することができる環境づくり、これを進めるといった面でも今回のセンターには大きな役割があると考えております。

3 イクボス宣言について

【記者】
 新年度始まりまして、女性活躍の新しいプランもできましたけれども、イクボス宣言された知事として、今年度の目標の休暇取得は何日と考えているのでしょうか。

【知事】
 具体的な日数というものを申し上げる段階にはないのですが、実は今日、定例部長会議の第1回を開催したところでございます。その場においても、まさにワークライフバランス、超過勤務の縮減という話を強くさせていただきました。福島県、どうしても震災後、膨大な業務量を抱えて、職員が恒常的に残業をしているという面がございます。これをどうやって減らしていくか、新しい部局長もおられますので、部局長会議全体で問題意識を共有してこの1年間徹底して取り組んでいこうというお話をしました。その中に、休暇の取得という概念も当然含まれてきますので、今後とも様々な機会に庁内に呼びかけて、まず超過勤務を減らす、その上で、それぞれが権利を持っていますので、休暇を有効に活用して心身ともにリフレッシュをして、公私バランスのとれた職員生活を営めるよう、私自身が常に督励をしていきたいと考えています。

【記者】
 ちなみに、知事は何日くらいお休みになろうかと思っていますか。

【知事】
 私自身はですね、土日の業務がどうしても多いものですから、かつまた平日も仕事があって、正直難しいところがあります。私は特別職でありますので、一般職の県職員の皆さんとは、やはり別に考えて、気持ちの中で常にリフレッシュしながら元気に仕事に取り組んでいきたいと思いますし、それから、一般職の職員の皆さんが上手に休暇を取り、超勤を縮減しながらワークライフバランスを保っていけるように努力をしてまいります。

4 風評・風化対策について

【記者】
 前回、前々回、ご質問させていただいたのですが、風評・風化対策の関係なのですけれども、前回の会見では知事の方も、評価されていらっしゃったのですけれども、対策監のご発言内容を見ているとですね、知事の発言を超えるものではないと思いますし、また、やはり知事の話を代弁するというだけでは、何のために副知事が2人いるのかという話にもなってくると思います。また、アニメの方も確かにこれはすばらしい内容だったと思うのですけれども、これはそもそも戦略だとか、対策監ができたことによってできたことなのか、普通に準備で言えばもっと前からやっていたことではないのかなと思います。何が言いたいのかというと、今回1年間経ったわけですけれども、風評・風化の戦略について何が知事として成果だと思うのか改めてお伺いしたいのと、現状それで足りているのか、もし足らざる点があればどのようなところを強化すべきなのかというところを改めてお聞かせください。

【知事】
 風評・風化対策に100点満点というものがあるかというと、無いと思います。また、県の取組、私自身もそうですし、風評・風化対策の戦略自身も先般策定をして実行し始めていますが、それで何か劇的に変わっているかというと、なかなかそう甘いものではないと思いますので、やはり今いただいた御指摘も含めて、より良くするためにどうするかという視点が重要だと思います。風評・風化対策監が昨年できまして、やはりこれまで無かった職であって、福島県という県政での仕事の中で、風評・風化対策が1つ組織としての位置付けがある、そしてそれを常に考えている専門の方がおられ、私が出席できないときに、代わりに行っていろいろな場面で一生懸命に福島県の発信をする、ここは意義があると思います。また、風評・風化対策というものを一元的に取りまとめていく中でも、そういった実務的なトップの存在というのは重要だと思います。ただ、いずれにしてもまだまだこういう工夫ができるだろう、あるいはアニメにしても、これまでやってきたことについて、次こういう改良をしたらいいんじゃないか、また新しいこういう戦略がある、あるいは今回の観光のPRもそうですけれど、やっぱり毎年やっていても常に足らざるところが出てきますので、新年度も、そこをですね、引き締めてプラスアルファというものを考えていきたいと思います。

5 事務の不手際への対応について

【記者】
 ありがとうございます。すいませんもう1点、別の観点なのですけれども、これは前にも御質問したのですが、やはり借上住宅の家賃、億単位の誤りがあって、さらに12年度で気付きながら公表せず、精査をしていなかったという問題があったかと思います。土木部によりますと、1年近く経った今も職員の方で精査をしているということを伺いました。災害公営住宅が遅れているとかですね、課題が山積した中で、貴重な戦力を土木部の中で割いて、またさらに、その当然ながらやっている人件費そのものは県の税金なわけで、言ってしまえばミス、過失を県が二重に県民目線で負担を強いているようにも見えます。さらに言えば、この作業が長引いているということで懲戒処分の判断自体もずれ込んでいるということで、場合によっては今後また退職してしまう可能性も出てくるわけです。この2つの観点でですね、こういった今の現状は県民目線からいって納得しうるものなのかということを改めて知事からお伺いしたいと思います。やはりあの、例えばですけれどもこういうものを一気呵成に進めるために、外部から場合によっては専門家を招いて、チェックをしてもらう、場合によっては新しいシステムを作ってもらう、そのための人件費は、場合によってはその責任の所在を明らかにして、減給などを一部充てるとか、分かりやすい取組、対応が必要なのではないかと思いますが、この点についてお聞かせください。

【知事】
 いろいろな御指摘はあろうかと思います。土木部の今回の実務的なミスの問題です。これはやはり公務員として、こういったミスを発生させないということは基本であろうと思いますし、また、それにかかる調査をやはりできるだけ早く進めていくというのはポイントだと思いますので、改めてそういった点をしっかり勘案しながら、土木部として、また担当する方々が肝に銘じて仕事に取り組んでいただきたいと思います。

6 会津の学生の事案について

【記者】
 先日ですね、会津地方の高校生の女子生徒が自殺したことについて遺族が異議申し立てをしたのですが、この第三者委員会の調査に対する評価なんですけれど、非常に不満を抱いていたわけですけれど、知事は調査に対してはどのような評価をされているかお伺いします。

【知事】
 今回の第三者委員会の対応、そして、それを踏まえての再調査の申し立てがあったことについて真摯に受け止めているところでございます。

【記者】
 それに加えてですね、最初の申し立てがあったのが、28日と伺っていたのですけれども、報道発表、プレスリリースがされたのが、4、5日経ってからと結構時間が経ってからの発表だったのですが、それについて、知事としてはどう思われますか。

【知事】
 再調査申立書の受理に関する公表の関係ですが、県の方にお話が来てから2日くらいで公表させていただいていると思います。その間、一定の期間、確認、調整を行っている必要があったと担当部局から聞いておりますが、そういった確認調整の内容等については、担当部局にお尋ねをいただければと思います。

【記者】
 今後の対応についてはどうされますか。

【知事】
 現在、関係部局で調査報告書、そして再調査申立書の内容を審査中であります。ご遺族の気持ちにも配慮して、できるだけ速やかに再調査について判断をしていきたいと考えております。

【記者】
 先ほど出たいじめの関係で、質問というより要望なのですが、伺ったところによりますと、県教委に要望書が届いてから教育委員会で吟味をされて、県庁で発表になったのが、金曜日の夕方17、18時ということなんですね。聞くと2日間くらい報道発表ができなかった、その間いろいろと事務作業があったということなのですが、今回ご承知のとおり、県民の中でも問題視する声も大きい問題ですので、報道対応という点でご配慮いただきたいと思います。

【知事】
 ご意見承らせていただきます。

7 福島ガイナックスとの連携について

【記者】
 県と福島ガイナックスさんがアニメを作られて全国での上映会も終えられたと思うのですが、これに関しても今後、今年度は何か福島ガイナックスさんと連携して行おうという企画はありますでしょうか。

【知事】
 ガイナックスの関係ですが、平成27年度も様々な県の企画においてガイナックスのお力を借りながら、取り組んできたところでございます。また、平成28年度、新年度においても、様々な方策を考えていきたいと思いますが、具体的にはガイナックスさん自身が今大規模な文化祭というのでしょうか、そういうイベントを行いたいという提案をいただいております。それに県としても積極的に関わりながら、彼らのアイデアを例えば観光面の誘客であったり、福島県の風評払拭の発信であったりそういった点に是非力を入れる中でお借りをしていきたいと考えております。

8 フェルメールとレンブラント展について

【記者】
 アフターDCに関しまして、フェルメールとレンブラント展が始まりますが、ここに対する期待の声といいますか、国内外からファンの方が来ると思うのですが、よろしくお願いします。

【知事】
 アフターDCは様々な形でお客様をお迎えするわけですが、その中でもこのフェルメールとレンブラント展は、非常に有力な集客力を持っていると高く評価しているところでございます。
 いよいよ今週からスタートしますが、このフェルメールとレンブラントを、ぜひゆっくりと福島の地で観たいという方々が、国内から、場合によっては国外から訪れると思います。
 そういった方々に、福島駅に降り立つ、あるいは車等もあるかもしれませんが、まず県立美術館に足を運んでいただいて、ゆっくり美術展を楽しんでいただく。そして併せて、今日の雨に負けずきっと残ってくれると信じていますが、桜の花も美しい今の福島でありますので、福島市エリアのみならず、県内各地に足を延ばしていただけるような、そういう広がりをアフターDC全体の中でもっていけるように取り組んでいきたいと思います。やはりこのフェルメールとレンブラント展をアフターDC前半の一つの中心として捉えながら取り組みたいと思います。

【記者】
 公務で激務の知事ですが、精神的なリフレッシュということで、フェルメールとレンブラント展を見に行かれる予定はありますか。

【知事】
 是非見に行きたいと思っておりまして、お客さんがどれくらいおられるかにもよりますが、フェルメールとレンブラントの前にたたずんで、先ほどからも皆さんから仕事しっ放しでどうなんだというご指摘もいただいておりますので、心を洗って更なる活力を得たいと期待をしております。

【記者】
 具体的にいつ頃かは決まっていますか。

【知事】
 まだ決まっていませんが、ぜひ会期内の中で行きたいと考えております。

(終了)

≪内容についての問合わせ先≫

1 アフターデスティネーションキャンペーン(DC)について
 →観光交流局観光交流課 電話024-521-7398

2 ふくしま子ども・女性医療支援センター及び産婦人科医について 
 →保健福祉部医療人材対策室 電話024-521-7881

3 イクボス宣言について
 →総務部人事課 電話024-521-7033

4 風評・風化対策について
 →総務部広報課 電話024-521-7124

5 事務の不手際への対応について
 →土木部建築指導課 電話024-521-7522

6 会津の学生の事案について
 →こども未来局児童家庭課 電話024-521-7308
 →教育庁高校教育課 電話024-521-7773

7 福島ガイナックスとの連携について
 →企画調整部地域振興課 電話024-521-7118

8 フェルメールとレンブラント展について
 →企画調整部地域政策課 電話024-521-7119

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