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知事記者会見 平成29年7月3日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年7月5日更新

知事定例記者会見

■日時 平成29年7月3日(月)10:00~10:20
■会場 応接室

【質問事項】
1 安倍首相の福島県訪問について
2 東京電力旧経営陣の強制起訴初公判について
3 東京都議選の結果について
4 米の全量全袋検査について
5 豪雨への対応について
6 介護人材の確保について
7 アーカイブ拠点施設等について
8 直木賞候補の佐藤巌太郎さんについて

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【質問事項】

1 安倍首相の福島県訪問について

【記者】
 土曜日の総理の訪問についてお伺いします。かなり駆け足で何か所か回っていかれましたが、知事は今回の訪問でどのような成果があったと思われますか。

【知事】
 安倍総理が、1日に福島県を訪問されました。川俣町の山木屋「とんやの郷」開所式への参加、特別養護老人ホーム「いいたてホーム」での入所者や職員との交流、飯舘村や川内村の飲食店での懇談など、各地で住民の皆さんと交流されました。特に、川俣町山木屋地区と飯舘村は、今年の3月31日に避難指示が解除されて3か月が経過したところです。このタイミングでの首相の訪問は復興へ向けて努力を続けている町や村にとって、大きな後押しになったものと考えております。
 特に、介護人材の関係ですが、避難指示が解除された地域においては介護の体制が厳しい状況にあります。このため、今年の5月30日に私自身が厚生労働省、復興庁等に介護人材確保に向けた単独案件としての要望活動を行いました。また、6月8日の政府予算対策においても吉野復興大臣等に重ねて要望し、前向きな返答を頂いておりました。今回、安倍総理が来福されて、その際に、就職準備金の引き上げや、人手を出してくれる全国の施設に対する支援への前向きな発言を頂きました。これまでの福島県の声、思いを政府として真摯に受け止めていただいたものと理解しており、大変心強く思っております。

【記者】
 総理の訪問先は、今回も前回も、知事のおっしゃるところの光と影のうち、光の方にかなり偏っている印象を受けますが、もし、次回、総理が訪問される場合、どのようなところを見ていただきたいでしょうか。

【知事】
 福島県は、特に避難指示区域であった地域においては、まだまだ厳しい現状があります。この春に避難指示が解除されたからといって、住民の皆さんが直ちに戻れる状況にはありません。総理も当然そうした状況は認識されていると思います。今後もこのような福島訪問を総理大臣、復興大臣を始め、閣僚の方々に続けていただけるものと考えておりますが、避難指示区域において、前に向かって頑張っている部分と併せて、厳しい現状や課題を実感していただき、その上で、県の施策と併せて国の施策として、真の復興再生に向けた取組を進めていただきたいと考えております。

2 東京電力旧経営陣の強制起訴初公判について

【記者】
 先週の金曜、東京地裁で、東京電力の旧経営陣の強制起訴として初公判が始まりました。かなり長期化することが見込まれる中で、知事としてどのようにその裁判を御覧になっていて、今後どのようなことに期待するか、お考えをお聞かせください。

【知事】
 訴訟に関することですので、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。いずれにしても、東京電力はあらゆるリスクを想定して福島県民の安全・安心を最優先に、また、作業員が安定的に安心して働くことができるよう、廃炉に向けた取組を確実に進めていただきたいと考えております。

3 東京都議選の結果について

【記者】
 昨日の東京都議会選挙で、都民ファーストが躍進する一方、与党の自民党が大敗するという結果になりました。安倍政権に対して非常に厳しい見方が都民から出ていると思われますが、知事としてはどのように感じられましたでしょうか。

【知事】
 昨日来の報道を拝見しておりました。当選された方々が都民の皆さんの思いをしっかりと受け止め、その役割を果たしていかれることが何よりも重要だと考えております。特に、福島県にとって、東京都は2011年の東日本大震災以降、福島県からの避難者受入れを始め、様々な復興支援を継続していただいております。また、今後は、2020年、東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都と福島県のより密接な連携が必要だと考えております。引き続き、東京都議会や東京都執行部を含め、都全体として福島県復興へ向けた理解と支援を継続していただけることを期待しております。

4 米の全量全袋検査について

【記者】
 先週、県産米の全袋検査について、来年産の米から体制を見直すことも含めて検討するという方針を示されました。この検査については賛否両論、様々な意見がありますが、この体制を永久に続けていくことができないのは確かです。知事は今後の方向性についてどのようにお考えですか。

【知事】
 米の全量全袋検査は、今年で6年目を迎える中、ここ2年間は基準値を超過する米は検出されておりません。「安全対策」として、所期の目的どおり取り組んでいますが、一方で、今後の検査について、先を見据えた方向性を出して欲しいという意見も出されており、検討する時期に来ていると考えております。検査の関係者を始め、様々な方から意見を頂戴しながら、今後の方向性を丁寧に検討していきたいと考えております。

【記者】
 関係者の中には、検討するのはいいけれども、来年まではしっかりやると明言して欲しいという声もありますが、いかがですか。

【知事】
 様々な御意見があると思います。ただ今の御意見もあります。検査の方向性については、関係者の皆さんの意見をお聞きして、検討すべき点が様々ありますので、総合的に勘案しながら検討を進めていくことが何よりも重要だと考えております。

【記者】
 米の全量全袋検査についてお伺いします。今後の検討で「継続する」という判断もあるかもしれませんし、一方で、「縮小」なりの見直しになるかもしれませんが、県もしくは国として、何か安全宣言のようなものが必要かどうかについて、知事の現時点でのお考えがあればお聞かせください。

【知事】
 全量全袋検査については、現時点でも様々な御意見があります。また、これから関係者の皆さんから丁寧にお話を伺ったり、状況に応じて消費者へのアンケート調査、そういったものも踏まえながら、丁寧に検討を進めていきたいと考えておりますので、現時点で御質問いただいたことについては、具体的にどうという状況にはないことを御理解いただければと思います。

5 豪雨への対応について

【記者】
 今、会津地方を中心に、福島市でも雨が降っていますが、気象台によると、新潟・福島豪雨の時に似ているという指摘もあります。今日の雨の状況に対して、県民にどのように注意を呼び掛けて、県としてどのように対策を取っていきますか。

【知事】
 先ほどの部長会議でもこの件について確認したところです。現時点で大雨の状況、そして台風が発生しており、今週半ばにかけて日本列島にかかる可能性がありますので、まず、県の関係部局間で情報共有し、現地との意思疎通を行い、適宜対応していくことを確認したところです。
 県民の皆さんには、今回の大雨は非常に規模が大きく、危険であることを認識いただいて、例えば、むやみに河川等に近づかない、あるいは家の中で様々な情報を見ていただくなどの注意喚起を、市町村、関係機関の力も借りながら進めて、警戒していきたいと考えております。

【記者】
 去年の台風10号による岩手での被害や、更に前の広島の土砂災害など、避難指示や勧告が遅れたり、周知が徹底できないことによって、とても大きな被害がありました。また、そのようなことを受けて、気象庁でも避難勧告を改定しました。これらを踏まえて、避難指示や勧告を出す自治体に対して、早めの勧告を呼び掛けるなど、県として、どのようにこれから関係づくりをしていきたいとお考えですか。

【知事】
 近年、日本全国でそのような豪雨を始め、大きな災害が頻発しております。その際の反省や経験を踏まえて、今、御質問にもありましたが、国や気象台の対応が変わりました。どのように変わったかについては、県として既に昨年来、自治体や関係機関、団体に連絡しております。今は有事の状況です。今日、大雨があり、今週半ばにかけて台風3号がやってきますので、特に避難指示を出す自治体には、当事者の立場で緊張感を持って、新しい制度の中でどのように迅速、的確に対応するかを、改めて助言する必要があると考えております。

6 介護人材の確保について

【記者】
 介護人材の確保については、知事の要望活動が実ったと思いますが、全国から被災地に人を呼ぶためには、お金の部分だけではなく、どのように強みを打ち出していこうとされているのか、どのようなPR方法を考えているのか教えてください。

【知事】
 今、御指摘いただいた点は非常に重要です。施策として打ち出しやすいのは、一定の金銭的な支援をより多くするといった財政支援がどうしても中心になってしまいます。しかし、福島県の避難指示区域であった特殊な地域に対して、例えば介護人材を全国から集めることは、たやすいことではありません。そこで、現在、国や自治体、関係機関と共に進めていこうと思っているのが、意欲のある方に実際に現場に来ていただいて、その状況を生で見ていただくものです。既にこの取組を始めていますが、来ていただいた方は、非常に心が動かされると思います。今後、そのような機会をより増やして、実際に見ていただくことによって、介護の能力を他の地域でいかすのか、あるいは福島でいかすのか、そのようなモチベーションにつながると考えています。そういったものもやりながら、財政的、制度的支援、あるいは受入れの時の便宜を高めるなど、総合的な施策を行い、介護人材の確保を進めていきたいと考えております。

【記者】
 どこどこの施設に行きたいとなった場合に、マッチングは県や復興庁が間に入るのでしょうか。どのようにイメージされていますか。

【知事】
 具体的なことはこれからですが、今回の介護人材の確保は、一つの自治体だけ、また、一つの施設だけではできないものと考えております。したがって、広域自治体である県と、今一緒にやろうと頑張っていただいている復興庁などの国と共に、そのようなところをサポートしていくことが重要だと考えております。

7 アーカイブ拠点施設等について

【記者】
 アーカイブ拠点施設についてお伺いします。2020年度の開設を目指していますが、2020年は東京オリンピックが開かれる年で、この年に開設を目指す意義を再度教えていただけますか。

【知事】
 現在、復興祈念公園、アーカイブ拠点施設、それぞれの基本計画等を作り、今後の整備スケジュールをまとめているところです。特に2020年は、東日本大震災、原発事故からちょうど10年という節目の年に当たり、また東京オリンピック、パラリンピックが開催される大事な年です。この2020年に向けて、復興祈念公園とアーカイブ拠点施設の整備を一定程度進めて、多くの方々に見ていただく、特に国内外の方々に福島の復興がここまで進んだという部分と、一方で、残念ながら10年経っても課題が残って苦しんでいる、その光と影を両方丁寧に発信できる場にしなければならないと考えております。

【記者】
 アーカイブ拠点施設に関しては、県のコンセプトがはっきりしないとか、収集が少し遅れているなどの批判の声を知事も認識されていると思いますが、あと3年しかありません。このまま時期ありきで、急ごしらえで施設をつくると、復興が進んだという誤ったイメージが伝わってしまう恐れもあるかと思いますが、どのようにお考えでしょうか。

【知事】
 アーカイブ拠点施設の整備では、もちろん2020年という節目も大事ですが、やはり、丁寧に整備を進めていくことが重要だと思います。また、御質問にもありましたが、誤解されるようなものをつくってしまっては、元も子もないことになってしまいますので、福島県がこの10年間経験してきた記録や記憶を広く収集し、それを未来に向けて、国内外に向けて、発信していく中心拠点という基本コンセプトを踏まえ、これからの3年間、時間は限られていますが、最大限いい形で進めて発信できるように努力を重ねていきたいと思います。

8 直木賞候補の佐藤巌太郎さんについて

【記者】
 文学賞の直木賞に福島出身の佐藤巌太郎さんがノミネートされました。作品自体も福島、会津について書かれたもので、授賞されれば盛り上がると思いますが、知事としての受け止めをお伺いします。

【知事】
 佐藤さんが直木賞にノミネートされ、最近、様々な報道で取り上げられておられます。佐藤さんが少し緊張した面持ちで、驚きながらも名誉だと感じておられるという姿を拝見して、このような賞にノミネートされる方が故郷に出てきたことを誇らしく思っており、また、結果を期待しております。これからも、このような著作活動等を続ける中で、福島県の歴史的なものを含めた様々な魅力を発信していただくことを期待しております。
(終了)

【問合せ先】
1 安倍首相の福島県訪問について
⇒ 避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8436

2 東京電力旧経営陣の強制起訴初公判について
⇒ 危機管理部原子力安全対策課 電話024-521-8054

3 東京都議選の結果について
⇒ 総務部政策調査課 電話024-521-7018

4 米の全量全袋検査について
⇒ 農林水産部水田畑作課 電話024-521-7359

5 豪雨への対応について
⇒ 危機管理部災害対策課 電話024-521-7194

6 介護人材の確保について
⇒ 保健福祉部保健福祉総務課 電話024-521-7216
  保健福祉部社会福祉課 電話024-521-7196
  保健福祉部高齢福祉課 電話024-521-7162

7 アーカイブ拠点施設等について
⇒ 文化スポーツ局生涯学習課 電話024-521-7784

8 直木賞候補の佐藤巌太郎さんについて
⇒ 文化スポーツ局文化振興課 電話024-521-7154