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知事記者会見 令和8年8月3日(月曜日)

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年8月10日更新

【知事発言】

1 熊本地震に関する御報告について

 熊本地震に関連し、県民の皆さんに対して御報告させていただきたいと思います。
 先週から、日本赤十字社福島県支部において、災害義援金の募集を開始しており、福島県のホームページでも案内・周知を行っているところであります。
 また、今後、県庁の本庁舎、西庁舎及び北庁舎玄関ホールに募金箱を設置し、義援金を受け付ける予定です。
 お寄せいただいた義援金については、日本赤十字社を通じて被災された方々へお届けいたします。
 また、災害ボランティアについてお知らせします。
 災害ボランティアについては、現在、被災地の各市町村で受入体制を整えているところであり、一部市町村においては、8月1日から受け入れが開始されています。
 詳細を確認でき次第、福島県や福島県社会福祉協議会のホームページにおいて、窓口の案内・周知を行う予定です。
 ボランティアへの参加を希望される場合には、電話での問い合わせは控えていただき、ホームページやSNSを御覧いただいて、募集の情報を事前によく確認していただければありがたいと思います。

【質問事項】

1 熊本地震の人的支援等について

【記者】
 熊本地震についてお伺いいたします。
 先週の火曜日に熊本地震が発生しましたが、それを受けて知事はどのように思われて、その上で、人的・物的支援について、これまでどのようなことをされたか教えてください。

【知事】
 先週発生した令和8年熊本地震により、犠牲となられた方々に、深く哀悼の意を表しますとともに、被災された多くの皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 明日で地震発生から一週間となります。
 今も余震が続いており、連日、厳しい暑さが続く中、多くの方々が不安な気持ちを抱えながら、避難生活を余儀なくされています。現在、被災地では、関係の皆さんがライフラインや道路等の復旧に向け、昼夜を問わず、懸命に復旧作業等に当たっておられます。
 熊本県では、10年前の地震でも大きな被害がありました。
 私自身、その翌年の平成29年2月と令和6年11月に熊本県を訪問し、一生懸命に復旧・復興に取り組んでおられる熊本県の皆さんのお姿を直接拝見してきたところです。
 そのような中で発生した今回の地震は、東日本大震災を始め、度重なる大規模災害に見舞われた福島県の姿と重なるところがあり、本当に心が痛む思いです。
 現在、職員派遣による被災地支援については、国の応急対策職員派遣制度に基づき、総務省及び全国知事会が中心となって調整が行われています。全国知事会の阿部会長からも、「熊本県からの要請があれば、迅速に職員派遣を行えるよう、予め準備を進めてほしい」という連絡を受けております。
 福島県としては、先週、危機管理室員会議を開催し、職員派遣への対応や必要な支援物資の確保状況等を改めて確認したところであり、今回の地震で被災された皆さんが一日も早く元の生活を取り戻すことができるよう、要請を受け、速やかに支援を行ってまいります。
 次に、災害派遣精神医療チーム「DPAT」と保健師等チームについては、全都道府県に対して派遣の打診があり、本県では、いずれのチームも派遣可能と回答しております。今後、具体的な要請があれば速やかに被災地へ派遣いたします。
 災害派遣医療チーム「DMAT」については、現時点で本県に派遣要請はありませんが、待機基準に基づき、要請があれば出動できるよう、準備を整えております。
 その他のチームについても、国等から派遣の要請があれば、速やかに対応してまいります。

【記者】
 今の回答の確認ですが、派遣の要請はまだ無く、現時点で、県から熊本県に派遣されている者はいないが、要請があればすぐに出られるような準備をされているということでよろしいでしょうか。

【知事】
 そのとおりです。

2 酷暑の中の災害対応について

【記者】
 熊本地震に関連してお伺いいたします。
 被災地は本当に酷暑で、暑い中の避難に皆さん大変な思いをされています。特に避難所にクーラーが設置されていないために避難所を開設できなかったという自治体のケースや、開設してもクーラーがないというケースもありました。昨日には、車中泊で女性が亡くなったということも発表されたと思います。
 こういった猛暑・酷暑の中の避難によって二次災害を起こさないための対策を改めて確認する必要があると思いますが、どのようにお考えかをお聞かせいただけますでしょうか。

【知事】
 まず、東日本大震災以降の本県における防災対応については、様々な状況等に応じて柔軟に対応できるよう、準備を進めているところです。
 一方で、今の猛暑・酷暑といった状況の中で、冷房設備等が十分かというと、まだ足りていないところはあるかと思います。
 実際には、市町村に避難所を開設していただきますが、クーラー等を備えているところもありますし、まだ十分でないというエリアもあろうかと思います。
 今回の熊本地震における現地の御苦労や状況等を十分に踏まえ、市町村の避難所において、より環境が整うように対応していくことが重要であると思います。
 また、県においても、どういった対応を進めていくことで、より良い形で避難生活を送ることができ、命を守ることができるのかについて、改めてしっかり整理をしていく必要があると考えております。

3 熊本県に避難されている方の安否について

【記者】
 熊本地震に関連してお伺いします。
 原発事故によって、福島県から熊本県に避難されている方がいらっしゃると思います。
 安否確認を進めていると思いますが、まだ何人か連絡が取れていない状況だと思います。
 その方々への今後の対応をお伺いします。

【知事】
 東日本大震災と原発事故により、本県から熊本県に避難されている方の安否については、避難元の自治体と連携しながら、電話や現地訪問により確認を行いました。
 現時点で被害等の情報は入っておりません。
 県と避難元自治体から連絡が取れる方には安否確認を行い、無事を確認できております。
 今後とも、こういった方々の状況に留意しながら、福島県としての対応を考えていきたいと思います。

4 熊本地震の県の対応について

【記者】
 熊本地震について、明日で発生から一週間となります。具体的に今後要請されるとすれば、福島県に対してはどのような対応が求められ、どのような準備をされているのか、具体的にお伺いします。

【知事】
 全国知事会、あるいは各県の知事同士でも連絡を取り合っているところです。
 熊本県の木村知事、また、全国知事会長である阿部知事からも、「避難所の運営や、被害を受けた建物等の確認、様々なサポートのために人的な支援が県及び自治体において必要だ」というお話を受けております。
 本県は、平成23年の東日本大震災を始め、令和元年東日本台風、令和3年・令和4年の福島県沖地震等、この15年間の中で自然災害に次々と見舞われ、職員も経験を積んできております。
 能登半島地震においても、そうした経験をいかし、職員を派遣しているところであり、積極的な職員派遣等を通じて、是非、熊本の皆さんのお役に立てるように努力をしていきたいと考えております。

5 消費税減税の議論について

【記者】
 先週、高市総理が改めて消費税率1%の方針を正式に表明されました。
 地方税収に大きく関わる部分だと思いますので、改めて知事の受け止めと、今、自民党内で議論が続けられておりますが、どういったところを注視していきたいかをお聞かせ願います。

【知事】
 一連の状況を注視しているところであります。
 消費税の時限的な引き下げに当たっては、地方への影響額を十分に考慮し、地方自治体の減収に対しては必要な財源を確実に措置するよう全国知事会を通じて求めているところであります。
 消費税は、社会保障の財源や地方交付税の原資にもなっており、仮に消費税の減税が行われた場合、県民の皆さんの暮らしや地方財政にも影響を及ぼすことが考えられます。
 このため、今後、代替財源の確保や将来世代の負担、地方行財政サービスへの影響等に十分配慮した丁寧な議論を行っていただきたいと考えております。

6 「福粕花」について

【記者】
 「福粕花」についてお伺いします。
 昨年度、「福粕花」として認定され、出荷された頭数は346頭となり、当初、令和10年度に300頭の出荷を目指すとしていた目標を大幅に前倒しで達成しました。
 最近では、東京の飲食店で「福粕花」をメニューに採用する動きが出てきているようですが、「福粕花」の広がりへの期待感をお伺いします。

【知事】
 福島牛の「福粕花」は、福島県で酒粕を食べて育ったオリジナルブランド牛であり、現在、県内外においてPRを進めているところです。
 おかげさまで、二つ評価されている部分があろうかと思います。
 一つは、酒粕をパウダー状にして牛に食べてもらうことで、非常に良い形で酒粕が吸収されるという特性があること、これをまず御理解いただいています。
 また、プロの方々、例えば料理をしておられる方や、バイヤーの皆さんに実際に食べていただきますと、旨味、香りの良さといったおいしさのほか、脂も十分のっているのですが、くどくないという「福粕花」ならではの特性も御理解いただき、品質に対する評価を頂いているところです。
 そういった中で、県内外で「福粕花」に対する需要が増えており、また、生産についても、生産者の皆さんに頑張っていただく中で、好循環が生まれてきております。
 私自身、一昨日、郡山で「福粕花」等のPRのためにトップセールスを行ったところですが、地元の皆さんにもだいぶ浸透してきたことを実感しております。
 これからも、首都圏等も含め、多くの方々に福島牛「福粕花」のブランドを浸透させるための広報を行っていきます。
 一方で、高い品質を維持していかなければいけませんが、特にこの猛暑の中で、生産者の皆さんも酷暑対策をしっかり行わないと、牛の品質はどうしても低下してしまいます。
 今年度の当初予算においても、畜産業者に対する県の財政的支援を積極的に手当てしておりますので、活用していただきながら、福島牛「福粕花」の持つ良い特性をいかし、安定的に出荷できるように取り組んでいきたいと考えています。

【記者】
 クオリティを担保しながらは難しい部分もあるのかもしれませんが、今後、生産頭数・出荷頭数を拡大していくようなお考えはありますでしょうか。

【知事】
 現在の需要と供給の状況は、良い意味で計画を上回る勢いということもありますので、今後、どういった形で品質を維持しながら生産を拡大し、また、それを安定的に継続していくことができるか、そして、需要も継続的に維持していかなければいけませんので、そのバランスを見ながら、今後の生産の在り方を前向きに検討していきたいと考えています。

 

7 民間の施設を防災拠点として活用することについて

【記者】
 熊本地震の件に関連して、イオンモール熊本で爆発事故が起きましたが、イオンモールは防災拠点としての役割を自治体から認められ、全国の約140の自治体と包括連携協定を結んでいます。
 このように民間の施設を使った災害時の拠点づくりが広がってきている中で、関係者の方にとっては衝撃が大きかったと思います。
 今回の件を受けて、今後、民間の施設を防災拠点として活用する上での考え方やスタンスがこれまでとは変わっていくことになるでしょうか。

【知事】
 はじめに、イオンモール熊本の爆発事故によって犠牲になられた方に、深く哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 今回の事案は、LPガスを使用していたという一部報道がありますが、詳細については調査中であります。
 イオンに限らず、福島県においては、高圧ガス及びLPガス設備設置に係る許認可等を県が所管しておりますので、それぞれの法令に基づいて、監督官庁として定期的な検査等を実施しているところです。
 現時点では、イオンモール熊本の事故原因等は不明でありますので、今後、事故原因等の詳細が明らかになった段階で、必要な対応を検討していきたいと考えております。
 また、防災協定については、ショッピングセンターや、スーパーマーケット、民間の施設等、様々な方々と防災に関する協定を幅広く締結しているところです。
 有事の際には、その地域において総力を結集して対応していかなければなりませんので、今後とも、こうした防災協定をより広げていき、いざという時に、有機的に即時に連携が取れるようにしていくことが重要だと考えております。
 今回の事案は、爆発の原因が明確ではありませんが、その状況が明らかになれば、福島県内で同じようなガス設備を扱うところが、同様の事案を生じさせないように、必要な対応を講じていくということになろうかと思います。
 また、こうした防災拠点は、地震や津波への対応をしっかり検討しながら整備されていると思いますので、県としては、防災のために一緒に取り組んでいきたいという産官学民からの様々な申出がありましたら、これからも継続して連携していきたいという思いです。


(終了)

【知事発言】
1 熊本地震に関する御報告について
 →保健福祉部社会福祉課 電話024-521-7196 

【質問事項】
1 熊本地震の人的支援等について
 →危機管理部災害対策課   電話024-521-7741
  保健福祉部保健福祉総務課 電話024-521-7216
2 酷暑の中の災害対応について
 →危機管理部災害対策課 電話024-521-7741
3 熊本県に避難されている方の安否について
 →企画調整部避難地域復興局避難者生活支援課 電話024-521-8629
4 熊本地震の県の対応について
 →危機管理部災害対策課 電話024-521-7741
5 消費税減税の議論について
 →総務部財政課 電話024-521-7027
  総務部税務課 電話024-521-7066
6 「福粕花」について
 →農林水産部農産物流通課 電話024-521-7356
  農林水産部畜産課    電話024-521-7362
7 民間の施設を防災拠点として活用することについて
 →危機管理部災害対策課 電話024-521-7820
  危機管理部消防保安課 電話024-521-7719