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知事記者会見 平成29年5月8日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年5月10日更新

知事定例記者会見

■日時 平成29年5月8日(月)10:00~10:20
■会場 応接室

1 浪江町の山林火災について
2 受動喫煙の防止について
3 ウォークビズについて
4 避難指示解除について

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【質問事項】

1 浪江町の山林火災について

【記者】
 先月29日に浪江町の帰還困難区域で山火事が発生し、鎮圧はしましたが、一週間以上経っても鎮火には至っていません。現場では地震後、登山道の崖崩れがそのままであったり、帰還困難区域ならではの難しさがあると思いますが、避難区域での事件や事故、災害対応の難しさと、今後の消防体制がどうあるべきかについて、どのように考えていらっしゃるのか教えてください。

【知事】
 長期にわたる大規模な山林火災となっております。浪江町、そして双葉町の皆さんにお見舞いを申し上げます。地元の双葉広域消防本部や応援を頂きました県内11の広域消防本部、そして各県・政令指定都市、さらにはヘリコプターや地上部隊の派遣を頂きました陸上自衛隊の皆さんに深く感謝を申し上げるとともに、引き続き、鎮火までの御協力をお願いしたいと考えております。
 今回、鎮圧まで、あるいは鎮火にかなりの時間を要している状況にあり、それには複数の要因があると考えています。まず、火災を確認したのが4月29日の夕方であったため、初期の消火活動が非常に難しい状況にあったこと。また、強風の日が続いて空気が乾燥していたことや、厚く堆積した腐葉土が消火の妨げになったこと。谷が深く、険しい山であることから、隊員の安全を確保しながら火点に近づく必要があるのですが、帰還困難区域でもあり、十分な管理ができなかった登山道あるいは林道しか進入路がなかったこと。加えて、水の便の悪かったこと。こうした複数の要因が、今回、消火を困難にしたものと捉えております。

【記者】
 たくさんの課題があったこと、要因も複雑に絡んでいたということですが、県でもこれまで山火事の訓練などを行っていて、例えばその訓練の想定や、今後の活動について検証していくお考えはありますか。

【知事】
 今回の林野火災は非常に規模が大きくなっています。そして、鎮圧、鎮火に時間がかかっている状況なので、今回の事案を踏まえて、今後、どのように対応したらいいのかを検討、検証していく必要があると捉えております。

【記者】
 5月2日付け和歌山県田辺市の地方紙の紀伊民報さんが、一面のコラムでこの山火事を取り上げて、「高濃度の放射性物質が飛散し、被ばくの懸念があるため、東北や北信越、静岡、愛知の人達になるべく被ばくしないように換気をしない」とか、「外出時は二重マスクなどの対策が必要」といった情報を取り上げた上で、「これが6年過ぎても収束もままならない事故の現実だろう」と掲載しています。このコラムの是非についても考え方がそれぞれあると思います。福島県は、客観的な事実として周辺のモニタリングポストの値に変化がないことを発表しております。一部の方々にとっては、不愉快な内容だと思いますが、知事の御感想と、新聞協会に加盟しているれっきとした報道機関ですので、何か対応される考えはあるのか、その二点について伺いたいと思います。

【知事】
 そのような報道を拝見しております。県としてなすべきことは、正確な情報発信に尽きると思います。既存のモニタリングポストによる環境放射線の監視に加え、5月1日から火災現場の周辺において、空間線量率、大気浮遊じん(ダスト)など、追加のモニタリングを行い、現在も継続して実施中です。これまでの結果によりますと、火災発生前後と比較して既存モニタリングポストの測定値に大きな変化は見られません。追加のモニタリングにおいても、県が実施している直近2か年の発電所周辺環境放射能モニタリング調査結果と比べまして、ほぼ同程度の測定値となっております。引き続き、その動向を注視してまいります。
 また、鎮火後においても、放射線モニタリングを当面継続していくとともに、今後、林野庁等が動態調査に入る方向で調整しておりますので、これらの調査結果も踏まえ、有識者による評価を行った上で、県民の皆さんや全国に対して正確な情報提供を進めていきたいと考えております。

【記者】
 有識者による評価というのは、何か組織をつくるのか、それとも、個別に相談するのでしょうか。また、紀伊民報については、インターネットにおいて匿名で誰が発信しているか分からないという状況とは異なり、対応する相手先がいて、対応していく必要があると考えられますが、もう一度、知事の御意見をお伺いしたいと思います。

【知事】
 まず一点目です。有識者による検討の進め方については、まだ確定しておりませんが、個別に御意見を伺うことになろうかと考えております。もう一点、いろいろな御意見や不安等があろうかと思いますが、福島県としてなすべきことは、正確な情報を広く、分かりやすく発信していくこと、これが大切だと考えております。

2 受動喫煙の防止について

【記者】
 田村市が公共施設での禁煙を始めました。国が受動喫煙防止の法案をまだまとめ切れていない中で、福島県庁内にも喫煙所があり、公共施設もたくさんあります。国としては2020年に向けて、飲食店等も含めた受動喫煙を原則防止とする法案を考えているようですが、福島県としては、喫煙や禁煙に関しての条例制定などの考えはあるのでしょうか。

【知事】
 現在、国において2020年の東京オリンピック・パラリンピックのタイミングを目指して、受動喫煙についての法令を検討されている状況と伺っております。各都道府県、自治体の状況等を踏まえ、今後、福島県としてどのように対応していくべきか、検討を進めていきたいと考えております。

【記者】
 「検討」といいますと、受動喫煙の弊害や健康への被害は科学的にも証明されていると思いますが、禁煙を何らかの形で前向きに考えていくということでしょうか。

【知事】
 受動喫煙に関して、害があるということが科学的にも証明されております。そうした状況や、国、他の自治体の動向を踏まえながら、県として検討を進めていきたいと思います。

3 ウォークビズについて

【記者】
 先日、知事が先頭に立ってウォークビズを推進していくと発表されました。まず、県庁で取り組み、そこから他の企業へも発信されていくということでしたが、現在の県庁としての取組状況と、県全体で推進していくための新たな仕掛けなどがありましたら、教えていただけますでしょうか。

【知事】
 今日は月曜日で、定例の部長会議を行っており、その会議でウォークビズの話をしました。まずは県職員が始めようということで、靴を履き替えて、出来るだけ多く歩くことや、県庁の中でも、例えばエレベーターを使用する際、高層階の方は途中で降りて少しフロアを登ってみる、あるいは、私もそうですが、2階、3階の方はエレベーターを使わないで階段を登るとか、そういったことを始めようと部局長に話して、幹部だけではなく、全体に広げていこうと確認したところです。また、先月から、立った状態で会議を行うという取組を保健福祉部で始めておりますが、このようなウォークビズやワークサイズは重要だと思います。県内の企業や他の自治体に話をするときも、県庁でもやっているということが非常に分かりやすいと思いますので、このような取組をまず我々から進めていきたいと考えております。

4 避難指示解除について

【記者】
 浪江町や富岡町等の4町村の避難指示解除から1か月が経ち、本格的な地域の再生はこれからだと思いますが、解除から1か月が経過して雰囲気が変わったと感じられることがあれば教えていただきたいと思います。

【知事】
 この春、避難指示が解除された区域に、この1か月間、何度か伺っております。そこで一番感じるのは、まだ一部ですが、人の動きや雰囲気、にぎわいが着実に進んでいるということです。富岡町では、運動場で野球を楽しんでいる方々がおられました。これまでの6年間、富岡町において、晴天の下で野球を楽しんでおられる姿を残念ながら見ておりませんでしたので、その姿は私にとって非常に印象的でした。まだ、一部の方しか戻っておりませんし、避難先と富岡町や浪江町を行き来しているという方もおられ、様々な状況にありますが、一人でも多くの方が安心してふるさとに帰ることができるよう、様々な施策を国、県、自治体、関係機関が一体となって進めていきたいと思います。

(終了)

【問合せ先】
1 浪江町の山林火災について
⇒ 危機管理部災害対策課 電話024-521-7194
 (モニタリングに関すること)
  危機管理部放射線監視室 電話024-521-8492
 (風評に関すること)
  総務部広報課 電話024-521-7124

2 受動喫煙の防止について
⇒ 保健福祉部健康増進課 電話024-521-7640

3 ウォークビズについて
⇒ 文化スポーツ局文化振興課 電話024-521-7159
 (立ち会議に関すること)
  保健福祉部健康増進課 電話024-521-7640

4 避難指示解除について
⇒ 避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8439