平成21年度版福島県男女共同参画高校生副読本に関する用語等解説です
用語等解説
【アンペイドワーク/unpaid work】
「家事って、だれの仕事?」参照
【HDI(エイチディーアイ)】
「女性の社会参画 こんなに違うの? 」参照
【M字型曲線】
「なぜ違うの? 男女の賃金 」参照
【エンパワーメント/empowerment】
力をつけること。個々の女性が自ら意識と能力を高め、政治的、経済的、社会的及び、文化的に力を持った存在になること。1995年の北京女性会議の主要課題。
【家族経営協定】
「みんなで築こう 男女共同参画社会 」参照
【グラス・シーリング/glass ceiling 】
「ガラスの天井」の意味で、女性の能力発揮を妨げ、企業における上級管理職への昇進や、労使団体における意思決定の場への登用を阻害している見えない障壁のことをいう。
【クォータ制/quota】
「女性の社会参画 こんなに違うの?」参照
【合計特殊出生率】
「進んでいます 少子高齢化」参照
【国際婦人年/International Women's Year 】
1972年第27回国連総会において、性差別撤廃に向けて世界的規模の行動をもって取り組むために、1975年を「国際婦人年」とすることが決議された。
【GEM(ジーイーエム)】
「女性の社会参画 こんなに違うの?」参照
【ジェンダー/gender】
「ステレオタイプで決めつけてない?」参照
【ジェンダーバイアス/gender bias】
社会のあらゆる場面に存在する、ジェンダーにかかわる偏りをいう。社会の仕組みや人々の行動様式、意識など、さまざまなレベルにおいて、明示されたものであれ、暗黙のものであれ、性による区別や男女の非対称的な扱いがなされている。
【セクシュアル・ハラスメント/sexual harassment】
「お互いに性を尊重しあおう」参照
【セクシュアリティー/sexuality 】
人間の性や性行動に関わる心理や欲求、意識の総体を指すことば。セックスが生物学的な性別を指すのに対して、社会的・文化的・心理的な面を含めて、より広く性的なものを指す。
【潜在的カリキュラム】
教職員の言動や学校における活動を通して、意図的ではないにしても、結果として一定の意識や態度を伝えていること。男女を必要以上に区別しジェンダーにとらわれた男性像、女性像を子ども達に伝えていることなどを指す。
【男女混合名簿】
「みんなで築こう 男女共同参画社会 」参照
【デートDV】
「お互いに性を尊重しあおう」参照
【ドメスティック・バイオレンス(DV)/domestic violence】
「お互いに性を尊重しあおう」参照
【ポジティブ・アクション(積極的改善措置)/positive action】
過去における社会的・構造的な差別によって、現在不利益をこうむっている集団(女性や人種的な少数弱者など)に対して、一定の範囲で特別な機会を提供すること等により、実質的な機会均等を実現することを目的とした、暫定的な措置。 男女共同参画社会基本法第2条第2項では、「積極的改善措置」として次のように定義している。「(男女共同参画に関し)男女間の格差を改善するため必要な範囲内において、男女のいずれか一方に対し、当該機会を積極的に提供することをいう。」
【メディアリテラシー/media literacy 】
メディア内容を視聴者や読者が無批判に受け入れるのではなく、主体的かつ客観的に解釈し、選択し、使いこなす能力のこと。また、メディアを使って表現する能力をも指す。
【ユニバーサルデザイン/universal design】
「ユニバーサル(すべての、普遍的な)」と「デザイン(計画、設計)」の2つを組み合わせた言葉であり、はじめから、すべての人の多様なニーズを考慮し、年齢、性別、身体的能力、言語などの違いにかかわらず、すべての人にとって安全・安心で利用しやすいように、建物、製品、サービスなどを計画、設計する考え方のこと。
【リーガルリテラシー(法識字)/legal literacy】
自分にはどんな権利があり、その権利を行使するために、どのように手続きすればよいかを理解する能力、つまり、そのための法律や関連制度の存在を知り、その知識を使いこなすことのできる能力のこと。
【 リプロダクティブ・ヘルス/ライツ/reproductive health/rights】
性と生殖に関する健康・権利。1994年の国際人口開発会議(カイロ)で提唱された考え方で、女性が生涯を通じて、自らの体について自己決定を行い健康を享受する権利のこと。子どもを産む、産まない、いつ何人産むかなどを選ぶ自由、安全な妊娠・出産などが含まれる。