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知事記者会見 平成27年8月3日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年8月5日更新

知事記者会見録

■日時 平成27年8月3日(月)10:03~10:10
■会場 応接室

【質問事項】
1 福島第一原子力発電所3号機のがれき撤去について
2 福島第一原子力発電所のサブドレン計画について
3 公文書開示請求制度について
4 TPP交渉について
5 地方創生について
6 知事の休暇について

知事記者会見 平成27年8月3日 動画を見る

【質問事項】 

1 福島第一原子力発電所3号機のがれき撤去について

【記者】
 昨日ですね、3号機の大型がれきの撤去が無事終了したということですけれども、これに対して、改めて知事、これで廃炉・燃料取り出しに向けては前進したのかなと思うのですけれども、まだまだ遠い道のりだと思うので、今回のことをどう受け止めているか教えてください。

【知事】
 今回、3号機の使用済燃料プールから、燃料交換機、大型がれきの取り出しが無事に完了いたしました。
 7月末には、第一原発の1号機の建屋カバーの解体ということもございましたが、こういった一つ一つがしっかりと進んでいくということが、第一原発の廃炉・汚染水対策の進捗に向けて大切な一歩になると受け止めております。
 東京電力、そして国においては、引き続き、安全を最優先にして、慎重かつ万全の体制で進めていただきたいと考えております。 

2 福島第一原子力発電所のサブドレン計画について

【記者】
 先月、福島第一原発のサブドレンの井戸から海に水を放出する計画について、相双漁協の方で容認されまして、いわき漁協も近くだと見られているのですけれども、中々難しい決断だと思うのですけれど、県としてどのようにこの問題に対応していくのか、また漁業者の方をどう支えていくのかについてお願いします。

【知事】
 サブドレン計画についてでございます。
 汚染水対策が進展をして、漁業の、水産業の復興が少しでも進むのであればやむを得ないとの思いから、漁業者の皆さんが苦渋の決断をされようとしております。
 国、東京電力は、その苦渋の思いを真摯に受け止めるべきであると考えています。
 県としては、廃炉安全監視協議会によりまして、浄化設備の現場確認を行いますとともに、運用に関する安全性について確認を行い、国、東京電力に対し、必要な意見を申し上げてまいります。

3 公文書開示請求制度について

【記者】
 先に情報公開請求の件でですね、ちょっと解釈の誤りなどをめぐりまして、一部、本当は公文書なのに一時的に公開されていなかったという件がありまして、今後そういった解釈の誤りが出ないように、今後どのように情報公開について体制づくりをしていかれるかについて伺いたいのですが、お願いします。

【知事】
 公文書の取扱いについては、請求をされた趣旨を十分に踏まえて、適切な情報公開制度の運用を図っていくことが大切でございます。今後とも情報公開の在り方というものをきちんと進めていけるよう、全庁を挙げて対応していきたいと思います。

4 TPP交渉について

【記者】
 先週末にかけてなのですけれど、TPP交渉の閣僚会合がハワイの方で開かれまして、大筋合意に関しては見送りになりました。ただ、県内の農業関係者の方々をはじめですね、交渉の行方を見守っておりまして、近く妥結するとなっても、どのようなものになるのかということで、非常に関心を高く持っていらっしゃいます。
 改めて、知事としてですね、今回、政府に対して、どのような姿勢で交渉に臨んでいただきたいのかをお願いいたします。

【知事】
 TPP交渉につきましては、地方の基幹産業である農林水産業の再生強化に向けた対策を講じること、そして国民に対して十分な情報提供を行うこと、さらに被災地域の復興に最優先で取り組むことなどについて、全国知事会等とも連携をしながら、国に求めてまいりました。
 いよいよ、TPP交渉も大詰めという状況でありますので、今後とも国に対して、国民への十分な情報提供と明確な説明を行うことを求めますとともに、交渉の動向、国の動き、想定される影響等について注視をしてまいります。 

5 地方創生について

【記者】
 概算要求に向けてですね、地方創生の新型交付金の規模、石破大臣が1千億円規模というふうにこの間の全国知事会でもおっしゃっていたかと思うのですが、一部の知事からは、1千億円では規模が少ないのではないかということで、ちょっと拍子抜けしたというような声が聞かれていると伺っております。
 今回の地方創生の新型交付金について、知事はどのようにお考えなのか、改めてお伺いいたします。

【知事】
 先週の全国知事会でも地方創生の論議、石破大臣をお迎えして、非常に活発に行われました。
 各県が今、「地方創生を進めなければ危機なのだ」という非常に強い危機意識を持って取り組んでいるのが印象的でした。
 そういう中で、今回の新型交付金の概算要求の額については、知事会として、あるいは我々としての要望を下回るものであり、そういう意味で今後の地方創生の推進に対してどうなのだという懸念を持っております。
 年末の予算編成に向けて、全国の知事、知事会と歩調を合わせて、政府に対して、より充実した地方創生に対する支援というものを求めていきたいと考えております。 

6 知事の休暇について

【記者】
 知事の夏休みは、どうされるのかお伺いします。そしてまた、どうしたいということをお聞かせいただければと思います。

【知事】
 まだ夏休みをどう取るかということが確定している訳ではないのですが、県職員全体も色々な意味での疲れもありますので、私も含めて、きちんと心身の健康というものを取り戻せるような夏休みにしたいと思っております。御承知のとおり、非常にスケジュールが立て込んでいるので、まず休みを取るところからしっかり進めていきたいと考えております。

【記者】
 「取り戻す」ということは、若干心身の健康を失いつついあるということですか。

【知事】
 知事に就任してから8か月を超えて、もう9か月に近づいてきている訳ですが、常に走っているという実感がありますので、時々、メンテナンスをしなければいけないという自覚も持っております。

(終了)

■内容についてのお問い合わせ先
 福島第一原子力発電所3号機のがれき撤去について
 → 危機管理部原子力安全対策課 電話024-521-7255

 福島第一原子力発電所のサブドレン計画について
 → 危機管理部原子力安全対策課 電話024-521-7255

 公文書開示請求制度について
 → 総務部文書法務課 電話024-521-7083

 TPP交渉について
 → 企画調整部企画調整課 電話024-521-8627

 地方創生について
 → 企画調整部復興・総合計画課 電話024-521-7809

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