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知事記者会見 令和3年12月20日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年12月24日更新

【質問事項】

1 新型コロナウイルス感染症について

【記者】
  新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、岸田首相が医療従事者と高齢者施設入所者の接種間隔を従来の8か月から6か月に、また一般の高齢者については7か月に短縮するという方針を示しました。全国知事会でも、(接種間隔)基準の明確化をこれまで求めてきていると思いますが、この国の方針を受けて、県としての対応を伺います。

【知事】
  先週金曜日、国は8か月以上の経過を待たずに追加接種を実施する場合の接種対象者等を整理し、各自治体に連絡を行いました。
  前倒しの対象となる、医療従事者等、高齢者施設等の入所者及び従事者、通所サービス事業の利用者及び従事者並びに病院または有床診療所の入院患者については2か月の前倒し、その他の高齢者については、2月以降の対応となりますが、1か月の前倒しとされたところです。
  この追加接種の前倒しについては、これまでの全国知事会の要請や自治体からの要望に沿った対応をしていただいたものと評価しています。今後も、関係機関と連携してワクチン接種が円滑に進められるよう取り組んでまいります。
  このように接種間隔を前倒しする場合には、市町村において対象者の把握や接種体制の再構築が必要となります。このため、早急に具体的な接種計画を策定する必要があることから、ワクチンの配分スケジュールを早期に示すこと、また、必要となるワクチン量を確実に供給することを政府に求めているところです。

【記者】
  確認ですが、基本的にはこの政府方針に沿って、本県としても、なるべく前倒しをして進めていくという考えでよろしいでしょうか。

【知事】
  はい。そのとおりです。

【記者】
  新型コロナウイルスワクチンについてですが、追加接種に加えて、5歳から11歳の(接種について)まだ正式決定ではないものの、早ければ2月(から実施)という話があります。
  自治体からは、高齢者の追加接種と時期がかぶってしまうということで、その辺りの対応方針をどう決めていくかというような苦悩の声も聞かれました。
  その辺り、県として国に求めていくことや、対応等、検討状況があれば伺います。

【知事】
  先月17日に厚生労働省は、小児(5歳以上11歳以下)の方へのワクチン接種について、早ければ令和4年2月頃から接種できる可能性があるとし、その想定で自治体の接種体制の検討及び準備を進めるよう事務連絡を発出しました。
  県としては、こうした国の動向を注視しながら、今後、接種対象が拡大される場合には、円滑に接種が進められるよう、市町村を支援していく、これがまず基本的な考えです。
  また、先週の金曜日、堀内ワクチン担当大臣とオンラインでの意見交換を行いました。その際、私から全国知事会の意見として、子どもたちに対するワクチン接種についてお話をしたところですが、その内容は、今お話がありましたとおり、今後、高齢者の追加接種の前倒しと、それから子ども向けのワクチン接種の時期がちょうど重なってくる可能性が高いということです。そうしますと、市町村のワクチン接種体制が、もともと追加接種を行うことだけでも大変なのに、加えて前倒しがある。さらに、子どもたちの接種が加わる。それぞれ極めて重要な対応となりますので、こういった点について、今後、具体的に様々な課題というものが浮かび上がってこようかと思います。そういった点を政府にしっかり認識をしていただき、市町村が円滑かつ着実にワクチン接種を行うことができるよう、対応してほしいという考えを申し上げたところです。
  今後、市町村からの御意見を伺いながら、具体的な課題をお示ししていきたいと思いますが、ただその前提は、先ほど申し上げた、追加接種の具体的な供給計画を示していただくことと、子どもたちに対する(接種の)方向性を早期に決めていただくこと、この2点が重要だと考えています。

【記者】
  あわせて、今日から接種証明アプリ等も公式に発表され、市役所の窓口等でも紙ベースの交付等が始まります。この活用について、県として、どういった取組を進めていきたいか、考えがあれば伺います。
 
【知事】
  ワクチン・検査パッケージ等について、そういったもの(接種証明書等)が今後使われていく可能性があろうかと思います。まず、各市町村においては、それぞれの実務での御苦労もあろうかと思いますが、円滑に準備し、対応していただくことを期待しています。
  また、このワクチン・検査パッケージですが、基本は感染が拡大した際に使われるものですので、いい意味で、検査パッケージが使われなくても通常の日常生活が営めるような状況にする、つまり、県民の皆さん、事業者の皆さんが力を合わせて、基本的な感染対策をしっかり講じて、穏やかに年末年始を迎えることができるよう、これからも是非呼び掛けていきたいと考えています。

2 大阪市北区のビル火災を受けた対応について

【記者】
  先週、大阪で雑居ビルの火災がありました。総務省は全国の3万の類似施設に対して緊急点検を行うよう指示を出したという報道もあります。福島県内としては、そのような類似の施設が何棟あるのか把握されていれば教えてください。また、今後同じような火災を県内でも起こさないために大切なことについて、どのように考えているか伺います。

【知事】
  今回の大阪の事案でありますが、深刻で重大な事案だと受け止めています。犠牲になられた方、被害を受けられた方に心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。
  こうした案件を受けまして、政府からそれぞれの自治体における類似の状況について、しっかりと把握するようにというお話を頂いており、現在、各市町村、特に消防機関と連携して現状把握を進めているところです。これらについて整理をしてから、また皆様にお示しするという段階があろうかと思います。

3 第26回世界バドミントン選手権大会における富岡高校出身選手の活躍について

【記者】
  (第26回世界バドミントン選手権大会において)バドミントンの男子ペアが優勝したことについて、知事の思いを伺います。

【知事】
  第26回世界バドミントン選手権大会男子ダブルスで初優勝を果たされた保木卓朗選手、小林優吾選手、また混合ダブルスで準優勝を遂げられた渡辺勇大選手、東野有紗選手の活躍を大変うれしく思います。
  世界選手権という権威のある大会において、7名の富岡高校出身の選手が出場され、優勝、準優勝というすばらしい成績を収められたことは、県民にとって大きな喜びであります。この快挙は、福島県内のアスリートにとっての大きな励みとなり、選手の皆さんのここに至るまでの御努力は、すばらしいお手本となります。今後も、富岡魂を胸に、世界の舞台で活躍されることを心から期待しています。

4 県民割プラスについて

【記者】
  県民割プラスの対象エリアの拡大についてですが、隣県でも対象エリアの拡大が始まっていますが、現在の県の検討状況と、今後の方向性について伺います。

【知事】
  まず、県民向けの県民割プラスの対応です。国の制度改正によって、1月以降の事業実施については、ワクチン・検査パッケージを活用しながらということになっています。宿泊施設等や県民の皆さんへの周知も必要となりますので、できるだけ早くお知らせできるように、まず準備を進めてまいります。
  また、隣県等への拡大の在り方ですが、オミクロン株など、今後の感染状況を注視しながら、現在、検討を進めているところです。

(終了)

 

【問合せ先】

○質問事項
1 新型コロナウイルス感染症について
→新型コロナウイルス感染症対策本部(保健福祉部地域医療課) 電話024-521-7238

2 大阪市北区のビル火災を受けた対応について
→危機管理部消防保安課 電話024-521-7190

3 第26回世界バドミントン選手権大会における富岡高校出身選手の活躍について
→文化スポーツ局スポーツ課 電話024-521-7795

4 県民割プラスについて
→観光交流局観光交流課 電話024-521-7287