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令和2年度ふるさと・きずな維持・再生支援事業活動成果

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印刷用ページ表示 更新日:2021年7月27日更新

 

実施団体概要

 団体名:中之作プロジェクト

 nakanosakuproject@gmail.com

事業概要

 海辺の町の風景とコミュニティを次世代につなぐプロジェクト2020-2021

こんなことをやりました

東日本大震災で津波被害を受けたいわき市中之作・折戸地区にて、建築の視点から空き家の再生やまちづくりの活動を行い、中之作・折戸地区に古くから残る伝統や地域コミュニティを維持・再生する活動。具体的には、地域の方を巻き込んだDIY教室、毎年恒例となっているつるし雛飾りまつり、インターンの大学生の研究をもとにした空き家再生勉強会などを開催。地区内の自治会や商店・医療機関などと連携しつつ、地区外や市外から新たな人の流れを取り込もうと、数多くのイベントを企画・実行した。高齢化や過疎化が進む中之作・折戸地区で先進的なまちづくりの取り組みを行うことで、内外から注目を得ることができた。新型コロナウイルスの影響でface-to-faceの活動が大幅に制限された一年だったが、オンラインツールの活用などもあり、震災後の10年間で築き上げた縁を損なうことなく、また、新しい繋がりも生み出しながら活動することができた。

ねらいはここです

いわき市東部の港町である中之作・折戸地区において、建築の視点から空き家の再生やまちづくりを行い、当地に残る古くからの生活文化やコミュニティを維持・再生を目指す。それにより、住民のシビックプライドの醸成を図る。また、当地でのまちづくりの活動が、いわき市内だけでなく、福島県内外で過疎地域のまちづくりにおけるモデルケースとなり、全国的に社会課題となっている過疎化・人口減少の解決につなげる。

こんないいことがありました

中之作プロジェクトは震災直後に設立された団体である。震災から10年という節目を迎えた今年度、地域の方から空き家の活用法について複数件の相談を受けるなど、これまでの活動がようやく結実し始めたとに感じている。また、新型コロナウイルス禍で多くの困難があったが、内容を変更しつつも例年通りつるし雛かざりまつりを開催するなど、工夫をしながらこれまで作り上げた地域コミュニティとの縁を維持することができた。

少しは失敗したけれど

新型コロナウイルスの影響により、年度当初に予定していた多くのイベント・事業が中止・変更を余儀なくされた。コミュニティの維持・再生を目指す当NPOにとって、これまでにない大きな試練となった一年だった。イベントが中止・変更となったことで、当NPOの会員を辞退する方も出るなどの影響もあった。こうした有事の際に、どうしたらこれまで通りの地域や人との繋がりを維持しながら活動するのか、さらに検討が必要である。

これからこんなことをしようと思います

・空き家情報ステーションの設立に向けた準備
今年度の事業計画にもあった空き家情報ステーションの設立準備を次年度も続けていく予定。すでに空き家情報ステーションが入居する物件は確保できているので、次年度以降は物件の改装をDIY教室を開催しながら進めていく。また、学生インターンとも連携し、中之作地区の空き家情報をさらに可視化し、相談があった方に紹介できる形にまで整えたい。

 3-a

2月に開催されたDIY教室の様子。

3-b

1月末から開催されたつるし雛飾りまつりの様子。


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