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知事記者会見 令和3年10月18日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年10月21日更新

知事定例記者会見

■日時 令和3年10月18日(月曜日)10時00分~10時25分
■会場 応接室

【質問事項】
1 衆議院議員総選挙について
2 新型コロナウイルス感染症について
3 岸田新総理の福島県訪問について

令和3年10月18日 福島県 知事  動画を再生する

 

 

【質問事項】

1 衆議院議員総選挙について

【記者】
  明日、衆議院選挙が公示されます。岸田首相も県内で第一声を行う予定になっていますが、課題が山積する本県の復興を前進させる上で、知事として今回の衆院選に期待することについて伺います。

【知事】
  今回の選挙はコロナ禍という困難にある中、今後の日本の方向性を決める重要な選挙となります。
  各党においては、国民の声をしっかりと受け止めながら、喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症の収束と経済の再生、そして、福島県にとっての最優先課題である東日本大震災・原発事故からの復興を始め、外交、安全保障、社会保障の問題、さらに地方創生など、日本が抱えている様々な課題の克服にしっかり取り組んでいただきたいと考えています。

【記者】
  知事が今話された、福島にとって最重要課題である復興・創生の問題についてはどのような論争の深まりを期待されるのか、知事の考えを伺います。

【知事】
  特に福島県の場合は、地震、津波という自然災害に加えて、原発事故、原子力災害という重い課題を抱えています。
  この複合災害からの復興という意味で、福島県は今、(復興の)途上にあります。(東日本大震災から)10年7か月が過ぎましたが、(福島県は)完了形ではなく進行形です。各政党の候補者の皆さんには、こうした思いを是非しっかりと持って、共有していただき、これから続く中長期の復興に向けた意味を自分の政党としてどう加速させていくのかということを、選挙戦の中で示していただくことを期待しています。
  この複合災害からの復興というものは長い年月がかかります。これは福島の問題ではなく全国の問題であると考えています。また、諸外国もそのように受け止めています。各候補者には、こういった点をしっかり念頭に置いていただいて、論戦が行われることを期待しています。

【記者】
  衆議院選挙に関連して、先ほど全国の問題として福島の問題を捉えてほしいということですが、いわゆる処理水の問題については、自民党総裁選では一定程度議論になりましたが、その後、衆院選の公示に向けて、若干のトーンダウン(となっている状況)は否めないと思います。この点については、本来的には国政選挙ですので、国民的な議論をする場であるはずであると思いますが、どういった論戦を期待するのか伺います。

【知事】
  現在、各政党の公約等について我々も確認していますが、ALPS処理水についてそれぞれの方向性が示されていることを確認しています。
  その上で大切なことは、それぞれの政党の考え方について、国民の皆さん、あるいは特に関わりの強い福島県や(その)周辺県の方々がどういった考え方をするかということだと思います。
  今後、公示があった後、こういった点についての論戦の機会が増えてくると思いますので、各候補者においては、自分自身の考え方を、それぞれの政党の考え方も踏まえて明確に示していただくこと、またマスコミの皆さん等において、そういった点について掘り下げて報道していただくことも、今回このALPS処理水の問題が「福島プロブレム」ではなく、「ジャパンプロブレム」なのだということを、国民の皆さんに共有し、考えていただく大切な機会になると考えています。

【記者】
  もう1点関連して、これはキャラクターの問題でもあると思いますが、市町村の首長を含めて、特定の候補者や政党に対して応援するような方も少なくないわけですが、その辺りについて知事の考えを伺います。

【知事】
  私自身は知事に就任して以来、それぞれの選挙において、直接対応したことはありません。

【記者】
  それ(について)は、どういったポリシーがあってのことか伺います。

【知事】
  私自身が1期目に出馬する際、福島の復興・再生というのは全ての政党において共通した認識であったかと思います。私自身が「県民党」ということで出馬し、多くの方々と正にスクラムを組みながら、この7年間、福島の復興・再生に力を尽くしてきました。そういった出発点を大切にしていますので、先ほど申し上げたような行動を継続しているところです。
       
【記者】
  コロナ禍においての選挙戦の在り方について伺います。
  今回、コロナ禍での初めての衆院選ということで、各陣営で個人演説会などを縮小したいというように、人流の増加に配慮した選挙戦になることが予想されますが、一部で、ドライブスルー演説会などを行うような話も聞いています。この辺り、どのような在り方が適切、ふさわしいかということについて、知事の考えを伺います。
         
【知事】
  新型感染症の第5波は、全国的にある程度の落ちつきを見せています。一方で、北海道あるいは青森県等を見ても、また新たな増加の傾向というものも見られております。本県においても、久しぶりにクラスターが発生しました。
  したがって、今回の選挙戦を行う上で、新型感染症対策と両立することは必須だと思います。こういった点は各候補者自身が十分に認識されていると思います。ただし、人と人との距離をとる、ソーシャルディスタンスをとるということが、候補者が選挙活動をする上で大きなマイナスの部分もあろうかと思います。そういった点を工夫するために、ドライブスルー方式、あるいは密閉された空間での個人演説会を極力控える、演説会を行う場合も入場制限をかけて少ない人数のもとで行う、さらに、SNS等を活用して、できるだけオンラインで政策を訴える、こういった御努力を各候補者が続けておられると思います。
  今回、極めて大事な衆議院選挙です。国民の皆さん、県民の皆さんの多くの方に投票していただく一方で結果として、新型感染症についても今の落ちついた状況が継続されることがベストだと思いますので、各候補者においては非常に御苦労があろうかと思いますが、感染対策との両立に万全を期していただきたいと考えています。
       

2 新型コロナウイルス感染症について

【記者】
  新型コロナウイルス感染症について、県内でも全体的には減少傾向、収束傾向にある中で、昨日(新たな)クラスターの発表がありました。これは知事がいつも話されている、「気を抜くとリバウンド(してしまう)」ということの一例かと思います。今回感染してしまったのは仕方ないと思いますが、(感染防止へ向け)改めてどのようなことに気をつければ良いのか、また、県としてどのように対応していくのかについて伺います。

【知事】
  ただいまの御質問について、スライドを使いながらお話をします。
  まず、各種の指標ですが、福島県では、2週間前、1週間前、そして本日と、全体として改善傾向にあります。ステージ2以下の状態にあり、例えば、病床の使用率、重症者用病床の使用率、また10万人当たりの療養者数も、2週間前、1週間前と比べても好転しているという点は、非常にうれしい傾向だと受け止めています。
  ただし、この指標の中でも留意すべき点があります。それが、10万人当たりの直近1週間の新規陽性者数が、1週間前と現時点で同じレベル(となっており)、いわゆる下げ止まりの傾向が見られるということです。ここまで、例えばまん延防止等重点措置、あるいは県独自の集中対策を講じ、それによって順調に下がってきましたが、ある程度下がってくる中で、下げ止まりの傾向が続いているということに留意をする必要があろうかと思います。
  そのような中、昨日、県南保健所管内において、久しぶりに新たなクラスターが発生しています。一度こういったクラスターが発生すると、また大きな感染拡大につながりかねないことから、我々としては緊張感を持って受け止めています。
  そこで、県民の皆さんに基本対策の徹底をお願いしていますが、今日改めて、感染再拡大、リバウンドを防止するために大切な点として三つを強調してお話したいと思います。感性の再拡大、リバウンドは何としても防いでいかなければいけません。この前提があってこそ、現場の医療が、今後に向けてしっかりと再生することが可能となるし、併せて、地域経済の維持再生との両立が可能になります。
  そこで、強調したい三つの内の一つ目は、「十分な換気」です。昨日今日と急激な冷え込みが続いています。寒くなると、少し換気がしづらいという雰囲気が出てくるかと思いますが、やはり換気の悪い密閉空間は集団感染のリスク要因の一つです。窓を開けてこまめに換気をすること、できれば二つの方向の窓を開けて空気を流すことが重要だと思います。これから寒い季節になりますが、もちろん(窓等を)全開にしてくださいということではありません。ある程度の幅で結構ですので、窓を開けてこまめに換気をすることが一つ目のポイントです。
  二つ目は、「体調の管理」です。県民の皆さんにお願いしているのは、朝、自分の体温を確認するということです。恐らく今、感染が落ちついてくる中で、少しこの習慣がおろそかになる方もいるかもしれません。そのような中で、体調の管理、一番分かりやすいのは体温ですが、少し風邪のような症状がある場合、こういった時には、登校、出勤、会食を控えていただきたい、学校には行かない、会社には行かない、また、仮に当日約束があった場合でも会食はキャンセルしていただきたい。体調が悪いと思ったら自分の行動を控えて、早めに医療機関に相談をし、受診していただくことがリバウンド防止に極めて重要です。かかりつけ医、あるいは受診相談センターに気軽に相談をしていただければと思います。
そして、どうしてもリスクが高まるのは、会食する場合です。ただ、いろいろな状況の中で、もし、会食をするのであれば、マスクの着用をお願いします。また、感染対策が徹底された、このオレンジ色のステッカー認定店は、非常に数が増えてきていますので、外食する場合は、ここを是非活用していただければと思います。
  ポイントは、会話をするときのマスクの着用です。もちろん飲食店ですので、お食事を楽しんだり、あるいは、飲物を飲んだりする際はマスク外していただいて結構なのですが、比較的、会話を長めにされる際は、是非マスクをつけていただいて会話を楽しむ、黙食、あるいは会話のときにマスクを継続されるだけでリスクが格段に減ります。
  どれだけリスクが減るのかということを具体的なデータでお話ししますと、(スライドを指し)先週お示しした国立感染症研究所のデータです。この上の方は既にお示ししておりますが、ここの部分について今日新しく追加しています。会食の際にマスクをつけないと感染リスクは3.92倍、約4倍です。どうしてもお酒を飲んだり会食したりしていますと、皆さんは、大きな声で元気に、にぎやかに話をしてしまう(ことが多い)。その際、会話を楽しんでいただいて結構なのですが、マスクをするとしないとで、これだけ違うのです。
  したがって、確かに着脱が少し面倒というお気持ちも分かりますが、こういった具体的な数字も頭に置いていただいて、マスクをつけて、リスクを下げながら会食を楽しんでいただくことが基本対策です。
  会食に行かないでくださいと言っている訳ではありません。行った場合には、こういった点について留意をしていただきたいというお願いですので、こういった点についてまた(報道の)皆さんのお力もお借りしながら、県民の皆さんに(基本対策を)浸透させ継続をしていくことが重要だと思います。
  今日改めて、換気、体調の管理、それからマスクをつけての会食時の会話、この3点をお話させていただきました。よろしかったら、それぞれのメディアさんを通じて、県民の皆さんにお伝えいただければ幸いです。
       

3 岸田新総理の福島県訪問について

【記者】
  昨日、岸田首相が来県されましたが、知事として、意見交換や要望などを行ったことがあれば伺います。
       
【知事】
  昨日、岸田総理が福島県を訪問されました。浪江町の東日本大震災慰霊碑を訪問され、亡くなられた方々への弔意を示されました。また、東京電力福島第一原子力発電所、道の駅なみえ、双葉駅周辺の復興状況などを視察され、ふるさとに帰還された方や、移住された方とも意見を交わされました。
  震災と原発事故から10年が経過していますが、福島県の復興はいまだ途上にあります。今回、(岸田総理には)就任から間もなく福島県を視察して、県民の皆さんを励ましていただきました。この度の訪問は、福島の復興に対する岸田総理の強い思いの表れであると受け止めています。
  岸田総理においては、複雑で困難な課題を抱えている本県の実情、現状を我が事として捉え、真剣に向き合うとともに、閣僚全員が復興大臣との意識の下で、全閣僚一丸となって福島の復興と地方創生の推進に力を尽くしていただくことを期待しています。
  また、私自身が(岸田総理を)アテンドをさせていただきましたが、その行程の中で、福島県の中でも被災地によって、市町村によって、地域によって復興の進捗に大きな差があることと、それぞれのお考えにも幅があって、受け止め方、考え方に違いがあることを、総理にお伝えしました。また、ふるさとに戻り復興に向けて頑張っておられる方、あるいはふるさとから離れて帰ろうかどうしようか悩んでいる方、自分はふるさとには戻らないでそのまま外の地で暮らしていく、(というように)いろんなお考えの方がおられ、それぞれが葛藤を持っている。その葛藤の思いを岸田総理に強調しました。
  何か一つのシンプルな解決策があるわけではなくて、原発事故という非常に特殊な複合災害を抱えている福島であるがゆえの葛藤を御理解いただきたい、したがって処理水の問題も、正に葛藤そのものです。そういう中で、処理水の問題、帰還困難区域の、特に復興拠点外における今後の避難指示解除の在り方、具体的な数字で、帰還困難区域におけるいわゆる復興拠点のエリアは8%、残りの92%が拠点区域外で、ここの方向性がまだ見えていないということも強調させていただきました。
  さらに、福島第一原発の廃炉対策が今後20年、30年と続いていきますが、この中期、長期の間、福島県民がそういった重い荷物をずっと背負い続けたままで、風評とも戦い続けなければいけないというお話もいたしました。その上で、こういった葛藤の思いを岸田総理に正面から受け止めていただきたい、併せて、そういう福島だからこそ、政府として希望を示してほしい。葛藤を希望に変えていってほしいというお話をしました。
  例えば、今ふるさとに戻られる方、あるいは移住される方がおられますが、御承知のとおり避難区域は、原発事故前の状況と今では全く異なります。双葉町はまだ戻られている方がおられません。大熊町で数%、浪江町でようやく10%を超えたぐらいであり、震災前とは全く違う状況にありますので、やはりその地で暮らして仕事をしていくことに希望を持てるような生活環境の回復に力を尽くすことが大事であります。また、国際教育研究拠点も含めてですが、この地がこれから未来に向かって花開いていくという希望を岸田政権として明確に示すこと、正に福島の復興は岸田プロジェクトなのだというお話をさせていただいたところです。
  もちろん、岸田総理は私自身の話を真剣に聞いてくださいました。また、車座で、帰還者の方2人と移住者の方2人の4名、あと移住支援センターのセンター長も含めて5人とお話をされましたが、その時、印象に残りましたのは、総理がメモをとりながら、お一人お一人のお話を非常に丁寧に聞いておられ、(話が)2回まわったのですが、1回目も2回目もお一人お一人に対して、「今こういう話を頂きました、それに対して」ということで、一対一の対応で椅子の向きも変えながら、目を見ながらお話をされていました。聞く力をうたっておられる岸田総理ですが、正にこういったものが、総理自身の大切な資質であるということを感じましたし、実際に現場におられた皆さんは、非常に明確に印象に残ったのではないかと考えています。

 

(終了)

 

【問合せ先】

○質問事項

1 衆議院議員総選挙について
→総務部政策調査課 電話024-521-7184

2 新型コロナウイルス感染症について
→新型コロナウイルス感染症対策本部(保健福祉部地域医療課) 電話024-521-7238

3 岸田新総理の福島県訪問について
→危機管理部原子力安全対策課 電話024-521-7254
→避難地域復興局避難地域復興課 電話024-521-8439