お知らせ
走行サーベイ結果について、これまで平成24年度の道路データを使用しており、それ以降に開通した常磐自動車道、会津縦貫北道路などの空間線量率が表示されていなかったため、 調査を実施した時期の道路データを使用して走行サーベイ結果を修正し、令和5年4月から順次公開しました。
・令和4年度走行サーベイ結果を修正(令和4年度の道路データを使用)しました(令和5年4月28日)
・平成26年度~令和3年度走行サーベイ結果を修正(それぞれの年度の道路データを使用)しました(令和5年6月9日)
走行サーべイ開始後に開通した主な区間
常磐自動車道 平成26年12月6日開通 浪江IC~南相馬IC、相馬IC~山元IC、
平成27年3月1日開通 常磐富岡IC~浪江IC
会津縦貫北道路 平成25年9月8日開通 湯川北IC~湯川南IC、
平成27年9月6日開通 湯川南IC~会津若松北IC
KURAMA-IIの運用
福島県では、GPS連動型空間線量率自動記録システム「KURAMA」(クラマ;Kyoto University Radiation MApping system)を利用した走行サーベイを実施しています。
KURAMAは、京都大学原子炉実験所(現、京都大学複合原子力科学研究所。平成30年4月1日改称)グループにより独自に開発されたシステムで、車両に搭載された線量率測定器で空間線量率を測定、同時に位置情報を自動的に記録することで、パソコンの地図上に行程中の空間線量率を随時表示するものです。開発の経緯については京都大学複合原子力科学研究所(外部リンク)をご覧下さい。
KURAMA-IIを用いた走行サーベイ結果
福島県では、各協力機関・団体の協力のもと、KURAMA-IIによる走行サーベイを実施しています。
KURAMA-IIによる走行サーベイでは、3秒間隔で線量率と位置情報を測定し送信し続けます。そのため測定地点の距離の間隔は一定ではなく30から100m程度となります。地域を100m×100mのメッシュに区切り、各メッシュに含まれる測定点の平均により結果を表示しています。なお、車両内での測定値は、車外の地上1mの空間線量率に補正をしています。
協力機関・団体
技術的な協力
・京都大学複合原子力科学研究所
・国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構
民間事業者協力による走行サーベイ(路線バス、事業用車両 等)
・福島交通株式会社(平成25年11月より試験運転開始。)
・会津乗合自動車株式会社(平成25年11月より試験運転開始。)
・新常磐交通株式会社(平成25年11月より試験運転開始。)
・東日本高速道路株式会社(平成26年12月より試験運転開始。)
・東日本旅客鉄道株式会社(平成28年4月より試験運転開始。令和2年3月終了。)
・日本郵便株式会社(令和元年7月より運転開始。)
各市町村による走行サーベイ
平成25年度 福島市、桑折町、柳津町、広野町
平成26年度 いわき市、猪苗代町、石川町、広野町、葛尾村、平田村
平成27年度 大玉村、葛尾村
平成28年度 郡山市、富岡町、葛尾村
平成29年度 郡山市、富岡町、葛尾村
平成30年度 郡山市、いわき市、広野町、富岡町、葛尾村
平成31年度(令和元年度) 郡山市、いわき市、富岡町、葛尾村
令和2年度 郡山市、いわき市、富岡町、葛尾村
令和3年度 郡山市、いわき市、富岡町、葛尾村
令和4年度 郡山市、いわき市、富岡町
令和5年度 郡山市、いわき市、富岡町
その他県有車両による走行サーベイ
・福島県土木部(道路パトロール)