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令和2年度ふるさと・きずな維持・再生支援事業活動成果

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印刷用ページ表示 更新日:2021年7月27日更新

実施団体概要

 団体名:特定非営利活動法人南相馬サイエンスラボ

 〒975-0002 福島県南相馬市原町区東町2−50
 電話/ファックス 0244-26-6286
 http://www.sciencelabo2011.com
 sciencelabo2011@gmail.com

事業概要

被災地の風評被害払拭を目的とした自然科学・農業食育・環境保護・歴史文化等の体験交流活動

こんなことをやりました

今年度、私たちは福島県の風評被害払拭を目的に主に南相馬市内で親子農業食育教室、市外および首都圏において親子科学実験教室を実施しました。福島県農業総合センター、福島県チャレンジインターンシップ、JAふくしま未来、南相馬市農政課などの協力を得て、南相馬市の親子と一緒に福島県のブランド米「天のつぶ」を育てました。田植え、稲刈り、脱穀および唐箕などを体験し、畑で野菜を収穫し、屋外調理を行ってみんなで食べました。ここで収穫した新米を、東京で開催された親子科学実験教室「お米ってなんだろう?」において、参加した親子と福島県の美味しいものと一緒におにぎりにして食べました。食を通じた体験は風評払拭に大いに貢献したと思います。また、それ以外に「はちみつってなんだろう?」「血液ってなんだろう?」「報徳仕法ってなんだろう?」といった複数の地域資源を活かした親子科学実験教室を只見町や首都圏で実施しました。

ねらいはここです

震災から10年が経ち、都会では震災被災地の状況はほとんど報道されていません。とりわけ福島県の農産物への不安や福島県に暮らしている人々の生活への情報不足は根強くあります。そこで私たちは南相馬市の親子と一緒に育てたお米を首都圏に持ち込んで実際にお米を炊いて食べる体験や、様々な地域資源を活かした体験教育、復興を目指した活動紹介などの情報提供を行うことで、風評被害の払拭を目指すことが狙いとしました。

こんないいことがありました

当法人が育てた「天のつぶ」と福島県の美味しいものを使っておにぎりを作る「お米ってなんだろう?」は参加者に大変好評で、風評被害の払拭に大きく貢献したと思います。また、江戸時代に奥州中村藩(現在の相双地域)が二度の大飢饉を二宮尊徳の報徳仕法を導入し、人々が一致団結して復興に取り組んだことを学ぶ「報徳仕法ってなんだろう?」も人々に震災からの復興を考える重要な機会を提供することにつながりました。

少しは失敗したけれど

新型コロナウイルスへの不安から、首都圏で会場を借りて実施する予定だったいくつかのイベントがオンライン形式に変わったことがありました。また同じ理由で発電所の見学が出来なくなり、当初予定していた「エネルギーってなんだろう?」という授業づくりが出来ませんでした。

これからこんなことをしようと思います

今年度の活動を通して、被災地の風評被害払拭や農作物の安全性を伝えるにはそれらを「食べる」体験が最も有効だと分かりましたので、次年度以降も南相馬市内での親子農業食育教室、市外や首都圏における親子科学実験教室などによる交流活動を実施し、さらに福島県の復興の状況を伝える活動を続けていきたいと考えています。

 2-a

10月11日に南相馬市内のサイエンスラボの田んぼにおいて実施した第34回親子農業食育教室「稲刈りをやってみよう!」の様子です。南相馬市農政課からデータ提供していただいた南相馬市内の水稲耕作面積の推移や全量全袋検査の結果を示した後、福島県農業総合センターの遠藤先生から天のつぶの開発に関するお話を伺い、JAふくしま未来の田部先生の指導による稲刈りを行いました。またチャレンジインターンシップの渡邉くんも手伝ってくれました。稲刈りの後は屋外でご飯を炊いて、地元の野菜を使った味噌汁を作って食べました。

2-b

12月20日に東京のNPO法人なりわいプロジェクトさんのお招きによって実施した親子科学実験教室「お米ってなんだろう?」で籾摺りを体験している様子です。南相馬市内のサイエンスラボの田んぼで市内の親子と一緒に育てた「天のつぶ」の新米を持ち込んで、お米作りが人類の文明に与えた影響や、南相馬市農政課からデータ提供していただいた南相馬市内の水稲耕作面積の推移や全量全袋検査の結果を示し、籾摺りや精米を体験し、ご飯を炊いて福島県の美味しいものと一緒におにぎりにして食べました。


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