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知事記者会見 平成27年7月6日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年7月7日更新

知事記者会見録

■日時 平成27年7月6日(月)10:00~10:15
■会場 本庁舎2階応接室

【質問事項】
1 東京オリンピック・パラリンピックについて
2 危機管理基本方針について
3 2015FIFA女子ワールドカップサッカーについて
4 福島12市町村の将来像に関する有識者検討会について
5 新たな懲戒処分の公表基準について
6 Jヴィレッジについて
7 楢葉町の避難指示解除について

知事記者会見 平成27年7月6日 動画を見る

【質問事項】

1 東京オリンピック・パラリンピックについて

【記者】
 遠藤五輪担当大臣が、福島、本県で競技というものに関して前向きな御発言をされました。これに関しまして受け止めということと、福島の復興と絡めて国の方からこうした予選をやることに前向きな声が出てきたということで、県としてどういうふうに取り組んでどうしていきたいか、この点についてお聞かせください。

【知事】
 遠藤大臣の御発言は大変ありがたいと受け止めております。2020年の東京オリンピック・パラリンピックにおいて、一部競技種目が福島県で開催される。これが実現されれば、福島県の復興に弾みがつくものと考えております。今後はまず追加種目の状況というものをしっかり注視をしながら、県として適時適切に対応をしていきたいと考えております。

2 危機管理基本方針について

【記者】
 先日以来聞いている県の危機管理基本方針の件なのですけれども、知事もおっしゃっているとおり、方針を作るだけでは意味がないということで、今後の対応こそが重要だと思うのですけれども、現時点でこの危機管理基本方針を受けて、その対応ですね、訓練であるとか、研修についてどの程度まで考えているのかと、あとは知事として、どういった訓練、対応が必要かというのを改めてお聞かせいただきたいと思います。 

【知事】
 先日、危機管理基本方針を策定いたしました。おっしゃるとおり、方針を作ることが目的ではなくて、それをきちんと実践できること、しかも実践をし続けていくことが何よりも大切だと考えております。
 例えば、研修、実際の訓練、こういったものも必要だと考えておりますので、今後実施をしてまいりますし、県職員、人数も多い訳でございます。そういったメンバーの一人一人にこの危機管理の意識ですとか、日頃の気づき、そしてよどみない情報交換、そういったものが当たり前のようになされる県としての文化が育んでいけるように私自身も努力をしていきたいと考えています。

3 2015FIFA女子ワールドカップサッカーについて

【記者】
 福島ゆかりの選手の多いサッカー「なでしこジャパン」ですね、アメリカに敗れて準優勝となりましたが、知事の御感想を聞かせてください。

【知事】
 二大会連続でワールドカップ優勝ということにはなりませんでした。その点は残念に感じておりますが、なでしこジャパンの選手に本当に良く頑張っていただいたと思います。
 この場を借りまして、なでしこジャパンの選手の皆さん、監督、スタッフ、そして関係の皆さんに対して、よく最後の最後まで頑張ったという労いの言葉と敬意を表したいと思います。
 特に、福島はJFAアカデミー福島の山根選手、菅沢選手、さらにマリーゼに在籍をしていた鮫島選手、有吉選手といった福島ゆかりの選手が大会全体を通じて、躍動して活躍をしてくれました。こういったゆかりの選手、あるいはなでしこジャパンの選手の活躍というものが、福島の県民の皆さんに、元気、勇気あるいは頑張ることの大切さ、こういったものをしっかりと教えていただいたものと考えております。
 我々はこれを大きな「アシスト」と受け止めておりますので、これからもあきらめることなく、最後まで復興に向かって頑張る、この思いを胸に努力をしていきたいと考えております。

4 福島12市町村の将来像に関する有識者検討会について

【記者】
 先週末なのですけれど、12市町村の将来像の検討会がありまして、素案というものが示されて、知事も今後の議論のたたき台になるというふうにおっしゃいましたが、この夏中に12市町村の将来像の策定に向けて、今後の作業をどのように県として進めていきたいのかお尋ねしたいと思います。

【知事】
 先週末にこれまでの検討会の成果ということで、提言素案が比較的厚い形でまとまってまいりました。この中で、国の責任というものがしっかりと盛り込まれているという点など、一定の評価をしているところでございます。
 ただ、個々に見ていきますと、まだまだ議論すべき点もあろうかと思っております。
 今後、特に大事な主役は12の市町村ということになりますので、市町村長の意見を改めて伺い、県も市町村と同じ立場に立って、国に対して、この提言の素案をより良い形にし、それが今後の避難区域の復興の大きな柱になるようにしっかりと取りまとめに参加をしていきたいと考えております。

5 新たな懲戒処分の公表基準について

【記者】
 先週なのですが、県の職員の方の懲戒処分に対する公表基準というのを策定されました。基準を使わないにこしたことはないですけれど、今後、基準を作ったのに当たって、どのような県政運営を進めていきたいのか改めてお聞かせください。

【知事】
 懲戒処分につきましては、今般、新たな懲戒処分の公表基準を策定いたしました。大事なのは県民の公務に対する信頼の更なる確保、そして職員の服務規律の一層の保持だと考えております。
 全職員がこういったことに関わらないようにしっかりと自らのなすべき仕事をなしていくこと、こういった新しい県文化というものをしっかり作っていかなければいけないと考えておりますし、私自身も先頭に立って全体を引っ張っていきたいと考えています。

6 Jヴィレッジについて

【記者】
 なでしこジャパンの話も出ましたけれど、Jヴィレッジに関して、今月からおそらく本格除染も始まる予定だと思いますし、東京五輪の話もあります。Jヴィレッジに関して、色々計画は出ていますけれども、その後、具体的に東京オリンピックに向けて、こうしていきたいというような、何か知事としてのイメージがあればお聞かせ願いますでしょうか。

【知事】
 今、正に12市町村の将来像の議論をしています。この中で象徴になってくるのが、一つはふたば未来学園高等学校、そしてもう一つがJヴィレッジだと思います。
 Jヴィレッジは元々は青々とした芝生が広がるピッチ、この天然芝が10面あるすばらしいナショナルトレーニングセンターでした。ところが原発事故後、劇的に変貌して、今は東京電力等が原発事故収束に当たる最前線の基地ということで見る影もない状態になっています。
 しかしこのJヴィレッジをこれから数年かけて、除染をし、改めてまず原形復旧をしつつ、またより機能を強化していくというプランがまとまっております。当面は2018年に一部開業し、2019年までに完全に復元をさせていくという計画を私どもで持っておりますが、これを実施していくことそのものが、避難区域が本当の意味で復興できるのだ、復興するのだということを目指すシンボルになってくるかと思います。
 あの青々とした芝生、2018年、19年以降、オリンピックの代表合宿も含め多くの方々が当たり前のように訪れてピッチの上で躍動する、そしてそれを見る観客の皆さんが笑顔で応援できる、そういった象徴の回復に向けて、県も東京電力、国と力を合わせてしっかり取り組んでいきたいと思います。

【記者】
 Jヴィレッジのですね、2020年五輪には現状回復というか、さらに強化して、先ほどもオリンピックで追加種目という話もあって、まだまだ全然決まってないとは思うのですけれども、知事としては、Jヴィレッジを東京五輪で活用する、サッカーだとは思うのですけれども、そういう御意思というかそういう希望というのはあるのでしょうか。

【知事】
 Jヴィレッジは、元々ナショナルトレーニングセンターという指定を受けていまして、正にサッカー、男子・女子ともにですが、日本代表選手が合宿をしていただけるポジションでありました。それを是非復元をして、例えば2019年以降、本格的な代表合宿に使っていただくということが我々の強い希望であります。
 この思いは既に日本サッカー協会、あるいは国の関係部署にもお伝えをしてありまして、現時点では日本サッカー協会としては、Jヴィレッジがきちんと復元するということがもちろん前提になりますが、是非日本代表の合宿をJヴィレッジで行いたいということを明言していただいていますので、あとはまずハード、そして安心してそのように練習していただける環境を回復していくことが我々の大事な仕事だと考えています。

7 楢葉町の避難指示解除について

【記者】
 楢葉町の避難指示解除に関して、今日午後ですね、高木副大臣が役場、楢葉町・いわき市の方へ説明しに行きますけれども、一度お盆前に表明を明らかにしてから、地元の方ではまだ早いのではないか、もう少し生活環境が整ってからという声もあって、それを踏まえての今日の話だと思うのですが、そのあたり知事はどのように受け止めていますか。 

【知事】
 県は、これまで楢葉町と同じ立場に立って、例えば、町議会の全員協議会ですとか、あるいは住民懇談会などに国や町と共に出席をして、楢葉の町民の皆さんの声に耳を傾けてまいりました。
 今日、一定の方針が今後出てくる訳でございますが、解除は到達点ではなくて、むしろ解除されることが復興のスタートラインだと考えております。住民が安心して暮らすことができる環境づくり、これを国、町あるいは各企業の皆さん等と力を合わせて、県が力を尽くしていくことが何よりも大切だと考えております。

(終了)

■内容についてのお問い合わせ先
  1 東京オリンピック・パラリンピックについて
  → 企画調整部文化スポーツ局文化振興課 電話024-521-7312 

  2 危機管理基本方針について
  → 危機管理部危機管理課 電話024-521-8652 

  3 2015FIFA女子ワールドカップサッカーについて
  → 企画調整部地域政策課 電話024-521-7119 

  4 福島12市町村の将来像に関する有識者検討会について
  → 企画調整部避難地域復興局避難地域復興課 電話 024-521-8436 

  5 新たな懲戒処分の公表基準について
  → 総務部人事課 電話024-521-7033 

  6 Jヴィレッジについて
  → 企画調整部エネルギー課 電話024-521-7116 

  7 楢葉町の避難指示解除について
  → 企画調整部避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8439

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