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知事記者会見 平成27年12月7日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年12月8日更新

知事定例記者会見

■日時 平成27年12月7日(月)10:00~10:11
■会場 応接室

【質問事項】
1 復興公営住宅の整備について
2 楢葉町の避難指示解除について
3 全日本総合バドミントン選手権大会における富岡高等学校出身者の活躍について
4 平成28年度税制改正大綱(固定資産税の減免措置)について

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【質問事項】

1 復興公営住宅の整備について

【記者】
 一昨日の新聞の一面トップに県の復興住宅の整備計画の支援業務報告書のことについて批判的な報道がありましたけれども、知事もお読みになったと思うのですが、実際にですね、避難指示解除準備区域の住民の意向調査について、3,000万円という税金を使いながら、意向調査をしながらですね、そうした結果を積極的な広報をせずにですね、時の政権の、政府の政策もコロコロと変わっていたかもしれませんが、避難終了を急ぐ政策にですね、県が合わせたのではないかという疑念も出されていますけど、このことについて、少し知事の御見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

【知事】
 結果報告書の関係でありますが、市町村に対して、説明会を実施して、配布をしているところでございます。この市町村が策定をする整備計画の参考資料としてまとめたものであると聞いております。県としては、復興公営住宅の整備計画を策定していく中で、様々な情報というものを収集しながら、適切な対応をしたものと考えております。

【記者】
 そうすると、この問題に取り組んでおられる弁護士さんが言っておられるように、国の帰還を急ぐ政策に決して合わせたという、住民の意向を無視したものではないという、それはそういう批判には当たらないとお考えですか。

【知事】
 私どもとしては、各市町村の、特に避難区域の市町村の状況というものを色々な形で常に把握しております。その一環として、この計画というものを整理をして、そして、それを我々なりの判断の一助にしたということでございますので、何か特に国と云々ということではないと私は捉えています。

【記者】
 今の関連で、最初の一次整備計画が発表された、これは知事が副知事の時代だったと思いますが、確か2013年の6月にですね、復興推進本部会議の中で3,700戸整備するということで報告が初めて明らかになったと思うのですが、この時の積算の根拠の中にですね、例えば、楢葉町とか田村市といった解除の準備区域というのは入っていないのですね、数字としてはですね。これ情報公開請求で開示していただいて、入っていないことは確かめているのですが、これについては一旦、意向調査で聞いている以上、聞いた人に対してですね、入っていないのだということを説明すべきだったのじゃないでしょうか。

【知事】
 そういった具体的なお話については、担当部局にお問い合わせいただきたいと思います。

2 楢葉町の避難指示解除について

【記者】
 5日で楢葉町の避難指示解除から3か月経って、帰還率がおよそ5%という形で、明日、知事も視察すると思うのですけれども、この5%の帰還率の数字をどう受け止めていて、どういった支援が今後必要になってくるのか、知事のお考えをお聞かせください。

【知事】
 楢葉町が避難指示解除から約3か月が経ちます。いまだ戻られる住民の方がまだ少ないというのは現実ですし、帰還はまだまだこれからというのが現状だと思います。
 明日、私は楢葉町と広野町の方に、実際に現場に入ります。広野町は比較的早いタイミングで解除がされましたが、御承知のとおり、広野町の帰還も決して順調・スムースであったという訳ではありません。初期の段階では、中々、住民の皆さんが戻らなくて、今、半数近くになっているかと思いますが、そこに至るまでに一定の道のりがあったと思います。
 楢葉町の場合は全町避難であったということもありますので、より難しい部分というのが間違いなくあると思います。実際に9月に避難指示を解除する段階では、国、県、町合わせて、できる限りの準備を整えてはいますが、まだまだ足りないということを、明日も実際、自分自身でも見ることができると思います。
 そういったものをまた現場で確認しながら、楢葉町と一緒になって、また国にも全面的に協力をしてもらいながら、より帰還が進めやすいような、安心して帰れるような環境づくりを進めていきたいと思います。特にその中で、医療施設の準備を、今急いで鋭意取り組んでいるのですが、そうしたものが住民帰還の一助になると思いますので、この整備も着実に進めていきたいと思います。

【記者】
 楢葉の帰還に関して、この間、丸川環境大臣と会って受け入れたエコテックの話で、今後、帰還に向けて、一番、町長も心配しているのがちゃんとした対策で、帰還意欲の低下というところを懸念していましたけれども、この辺り、知事もう一度改めてお話をお聞かせください。

【知事】
 先般、国に対して、容認という考え方を伝えました。その上で今後大切になるのは、まず搬入について、施設を国有化するということがございます。また、安全協定の締結、国が今後策定する輸送計画、こういったものの確認というものを通じながら、併せてその期間に、国が関係の地域あるいは住民の皆さんに丁寧に説明をしていく中でそういった理解を得て、帰還の阻害になるようなことが無いよう、国に対してしっかり求めますし、また県も自治体と共に、できる限り丁寧に対応していきたいと考えております。

3 全日本総合バドミントン選手権大会における富岡高等学校出身者の活躍について

【記者】
 富岡高校出身の桃田選手がバドミントンの日本一に輝いたということで、これに対しての知事のお考えをお聞かせください。

【知事】
 今回の全日本のバドミントン選手権大会で、桃田選手が優勝、そしてダブルスにおいても富岡高校出身のペアが準優勝ということで、すばらしい成績を収められました。
 桃田選手、そしてダブルスで準優勝したお二人は、正に震災後に避難生活、猪苗代での生活というものを送りながら、練習を必死にやられたメンバーです。そういう意味で、あの富岡高校が、以前の富岡高校のままの環境で練習していた訳でなくて、非常に厳しい状況の中を、ある意味、耐えながら練習に打ち込む中でこういった偉業を成し遂げたということ、本当に福島県の誇りだと思っております。
 さらに今後、リオのオリンピック、2020年の東京オリンピックと道が続いていきます。是非、日本のバドミントンのトッププレーヤーの一人として、これからも福島出身、福島・富岡高校の出身ということで、全力を発揮して良い成果を収めていただけることを期待しております。

4 平成28年度税制改正大綱(固定資産税の減免措置)について

【記者】
 甘利経済再生担当大臣が中小企業の支援としてですね、固定資産税を減免して設備投資を促すという方針をテレビ番組で語ったのですけれども、一方で固定資産税というのは地方自治体の収入源になっているという側面もあってですね、この点、知事はどのように受け止めていますでしょうか。

【知事】
 私自身は詳細な部分を伺っている訳ではないのですが、固定資産税は市町村にとって非常に重要な基幹財源であります。そういった税の減免によって、設備投資を促進するというのは一つの方策ではあると思いますが、同時にその場合、固定資産税で減額した部分について、国としてどういった財政措置を講じるかということをセットでないと、中々施策を進めていくことは難しい部分があると思います。
 また、市町村も大きな市もありますし、小さな町や村もある。そういった市町村ごとの特性というものもありますので、今後国がどういった考え方を打ち出していくのか、それをまず注視をする。かつ地方財政措置を全体としてマクロ・ミクロで担保することが、こういった施策推進に当たっては過去も取られてきましたし、重要であると思いますので、そういった点についても留意をして、場合によっては申し上げるべきことを申し上げていきたいと考えております。

(終了)

■内容についてのお問い合わせ先
 復興公営住宅の整備について
  ・復興公営住宅の整備計画策定支援業務に関すること
  → 避難地域復興局生活拠点課 電話024-521-8617
  ・復興公営住宅の整備に関すること
  → 土木部建築住宅課 電話024-521-8049

 楢葉町の避難指示解除について
 → 避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8439

 全日本総合バドミントン選手権大会における富岡高等学校出身者の活躍について
 → 文化スポーツ局スポーツ課 電話024-521-7795

 平成28年度税制改正大綱(固定資産税の減免措置)について
 → 総務部市町村財政課 電話024-521-7061

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